ホーム > 詩人の部屋 > 野上 道弥の部屋 > 投稿順表示

野上 道弥の部屋  〜 投稿順表示 〜


[22] 嫌になりますね
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

苦しいものですね
惚れた人に好きな人が出来たとしても


辛いものですね
二人の笑顔を見るのも


耐えれるものですね
締めつける胸の痛みにも


笑えるものですね
そんなあなたを目の前にしても


困ったものですね
二人の幸せを喜べない自分にも


恐いものですね
こんなときに一人になるのも



逃げたくなりますね
こんな弱い自分から

 

2003/02/17 (Mon)

[23] ドライブ
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

雪が舞う夜
エンジンのうなり
規則正しい揺れ

カーステレオからは
君の好きな歌

眠ってしまうのも
よくわかるよ


君の眠りを
邪魔しないように

少しスピードを落とし
ヴォリュームを下げる

早く帰してあげないと
いけないんだけど

帰したくない
衝動にかられる


君の家まで
あともう少し

本当は君の寝顔を
もっと見ていたい



車を左に寄せて
君と手をつないだまま
少し眠ろうかな…
 

2003/02/18 (Tue)

[24] 遠く
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

遠く 遠く 離れていても
この想いがあなたに届きますように

ただそれだけ

ただそれだけなの

愛してる

この言葉をあなたに届けたいの

ただそれだけなの



私の声なんて届かないのかな

2003/02/20 (Thu)

[25] 超能力
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

僕に超能力があったなら
君の心を僕一色に塗り替えてやる

僕以外見えなくして
僕以外愛せなくしてやる

誰にも渡したくないんだ
誰にも愛させたくないんだ

例え超能力がなくても
君の心は僕が一番わかってるのに

僕は今でも君の一番の理解者なのに
今でも一番近くにいるのに

君の心は僕以外の人に向いていて
君の心は僕以外の誰かに染められている

それがわかるから悔しい
悔しくても何も出来ない


僕に超能力があったなら
 

2003/02/20 (Thu)

[26] 手袋
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

君の手袋になってあげる



そんなに冷たくなるまで僕を待ってたんだね

嬉しいよ

暖めてあげるよ

僕の手で




僕が君専用の手袋になってあげる

 

2003/02/21 (Fri)

[27] 交錯する瞬間
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

水と氷が交わる瞬間
氷は悲鳴を挙げる
水の時には挙げぬ悲鳴

同じ物であったのに
立場が違えば異なるふたつ


人も同じ
生まれた瞬間は同じでも
立場が違えば
悲鳴を挙げるか
悲鳴に愉悦を感じるか


交錯する瞬間は多々あれど
交わり等しくある永遠は
訪れることは無い



悲しく思う
 

2003/02/21 (Fri)

[28] 心の傷
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

心の傷に触れてみた

どの傷もかさぶたのまま

縫い合わせても

涙を流してる物がある

どの傷も直りが遅い

同じ傷をたくさんの人に負わせた

その人達への償い方を


私は探し続けてる

2003/02/21 (Fri)

[29] 気分転換
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

気分転換に屋根の上で

昼寝をしてみて

ゆっくりゆったり

雲の流れでも眺めつつ

一日無駄に過ごしてみよう

2003/02/21 (Fri)

[30] 心を掴んで
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

不意に君が泣き出しそうになったので
夜の海へドライヴに誘った

一晩中語り明かしたけど
君の心をまだ掴みきってない

明け方になって二人で車の中で
手を繋いで眠ったね

手と手で心の会話をしたね

でも君の心は掴みきれない

二人の間には恋心なんて在りはしない

微笑み交わしてみても君の心は掴めない


君と恋に落ちる事など望んではいないけど

君の味方になる上で

君の心の内を知っておかなくては

君の味方にはなれそうに無い


辛いね

辛いよ


また誰一人救えない無力な自分に戻りそうだ


君を助けてあげたいから

君の心を掴んでおきたい


恋とはまた違う意味で

2003/02/21 (Fri)

[31] Parfait Amour
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

人に頼る安定?
不確かさを埋める為?
何を根拠にそのような?

他人から見れば 不完全

二人の空間を埋める
Parfait Amour

完全も 永遠も 
真実さえも存在しない世の中に

二人の間にだけは溢れるほど在る

Parfait Amour

2003/02/21 (Fri)
335件中 (21-30) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> ... 34
- 詩人の部屋 -