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高級スプーンの部屋  〜 投稿順表示 〜


[37] すれすれる
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羨ましいのか
それとも
恨めしいのか
人は人とは違う
道を歩いていくけど
どうにも君が行く道ばかり
気になって
自身の生き方手つかずで
放ったらかし
自由は退屈だな

君の周囲には人だかり
僕の周りには蝿たかり
ホコリに埋もれて見てた
複雑な心境で

皆にはバレないように
こっちをそっと見た
君の表情は
なぜか複雑で
いつもの笑顔もない
僕に心辺りはないけど

常に人を想い
苦しんでる
心優しき人間と
何も考えず誰一人
大切にしない
自分勝手な人間と

隣同士で歩く二人
より幸せを感じてるのは
どちらだろう

2004/09/15 (Wed)

[38] 中略
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歴史の教科書に載らない
誰も知らない
あの人は
あの日あの時あの場所で
何を思っていたのかな

足跡さえも残さずに
去って行ったのは
何処の誰?

思い出せないよ
僕は確か
全てを
知っている筈なのに
悩んだ今日さえ
忘れてしまうのか
あぁ

小さな未来には残らない
僕を知らない
あの人は
あの日あの時あの場所で
何を思っているのかな

2004/11/30 (Tue)

[39] 見つからない
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張り詰めた部屋
片割れと二人
目を血走らせ泣いている
どれだけ互いを
傷付け合えば
応えてくれるんだ?
沈んでいく問い

こんなにも痛いのに
傷口が見つからない
私一人じゃ分からない
痛みの在り処を
答えてくれる片割れを
ずっと探してた

いつの日かと
いつの間にか
巡り会って僕は
かけがえのないものを
手に入れた
この人しか居ない
それなのに
理解り合えず
傷付くばかり

生まれ変わった時には
一つの器に
二人の魂を

片割れの流した
血を辿っても
自分とは結ばれない

黙する痛みが
辺りをさ迷うだけで

2004/09/27 (Mon)

[40] 底無しdiary
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死体の基準教えておくれよ
今この瞬間の僕は
本当に生きているのか

人には見せない
君を記した秘密の本は
幾らぐらい出せば
手に入るのかな

見せたいけれど
見られたくない
胸のモヤモヤ
持っていても
今の僕には
要らない気がする
何曜日にゴミとして
出せばいいのかな

他の全てを捨ててまで
欲しいものなんて
迷信じゃないの
真実すら疑ってしまう
この僕自体を
誰か晴らして

考えるよりも先に
君を抱きしめたいと
思ったかどうか
心の底が深くて
確かめられずにハマる

視界は曇り
そして
誰も居ない場所へと

2004/10/12 (Tue)

[41] 乖離と呪縛
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逃れられない事に気付いて
自分から離れた
しばらくしてまた
何も無かったかのように
自分に戻った

繰り返しているうちに
事態はどんどん悪化して
もう取り返しがつかないと
思った時には
動けなくなっていた

もう少し勇気を出せば
こんな事には
ならなかったかも
しれないけれど
終わってしまった
今だから
そんな考え方も
出来るんだろう
始まってしまった
今でさえ
前に踏み出せないのに

自分自身の
首を絞める両手を
振りほどく術を
忘れてしまった
言い訳が邪魔をして
思い出せないというのも
言い訳だろう

2004/10/15 (Fri)

[42] 狼煙
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逃れられないのは
背を向けるのが
嫌だからさ

戦ってるんだ
傷付くこともあるよ
嘘と本音を
バレないように混じらせて
尻尾巻いて
逃げたりもした
それでも気になって
振り返ってしまう
来た道を
皆に見つからないように
戻ってさ
喜びや悲しみと共に
再び戦場に還るんだ

休む日もある
それでも
向き合う敵が居なければ
話にならない
何もする事が無くなって
ただ死を待つばかり
怖じけづく事もある
けれど
戦う相手が居ないのは
もっと怖いよね

君が居て僕が居る
それだけで
戦う条件は揃ったもんだ

さぁ来い!

2004/10/18 (Mon)

[43] 泡沫
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アクセスしようと
クリックしたら
エラーになった

消えていた

一瞬の擦れ違い

僅かな誤差が
命運を分ける

運命とは何か
偶然なのか
必然なのか

いずれにしても
些細なもので

従うとか
逆らうとか
選択の余地はなく
隔てる垣根などなく

されど断たれる

流れの何処かに
身を潜め
過ぎゆく世界を
感じる取るのが
精一杯で

変化の最中も
変わらずに
君はそのままに
僕もこのままで
行くんだろう

僕らは瞬間を生きている

2004/10/18 (Mon)

[45] 今日はここまで
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今も生きていて
ゴメンナサイ
取って付けたような
出来損ないのクズ
考え始めりゃ
自己嫌悪ばかり
どうしようもない
だから何もしない
放置したまま
うずくまり
思考にブレーキをかける

誰に何を言われても
心が塞がり聞こえなくて
そんな時に頼るものは
宗教でもネットでもない
己自身だ

殴ってみろ
ナイフで
体を傷付けたって
心までエグれないぞ
どれだけ痛ぶったって
それじゃ
保護してるのと同じだ

嫌っている癖に
可愛くて
仕方ないんだな

どれだけ挑発しても
震えるだけの握り拳
僕の勇気
今日はここまで

2004/10/19 (Tue)

[46] ★ミ
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六十億の星
それぞれに舞台があって 物語があって その中で生きる君が居て
星は輝き宇宙を照らす その光が眩しすぎて 君は何も視えなくなった
不意に真っ暗になり また何も視えなくなった 星達は流れ どこかに消えた
取り残された 虚無と絶望漂う海で 唯一人の君は呟いた『何も視えないのに どうして闇が視えるんだろう』

あぁそうさ 君自身も星なんだ その輝きが宇宙を照らし 世界を映し出したんだ
いつか星は燃え尽き 塵となって消える それでも今 君は光り輝く
希望が全て闇に飲まれても 光は失くならない
君一人輝けば

2004/10/22 (Fri)

[47] ごめんなさい
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ごめんなさい
大切な君に
ごめんなさい

TVや新聞やラジオ
私小説から
被害にあった本人から
直接聞いた話まで
自然災害についてなんて
毎日様々な媒体が
危険なんだって
警告しているのに
いままでロクに
知ろうとしなかった
聞こうとしなかった

事態を把握してなくて
バカな事を言った僕
君の言った
「怖いよ」って
震える声を聞いて
ようやく知った

ゴメン
何も出来なくて
本当にゴメン

そんな僕に
「アリガトウ」って
君は言ってくれたけど
今は君の無事を
祈るしかないよ

今すぐに会いたいよ

2004/10/22 (Fri)
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