洗濯機に
　くたくたの
　心を入れて
　回してみよう






　柔軟剤は
　少し多め


　グルングルン
　グルグル　─‥






　大きなドラムで
　跳ねてる様子を
　ぼんやり
　眺めてる　‥








　綺麗サッパリ
　フワフワに
　軽くなーれ　。

　まだ子供の
　あたしが
　思い描いた
　未来の私は


　もっとずっと
　かっこ良くて
　キラキラしてた　‥






　子供のあたしは
　今の私を見て
　プクッと
　ふくれてるけど


　ここまで来たら
　きっと
　分かるよ　─‥






　大人の私が
　立ってるここから
　見ている景色が


　君が描いた
　未来よりも


　残酷で幸せで
　泣けるんだって
　こと　‥






　極上に不器用に
　笑いながら
　生きてる　─‥






　そんな私の心は
　君の理想よりも
　キラキラ眩しい


　温かな喜びに
　満ち溢れている
　ことを　─‥。

　悲しいと
　笑って


　嬉しいと
　泣くような




　そんな人
　でした　─‥。

　母の介護から
　手が離れ
　何年ぶりかに
　家を出た　‥






　線路添いから
　一本外れた
　古い木造ハイツ


　お向かいの
　ちびっ子達の声や
　お隣さんの
　生活用水の音


　時折、過ぎる
　電車の音さえ


　ありふれた
　日常の音で溢れる
　この空間が
　今は妙に心地いい　‥






　新しい居場所が
　新しい私の
　背中を押して


　明日もここから
　踏み出してく　─‥






　駅前通２丁目
　南向き木造ハイツ


　過去から未来へと
　風が抜ける
　私の心の窓辺は


　今日も変わらず
　日当たり良好です　。

　切りすぎた
　前髪を


　気にする君が
　可愛らしい　─‥

　息が出来なくて
　視界が霞んで

　あなたの苦しみが
　リンクする






　私は生きてる

　あなたも
　生きてる　─‥






　この今を
　受け入れる為

　この今を
　乗り越える為に

　強くなりたい　─‥






　ただ
　強くありたいと

　涙を流してる　─‥。

　冷たい北風が
　吹く日には


　あなたの事を
　想うのです　‥








　寒さに震える
　その心が


　風邪をひいて
　しまわぬ様に






　あなたの
　心　傍に


　温かな愛が
　ある様にと　─‥。

　いつもヘラヘラ
　笑ってるから


　悩みがなさそで
　いいね、て
　言われます　。






　でも　不思議と
　悪い気はしないよ






　誰かがつられて
　笑ってくれたら


　その笑顔が
　また私に
　連鎖するもの　。








　笑顔は開運、て
　教えてくれた
　「笑顔の人」が


　優しく頭を
　撫でてくれてる
　気がしたよ　─‥。

　昨日の君

　今日の私

　明日のあなた　─‥








　何処かで
　重なる


　何処かで
　繋がる


　流れてく　─‥。

　ビルの隙間から
　四角い空ばかり
　眺めていたら


　地球の丸さまで
　疑ってしまうや　‥








　そういえば
　海の青さは
　空の青さが
　映ってるんだって


　いつまで
　信じてたんだっけ　‥。