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umiの部屋  〜 投稿順表示 〜


[23] 初恋
詩人:umi [投票][編集]

雨が降るバス停で
制服姿の君を見た
わずかに首をかしげ
空を見ていたね


混合った駅のホームで、スーツ姿の君を見た
向いのホームに立つ友達に
手を振っていたね


公園の前で
着物姿の君を見た
結い上げた髪を気にして添えた手が美しかったよ

教会の扉の前で
白いドレスの君を見た
とびっきりの笑顔で
見つめる先には愛する人

季節は変わり時が過ぎても僕の気持ちは1ミリも変わらなかったよ

声を掛ける勇気も無くて友達にもなれなかったけど

君が泣いてならいいんだ君が幸せならいいんだ

3年前の初恋は
静かに静かに幕を引く…
心から
カラン…と音がした気がした。

2009/01/15 (Thu)

[24] 昼下がり
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夢を見ました。

父と母、それに私
お昼ご飯に卵焼きを焼いてる母と
何故か赤ちゃんを抱っこしてあやしてる父

私はそれを見ながら笑っている
でも…誰の赤ちゃんかと考えてもいた

音の無い世界
だけど陽射しが暖かくて皆が幸せそうで…

眼が覚めたら
優しい気持ちになれた
素直な気持ちになれた

元気だろうか
もうしばらく逢って無い両親
眼が覚める直前に
「帰ってこんね」
と聞こえた気がした

2009/01/15 (Thu)

[25] 恋心
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一か月後があるのか分からないでしょ?

一週間後があるか分からないでしょ?

ましてや明日が無事に終わるなんて誰にも分からない

だから私は言うの
今の気持ちを偽らずに
後悔が少しで済む様に

貴方が好きだと
四六時中。

2009/01/18 (Sun)

[26] 単純
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あなたが
「好きだよ」って言ったから

もうそれだけで
待つ事ができる。

単純でよかった
わたしってば。

2009/01/18 (Sun)

[27] 男と女
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女は…
人を愛したら
失わぬ様に懸命になる


男は…
それが当たり前の様に感じ、失くしてから気付く。どれほど愛されていたかを

男と女は
遠い昔し、一つの体に二つの心
愛しあう事が出来る様に神様が2人に分け
情熱を女とし
冷静を男とした

女は燃え尽きる様に恋をする

男は穏やかな恋を望む

細胞のひとつひとつを共有していたあの頃

男と女に別れなどなかった

女は涙を流す特権を

男は弁解しない特権を

神様が与え
永遠を生きるものとした
そして…
それは今も引き継がれている哀しい性(さが)

男と女は違う生き物…

2009/01/20 (Tue)

[28] ばぁちゃんの話し
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あの人は
白い詰め襟が似合っててね

笑うと眼が細くなるんだよ。

好きですなんて
自分の気持ちを言うこともなく

私に一輪の花と
握手の温もりだけ残し
逝っちゃったんだよ…
戦争っていやだねぇ


ばぁちゃんは
泣いてる私に
優しく話してくれた。


じぃちゃんは生きている。

ばぁちゃんの話し
一生忘れない
初恋の話し…
私の背中を押してくれた。

2009/01/21 (Wed)

[29] 諦め
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絞り出す様に

呻いて

涙が

流れるのは幸せなんだ

きりきりと歯ぎしりする程

諦める事をするのだから

あんたに幸せになって
貰いたくない


あたし…
そんなにいい奴じゃない

2009/01/24 (Sat)

[30] 
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時間が薬と解っている
どれだけの
時間を耐えればいいのか解らない

憎しみや哀しみを
通り過ぎれば

虚無
虚脱

呼吸さえ止まりそう

諦めがなかなか出来ない私は愚か者

彼を愛する前に戻りたい恋する女のままでいたかった

今日をどうやって生きよう……
今日さえも見えない

2009/02/12 (Thu)

[32] 源‐みなもと‐
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自分を取り戻したいと
あの街を離れた

子供達はうなずいて手を振ってくれた。

そして1人歩き始めた道は
空回りしながらも少しずつ進み2年の月日が過ぎた

その間にはチビは10cmも身長が伸びて
足も早くなったらしい。
いつも「大丈夫だよ」と笑ってくれる。
だからお母さんは泣かない。
泣いたらチビの我慢の意味がなくなる。

よし!今日も頑張ろう
子供達が分けてくれた
少しずつの勇気と優しさを力にして。

2009/02/15 (Sun)

[33] 気付かずに
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僕は「続く」と思っていたのに
貴方は何故「終り」を悟っていたのだろう

抱き締めた腕の中で
泣いてる理由が解らなかった。

僕はいつから
道化者だったのだろう…

2009/02/17 (Tue)
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