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あしゅの部屋  〜 新着順表示 〜


[92] 綺麗を羨んで。
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大切な何かをなくした気がして
独り ぽつり 歩いていたら

道端に咲く花が
どうしようもなく
強く、思えて
巣に餌を持ち帰る蟻が
どうしようもなく
かっこよく、思えて。

何でもない事の方が
世界にはきっと溢れていて
気にも止めず
人は、生きるのだろうけど

何でもない事の方が
きっと儚くて、美しくて
どうしようもなく
羨ましく、感じた



あぁ、ただきっと
純粋なものを
焼き付けたかっただけなんだろうな。

少し世の中の汚い部分に
慣れてしまった自分が
悲しく思えてしまったんだ。

2013/06/24 (Mon)

[91] 癖。
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独りで泣く癖ができた。
暗い部屋で声を殺して
息を殺して泣く癖ができた。

そうして独りで泣きながら
だれかと上手く笑う癖ができた。

苦しくて、辛くて
それでも笑う癖ができた。

そしたら

きみが、ヘッドセットごしに
約束って、言うんだ。

独りで泣く癖を治そう。
二人で痛みを分かち合う癖をつけよう。
約束しよう。
辛いなら、約1日の時差を越えて
きっと迎えに行くから、
抱きしめにいくから。

約束した。

独りで泣く癖がまだ抜けないけど
いつか隣で分かち合う癖がつけばいい。

独りで泣く夜の絶望を
二人で分かち合う希望に変えたいから。

2013/06/19 (Wed)

[90] 道化師の独白
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自分に価値を求めたくはなかった。
求めたら期待する。
期待したら裏切られる。
寂しい考え方だ、寂しい生き方だ。

誰かに愛されたいと思った。
誰も愛せやしないのに。
好きになれば嫌いになる。
孤独な考え方だ、孤独な生き方だ。

心臓のあたりが痛むのは
きっと何かの間違いで
目の前の景色がボヤけるのは
きっと疲れてるだけだ。

歯を食いしばって耐えた。
それでも堪えきれないものが
冷たい水となって流れて。

本当はもっと違う生き方がしたいのに
それ以外の生き方を知らないから。

自分を殺すことになれたら、
世界で生きることができた。
無意味に笑って生きることができた。

寂しい考え方だ、孤独な生き方だ。
それでもきっと生きるのは
いつか誰かを愛したくて、
愛されたいからかもしれない。



2013/06/02 (Sun)

[89] 
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すれ違う人の眼は濁っていて
僕も今そんな顔してるんだろう?
情熱も執着心も生まれない世界で
僕はあとどれくらい息をしてくんだろう?

変わらない世界を嘆いてる毎日だけど
変われない世界にどこか安心していたり
矛盾だらけの心を置き去りにしても
強くなれるというのなら

誰かの為とか 世界の為とか
そんなヒーローに なりたいわけじゃない
命をかけるなんてできないし
足は震えて動けやしないよ

出来るならばとか 叶うならばとか
他力本願に いきたいわけじゃない
この手にあるものは守りたい
エゴだけれど 足は進むから

飛び出した世界で
ヒーローになるわけじゃない
信念に生きる 輝く瞳に惹かれたから
誇りを見つけて 強くなりたかった

すれ違う人の眼は濁っていて
僕は僕の為に
輝きを失いたくはないんだ。

2013/02/27 (Wed)

[88] キミへ
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笑った分だけ幸せになれるのなら
私は キミの分まで笑うよ

笑えないキミの代わりに笑って
たくさんの幸せを半分こしよう

キミの唄があれば
私は笑ってられるから

一緒に 未来を描こう。

2012/10/09 (Tue)

[87] あろーはろー
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応答なき世界で僕は叫びつづけます。
こちら地球、
君は何処に居ますか?おーばー。

マンホールの中叫んでみても
万華鏡の中覗き込んでも
君が何処にも見当たらないのです

海の中潜ってみても
空を気球で泳いでみても
君の応答が聞こえないのです

愛して と呟いた君を
愛する為にやって来たのに
君の涙が拭えないのです

アローハロー!
君を迎えに来たのです、
この手を取って笑って下さい。

応答なき世界で、僕は叫びつづけます。
こちら地球、
君は今、何処で泣いているのですか?おーばー。

2012/06/10 (Sun)

[86] 異世界ジャンパー
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愛着のないこの世界に
さよならバイバイって
お別れをして
僕は今 歩き出した

行く宛てのない旅路に
僕を必要としてくれる
日常は
あるのだろうか?

僕なしでも廻る世界と
僕なしじゃ動けない世界は
どっちが楽に生きられる?

救うんだこの世界を何て
言ったって心にもないのに
救世主のフリして 『あぁ。』
旅路の途中で飽きちゃって
握りしめた剣放り出して
また別の日常を歩きだす

愛されたいと嘆く悪魔と
愛なんてと吐き捨てる勇者は
どっちが正義なんだろう?

命をかけてこの世界を何て
言ったって心にもないのに
聖騎士のフリして 『あぁ。』
誓いの意味を忘れちゃって
護りたいものも放り出して
また別の配役を生きる

2012/05/30 (Wed)

[85] 掌、言の葉
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頭の上を飛び去る
唄に鳴らない 言の葉達
その想いの行方を
僕は知らない

まあるい円を描く
形創れない 幻想達
そのアイの行方を
僕は知らない

いつからだっけ 忘れたのは
いつからだろう 見えないのは

出来そこないをかき集めて
ああしたい こうしたい ちがう
そうじゃない こうじゃない ダメ
いつからだっけ 見失った
想いは 容易くすり抜けてった
掌、もう何もない。

思考した かっこよさに憧れ
指向した 届けたくて

いつからだろう 無くしたのは

伝えたかったのは
レプリカなんかじゃなくて
本物の 言の葉

出来そこないをかき集めて
星、月、太陽、生命、君、僕、
これでいい、こうでいい
着飾る必要なんてない
真っすぐな言葉で


僕は、世界を、愛している!



想いが 容易くすり抜けてった
掌、溢れる。

2012/05/30 (Wed)

[84] 幸せ、膨らむ
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目を逸らし ちょっと膨れた君の頬
苦笑しながら両手でさ、
べしゃっ って潰した

もれた空気の音に
今度は頬を真っ赤にするから
笑い堪えて僕も真っ赤

照れながら怒る器用な君の
そっと膨らんだお腹に触れて
君とキミが居るだけで
こんなにも幸せなんだ と照れ笑いした

愛しい人が2人になった
幸せ過ぎて僕のお腹もふくらみそうだ

2012/05/23 (Wed)

[83] 孤独を知らない君と、愛を知らない僕。
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絶望ばっかじゃ変わらないよ
なんて正義面してる君よ
じゃぁ教えてくれ 僕に何が出来ると言う?

幸福と 幸福と 幸福で生まれてきた。
幸福と 幸福と 幸福の中育まれた君よ

偽善ばかりじゃ救えないモノもあるのさ。


それでも君が正しいというのなら
僕の存在理由を教えてくれ。

2011/09/26 (Mon)
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