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ふぉれすとの部屋  〜 新着順表示 〜


[50] Good-bye yesterday
詩人:ふぉれすと [投票][編集]

朝の冷たい雨を浴びて
昨日の快晴を忘れられる
残り物の朝食を食べて
昨日の甘い朝食忘れられる
履き慣れない靴を履いて
昨日の歩みを忘れられる
Good-bye yesterday
もう会う事も無いでしょう
Good-bye yesterday
お願いだから忘れさせて

いつもの満員電車に揺られて
昨日座った座席を忘れられる
毎日同じ友人と話して
昨日の言葉を忘れられる
今日も変わらず寒い教室で
昨日の空間を忘れられる
Good-bye yesterday
もう往く事も無いでしょう
Good-bye yesterday
お願いだから連れていかないで

大きな悲しみに触れて
昨日の幸福を忘れられる
止まらぬ欲求不満を解放して
昨日の満足感を忘れられる
深い深い眠りについて
昨日の総てを忘れられる
Good-bye yesterday
もう来る事も無いでしょう
Good-bye yesterday
本当にサヨウナラだよ

Good-bye yesterday
Hello midnight

Good-bye yesterday
Hello another world


Good-bye

yesterday...

2006/02/18 (Sat)

[49] A Muffler
詩人:ふぉれすと [投票][編集]

冬の雨に打たれながら
自らの行く先を決めた
何処に行こうと俺は俺
この頬を下って流れ行く
雨とも涙とも言えぬ液体が
この星の重力に従って
土に還って逝くように
俺もただ流されて往く

強大な力に逆らう力は
もう残ってはいなかった
その証拠に濡れて震える
このボロボロの身体が
ギシギシ音を立てて歩く
もう自力で遡ることのない
この雨に冷たく染められた
人生という名の坂道を

止むことのない重苦しい雨
道に捨てられた子犬と共に
夢潰えた夜の一時を過ごす
“お前も運がなかったな”
心の中で話しかけるけど
返ってくるのは無垢な鳴声
その時俺に出来たのは
マフラーを巻いてやる事

この雨が上がる頃には
太陽が微笑んでくれるから
それまで俺のその宝物
彼女に貰ったマフラーを
太陽代わりに使えよな
きっと俺よりお似合いさ
汚れた身体の俺よりは
澄んだ瞳のお前には

2006/02/16 (Thu)

[48] Reject
詩人:ふぉれすと [投票][編集]

もう傷付きたくない
もう傷付けたくない
だからこの哀れな僕を
暖かい暗闇で包んで
名も無い海に流してくれ

もう何も聞きたくない
もう何も話したくない
だからこの惨めな僕の
果てしなく回る思考に
君の心でトドメを刺して

もう誰からも奪いたくない
もう誰にも奪われたくない
だからこの愚かな僕の
止まることの無い欲望を
僕の中から抉りだして


誰か僕を


止めてくれ

2006/02/14 (Tue)

[47] 世界の最下層より愛を込めて
詩人:ふぉれすと [投票][編集]

普遍的でなく一時的なモノに喰いつき

強者に阿り表面上の弱者を侮辱する

悲しいけれど数字が全てを物語る

そう何の情緒も持たない無機質な数字が


現実ではあるが偽りの真理を貪った者が

ただ形而下の軽薄な名誉に酔っている

儚いけれどメッキが見える僕等の全て

そう中身を覆う見栄えだけのメッキが


軽蔑に堪えて生き続ける弱き者が

腐れ社会の規範に屈する時が本当の敗北

苦しいけれど認められるのはまだ先の事

そうその苦しみが僕を誘ってくれる








全ての努力が認められるような世界へ

2006/02/13 (Mon)

[46] Be More Positive
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Why should you mourn your doom?Although I know you were disapointed, I suggest on your being more positive.Because despair produces no more the beginning of anything than negative creates an advance. The God could not make all human beings wise, still less you so stromg. So sometimes you might hate the god,your parents,your friends. But don't continue to do such things as if a railroad lasted forever because you are just more sensitive than weak.Why should you weep with failture?Though I know you cannot so much as get over the fact,I insist on your being more positive.Because you were wasting signficant experiences which produces the next sucess.We never face a challeng without frustrating.So sometimes we cannot help grieving over failtures but it is no use continuing to do it.

2006/02/12 (Sun)

[45] The Murderers' World
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他人を傷付けたってお構い無しに

自らの欲求を満たすがため

言葉という凶器を振り回す僕らは

きっとエゴイストという名の殺人鬼

本当に人を殺してしまう奴は

殺人鬼と言うよりむしろ逃亡者

この言葉による殺し合いの世界からの


昨日も一人殺されてしまった

鉈のようにそいつを斬り裂いたのは

たったひと振りの鋭い太刀

そいつの薄汚れたピンクの心は

音を立てて真っ二つに割れて堕ちた

でも殺した奴の心は返り血も浴びずに

今もギシギシ音を立てて動いてるんだ


ある日背後から斬られてしまった女

その切っ先は心も体も切り裂いた

もう立ち上がることもないだろう

そう思って眠りに就くはずのを彼女を

救い出したのがある人の一言

魔法なんて有る訳ないと思うだろ?

でもこっちの世界には有ったんだ


今日も至る所で犠牲者が出ている

しかしNEWSで取り上げられる事は無い

たまたま逃亡者が出た時だけ

表の世界に知らされるのみ

この世界にとって優しいのは暗闇

残酷なのは光が射し込む現実の世界

ああ戦う僕らは殺人鬼

2006/02/12 (Sun)

[44] 生誕地
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潮風香るその場所へ
戒めの傷が僕を誘う
蒼い地平線と砂浜の白さが
妙に懐かしく感じられた

掠れた記憶に身を任せて
高台に登った僕を待っていたのは
脳裏に浮かぶ昔の僕の姿と
白く美しい無機質な建物

あの時の僕はまだ
この中で眠っているだろう
無理して立ち上がらなくていいから
そこでそっと眠ってくれよな

波打ち際に身を寄せて
雲一つ無い快晴の空と共に
己の存在意義を問い合ってみる
その源である過去を回想しながら

夕日がワイシャツを照らす頃には
心の片隅が浄化されていた
僕の中の薄汚れた一部が
東の空の入道雲になったのかな

“サヨナラ”は悲しい響きだけど
もうそろそろ告げなくてはならない
傷が毎年ここへ僕を誘ってくれるから
涙は次まで大事に取っとくよ

2006/02/11 (Sat)

[43] 悲しいことがあった夜は
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ほんの少しの雪がぱらつき

月が寂しげに一人で浮いている夜は

数少ない星空が観客になってくれる

お前も一人じゃ寂しいだろうよ

もう錆び付いてしまった古びた弦で

さあ思い切り泣いておくれ

この惨めな俺の代わりにさ

2006/02/10 (Fri)

[42] 
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君がそこにいて
僕がここにいる
こんな単純な事が
あまりにも辛い
目の前の現実として
僕の胸を貫いている
君の澄んだ笑顔を
思い出てしまう朝も
僕への君の言葉を
疑ってしまう昼も
一つになってる君を
回想してしまう夜も
その痛みは決して
僕の胸元を放さない
唯一君の細い声が
その永遠の槍を
抜き去ってくれる
そうたった一人
君だけが

2006/02/10 (Fri)

[41] Lamentation
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何らかの理由で犯罪を犯した者


苦痛に耐えきれなくて自殺した者


少し目立ったが為に獄に陥れられた者



みんな負け犬



そう負け犬



もしくは負け組




運だけでちょっと成功したもの


親の財産かじって悠々生きる者


媚びて媚びてそこそこの地位を得た者



みんな勝利者



そう勝利者



もしくは勝ち組





「勝ち負けなんてないんだ」


「世の中金が全てじゃない」


「結果よりその過程が大事なんだ」



みんな負け犬の遠吠え



そう負け犬の言葉



もしくは言い訳




「世の中能力が全てだ」


「金があれば女も権力もついてくる」


「満点以外は全て零点」



みんな勝利者の言葉



そうこの世の真理





ああ悲しきかな負け犬の末路


ああ愉しきかな勝利者の王道


力あらば進みたい


自らの覇道を

2006/02/07 (Tue)
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