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望月 ゆきの部屋  〜 新着順表示 〜


[86] only one
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

お月様は 君だから

恋はいつも

星屑の中ね


僕は あの星たちのひとつには
 
決して なりたくはないんだ

いつも 一緒にはいられるけどね


その他大勢の 

あの星屑には 決して

2004/03/09 (Tue)

[84] 宝物
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

笑いかけてくれた 瞬間 を

ずっと 

ポッケに しまっていたい

2004/03/09 (Tue)

[83] 月はいやな顔もせず
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

上弦の月の輪郭が 
曖昧に ぼやけていたので
夜空に向かって ぽつりと
愚痴をこぼしてしまった

月は いやな顔もせず
じっとそれを聞いていた

しかし
常に 横顔だったし
たまに雲で顔を隠したりもしたので
本当のところは わからない

上弦の月の輪郭が
曖昧に ぼやけてなかったら
愚痴もこぼさなかったか
と いうと 

それは 不可思議

すべてを
何かのせいにして
軽くなりたいときって ある
そうしないと
前にすすめないときって 

今は 求めてもムダ

あの娘より たくさんの
愛をあげても
あの娘より たくさんの
幸せは くれないのね

2004/07/31 (Sat)

[82] 僕の負け
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

その日いちばんの笑顔は
君のためにとっておく

素通りなんて 許せない

僕を 見てよ
僕を 見てよ

タイミングが大切だね

その日いちばんの勇気は
君のために とっておく

心の惑いは 一瞬だけ
伸ばした指先が とまってしまったら

僕の負け

この瞬間の 
このいきおいが 大切

僕の 負け

2004/03/08 (Mon)

[81] 僕たちの恋 僕だけの恋
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

恋をした この一瞬

僕たちは 悩んだ
僕たちは 悩んだ

そして君は 
今となっては もう終わったと思った

すれちがった そのすきまに

僕たちは 笑いあった
僕たちは 笑いあった

でも 実は
そう思ったのは 僕一人だったかもしれない

なくしてしまった そのときめき

僕たちは 苦しんだ
僕たちは 苦しんだ

僕だけが 苦しんでいたのかもしれない

2004/03/08 (Mon)

[80] パピヨン−蝶−
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

砂の上 

ふたり膝を抱えて 
波の音を数えた

星屑を散りばめた
朝の海をあげるよ


あの瞬間は 
二度ととりもどせない


ため息。 

ひらひら
きみ色の パピヨン


言葉に出さない愛も 
きっとある はず

そんな気休めで 
君を傷つけていた

確かめ合う現在(いま)を
なくさないで


さよなら。 

ひらひら
きみ色の パピヨン



今はまだ 想い出にできない

2004/05/16 (Sun)

[79] 覚悟はいいかい
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

ぼくは きっと
なんども
なんども

この目の前にのびたレールを
走っては壊して
走っては壊す

二人は きっと
脱線事故がたえないよ

きみ、
そのたびに
修復作業してくれるかい?

2004/03/07 (Sun)

[78] 滑稽
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

彼女が 彼を なぐさめる

やさしさゆえの 人間パロディ

2004/03/07 (Sun)

[77] ジグソーパズル
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

西日に照らされつづけた
壁のジグソーパズル

だんだん 色あせて
僕たちの恋に比例していた

パズルの裏に名前を書いて
意気込んだ割りに
二日で 完成したっけ

あっという間で
僕たちの恋を暗示していた

2004/03/07 (Sun)

[75] 過失少年
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

らせん階段をかけのぼり
幻影をつかむ
ジャンプしたら
地上がせまる

一転して ・・・楽園の入り口

静寂を好む脆弱な聖者は
聖書を手に清純な青春をおくる
宙返りした中腰の天使は
抽象的な注文に忠実にしたがう

唱歌は空気を浄化する
狂歌に人々は狂喜する

入り口を 目前にして
小さく 舌打ち

・・・いいことばかり 
     つづくもんじゃないさ

手に入れた まぼろし
後悔の海を航海する


過失少年

2004/03/06 (Sat)
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