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ワタナーの部屋  〜 新着順表示 〜


[734] ご主人様とメイド
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「ご主人様ぁ」

「なんだ?」

「ご主人様の大切にしていたお皿割っちゃいましたぁ、すいませんです〜」

「マジか、超ショックだ」

「ごめんなさいですぅ、許してくださいぃ何でもしますからぁ」

「じゃあ給料から天引き」

「・・・えーと、ご主人様。この場合はもっと、こう恥ずかしくなるような罰にするべきなのでは?」

「なにを言ってるんだ」

「だって普通メイドと主人といったら、もうフラグ立ちまくりじゃないですか」

「・・・言ってる意味がさっぱりだ」

「だからぁ・・・例えば、体でご奉仕しろ・・・とか、その・・・そういう普段できないことを・・・」

「お前は反省する気がないのか?」

「ご主人様・・・私の気持ちに気付いていらっしゃらないのですか」

「知ったことか」

「ヒドい!ヒドいですぅ!」

「ウザいから」

「ご主人様ぁ!こうなったら無理矢理ご奉仕させてもらいます!」

「わーメイドに襲われるー」

「ご主人様ぁ!ご主人様の〇〇〇は私がもらいますぅ」

「おっと、もう会議の時間だ。じゃあメイド、家事は頼んだ」

「あっあああああ!待ってください!!」

「言っておくが、俺が帰って来るまで仕事が終わってなかったら、クビだから」

「そ、そんなぁ」

「当然だ」

「分かりました!一生懸命頑張ります!そしてご主人様に気に入ってもらえるメイドに早くなれるように頑張ります!」

「じゃああとは頼んだ」







「おかえりなさいませご主人様!」

「ただいま」

「ご主人様ぁ!ご飯にします?お風呂にします?それともワ・タ

「疲れた。寝る」

「ええっ!?私と一緒にですか!?」

「・・・クビ」

2008/08/05 (Tue)

[733] 熱中症には注意しよう
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夏の日差しは見渡す限りライトアップ

ステージの上ではすべてが主役



蝉の音は一週間限定のオーケストラ

潮の薫りでスカート踊らせ

君の肌は小麦色



そして僕は
スイカを持って
君のところへ駆けて行く



君は喜んで

大きな声で歌い出す

2008/08/04 (Mon)

[732] 文句姉ちゃんだ!
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男の言う
「好きだよ」
っていう言葉には
「体が」や「顔が」とか主語がない!

ていうか、分かっていても言われたら嬉しくなってしまう自分が嫌だ!


別に私は顔や体が好きならそれでもいい
けれど、それを愛とか恋とかいう言葉に擦り替える男の見え透いた嘘にいらだちを感じる!

顔や体は女にとってとても大切な要素だし、だから綺麗になろうと一生懸命だ

褒められたら嬉しいに決まってる
でも男どもは馬鹿だから
「料理がうまいほうがいい」とか「やさしい女の子が好き」とか

いくら料理上手くても
いくらやさしくても

好きにならない時は好きにならないじゃん!


イラつく!包茎のくせに!!


なにが
「いつまでも一緒にいたい」だ
三か月後は嘘になってるじゃねーか!



こっちは肥溜めみたいな女の世界で生きてんだよ!

お前らのいる世界とは格が違うんだよ!

テメーらに女の何が分かるってんだ!


なにが
「一生守ってやる」だ

未だにママに守られてる男が言えるセリフか!



畜生!
自分で酒飲ませて
「酔ってる?酔ってる?」
って一々確認すんなよ!


酔わせないと襲えないような肝っ玉の小さい男なんざ
ひとりでシコシコしてりゃいいんだ!



・・・
・・・・・
・・・・・・・

でも・・・1人きりの夏って寂しいよね

2008/08/03 (Sun)

[731] 愛してる
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愛の言葉をいくら連ねたところで

僕の愛は伝わらない


何回デートしたって
何回キスしたって
何回セックスしたって

僕の愛は伝わらない



でも伝わらなくてもいい

それくらい君を愛してる

2008/08/02 (Sat)

[730] 
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夕暮れ近付けば


そこには魅惑の桃源郷


そこは極楽そこは地獄

四角のリングが君を待つ


運命の賽は投げられ


配牌よろしく願い込め


来るかな来るかな大三元


甘い甘い蜜に誘われて

リーチ一発ピンフイッツー


安目見逃し振り込んだ


形式テンパイだっていいじゃない
ハイテイドラ3満貫かもよ


一か八かの地獄待ち

未来の極楽のために地獄を選ぶ



そう勝負は神様だって分からない

運命を利用し和了れりゃ

神をも出し抜く鬼の誕生


さあ行こうか
本当の地獄(ごくらく)に

2008/07/31 (Thu)

[729] 俺とおばけ「共同生活」
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「昨日さ、中学の同級生に会ってさ。久しぶりに飲みに行ったんだよ」

「へえ」

「昨日何してた?」

「漂ってた」

「まあ・・・そうだろうけど」

「暇」

「・・・つーか、なんで俺の部屋にいんの?」

「だってここで死んだんだもん」

「成仏しないの?」

「できないの!」

「なんで?」

「だってタンスの角に足の小指ぶつけてショック死したなんて、無念過ぎて死に切れない」

「確かに無念だが、どうしたら成仏できるんだ?」

「幸せになれたらかなぁ」

「うわぁ抽象的ぃ」

「ねえねえ」

「なに?」

「幸せにして」

「・・・なんで俺が」

「だって私のこと見えるのあなただけだもん」

「いやまあそうだけど」

「おねがい!」

「幸せって言ってもなぁ」

「あ、私焼肉食べたら幸せになれるかも」

「お前、飯食えんのか?」

「う〜ん、どうなんだろ?食べたことないしなぁ」

「ていうかちょっと透けてるし無理じゃないか?」

「・・・透けてるって、なんかえっちだよね」

「生きていればな」

「成仏したいよぉ」

「・・・まぁ成仏できるまで、この部屋にいていいから」

「うん。ありがとう」

「でも脅かすなよ」

「それはどうでしょう?」

「・・・除霊師よんで除霊するぞ」

「ごめんなさい」

2008/07/31 (Thu)

[728] もう梅雨は明けましたけど
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実は雨が好き

しとしとしとしと

雨音のオーケストラに合わせて

君と歩幅を合わせて歩く

小さな傘に寄り添いながら


2008/07/29 (Tue)

[727] タコ
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ロン!白のみ!
ロン!東のみ!
ロン!リーのみ!

三色くずしてピンフのみ


待てない自分が情けない

もっと大きいの狙おうか

満貫振込みラス決定

逆転する気はさらさらない

オーラスだってノミ手で勝負

アカギを読んでも強くはなれない


鳴いたら役がなくなった

フリテンだって構わない


だって僕はタコ

タコリー
タコ鳴き
タコ和了り

なんだって得意技さ


いつだって夢は跳満さ

2008/07/26 (Sat)

[726] 
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蝉の音

湿った風

額の汗

麦茶の中で氷が鳴く


一年で一番暑い季節
一年で一番熱い季節

麦茶を飲み干し
麦わら帽子をかぶって

この夏も
日記に書き切れないほどの冒険を

2008/07/25 (Fri)

[725] 私と猫さん「ふたつの生き方」
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もう・・・私なんか生きていても仕方ないよね

「・・・」

なんとか言ってよ〜

「・・・」

ふんっ
いいもん!私は誰からも必要とされないんだ

「・・・」

あぁ〜死のうかなぁ

「・・・」

止めてくんないの?

「・・・」

私さ、家でも学校でも空気みたいな存在だし、死んじゃっても関係ないもんね!

「・・・」

猫さんまで無視するの?

「空気がなくなったらみんな死んじゃうんじゃないか?」

・・・そーじゃなくて例えよ

「他人の何かになるのが人生なら、俺はとっくにくたばってるよ」

私と猫さんは違うの

「俺もお前も空気みたいなもんさ」

私は人間なの

「俺は猫だ」

猫は何にもしなくてもいいでしょ

「人間は餌を盗らずとも飯を食えて、人間は温かいベッドで眠れて、人間は雨風を凌げる家に住んでいる」

それは働いてお金で買ったものでしょ

「猫はお金を稼ぐ事もできない」

・・・

「人間のくせに死にたいとか言うなよ。俺はお前たちみたいな生活に憧れて、必死に明日を得ようとしてるんだからよ」

・・・でも、でも辛いんだもん。苦しいんだもん。必ず来る明日が怖くてたまらないんだもん

「・・・俺は前から人間が泣く理由がよく分からなかった。こんなに豊かな生活しているのに。でも人間だって人間なりに苦しんでいるのか?」

そうだよ人間だって苦しいんだよ

「それでもお前には生きていてほしいな」

・・・

「お前とは気が合うんだ。死んだら悲しい」

・・・しょーがないなぁ、猫さんがそー言うならもう少し生きてみようかな

「・・・」

でもまた死にたくなったら猫さんに会いにくるね。そしたら、また止めてね

「まかせろ、絶対死なせない」

2008/07/20 (Sun)
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