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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[8512] 終電
詩人:どるとる [投票][編集]


ふるえるような 孤独を抱えて
誰もが 生きてると言うよ

僕だけの痛みは僕だけのもので
だから誰も肩代わりはできないのさ

だから終電は 過ぎてく 夜の向こうへ

夢に見たような明日を探して。

2016/12/11 (Sun)

[8511] 北風小僧からの手紙
詩人:どるとる [投票][編集]


夕暮れの街を 北風が通りすぎます
北風小僧の手紙 ポストに 今朝届きました

今も消えない あのメモリー
今も聞こえてるあのメロディ

僕は 今も ずっと思い出のなかを
さまよう風さ

積み重ねてきた言葉を
空に向けて放つ

ほらね 世界はこんなに広い

答えなんてない
やっと気づいた。

2016/12/11 (Sun)

[8510] 空の飛び方
詩人:どるとる [投票][編集]


走るスピードにまかせて 風を切る
夜明け前 どこまでも続く道を行く

右足を前に出せば左足も前に出る
その繰り返しでどこまでも行ける

あきらめるのはいつでも出来そうだ
あきらめないでいることが
今の僕にできる ただひとつのあがき

風を うまくつかんで空を飛ぶ鳥を見た

照準を絞って 撃ち放つ 止まれない思いを

走らせて いつかあの光に ふれたい。

2016/12/11 (Sun)

[8509] はじまりのうた
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どんな言葉なら 君は笑ってくれるの
足りない 優しさを集めて空に放つ

もう二度と消えない足跡を刻もう
忘れないように

割れるような 拍手で迎えてよ指折り数えても足らないこの喜びを

ときめくような瞬間を積み重ねてく
世界を見渡せば広すぎて迷うから

とりあえずはこの小さな一歩から 始めましょうか

言葉を 使わずに心を通わせられたら
戦争なんか 明日からでも消えてなくなる

今なすべきことを きちんとわかること
それが 大事なんだよ

夜を飛び越えて 会いに来て すべてのはじまりはいつでも今

歌を聞かせて 悲しみを忘れるための
なくした色を 思い出せたなら

はじまりのうた ドから奏でていく 最初のステップ

僕はなんだ
君はなんだ
世界はなんだ
疑問は晴れて
いつか答えに
たどり着くとき
その日を 待ってる

割れるような 拍手で迎えてよ指折り数えても足らないこの喜びを

ときめくような瞬間を積み重ねてく
世界を見渡せば広すぎて迷うから

とりあえずはこの小さな一歩から 始めましょうか。

2016/12/10 (Sat)

[8508] センチメンタルジャーニー
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悲しい季節は 春ともなく 夏ともなく
冬を 隠した 白い雪が落とすかげろう

ページを またひとつめくった先に
始まる物語 私は今寂しいのだろう

どんな言葉を 知ってても
言葉にできない 気持ちもまた 知ってる

悲しみが何度 私の心にたずねてきても
春は何度もやって来るから 僕は笑うよ

強く 強く風に 立つ 花のように。

2016/12/10 (Sat)

[8507] 春を待つ花
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恋をした 人の胸に咲く花は
つつましい色をしたきれいな薄紅色

声をからして 叫ぶ名前は
この世界で ただひとり
私が愛した人

白い雪が手のひらにそっと落ちて
言葉を 吐き出すまもなく
解けてなくなる
ほんの数秒の出来事
今夜 空を見上げる人たちは
永遠を願いながら

星に 祈るでしょう
大切な人の幸せを

みぞれのように 固く握った雪のかけら
この街を明日の朝には 覆い尽くして

言葉巧みに 愛を語ろうとしても
吐き出したそばから 唇を離れてく 願い

七色の 虹を描いた明日の空に
悲しみは ひとつもないことを
あなたはまだ知らない
僕もまだ知らない

赤と緑に染まった 街並み
今夜だけは涙はいらないだろう

白い雪が手のひらにそっと落ちて
言葉を 吐き出すまもなく
解けてなくなる
ほんの数秒の出来事
今夜 空を見上げる人たちは
永遠を願いながら

星に 祈るでしょう
大切な人の幸せを。

2016/12/10 (Sat)

[8506] 桜の思い
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季節の移ろうように 花びらは色を変え
あなたと出会いもう何度、春を数えたか

公園通りには 膨らんだ蕾が 遠い春を待ってる

優しすぎるのと あなたは 言った
でも僕はあなたが言うほど 冷たくはなれずに

鼻先にふれる 甘い風
雪を解かして 密やかに隠れた桜の思いに
恋に似た かたちを思い描くのは
きっと 偶然じゃない

僕らは 明日も 待ち続ける 遠い春を。

2016/12/10 (Sat)

[8505] 明日は晴れる
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見上げた 空に 輝く星の 数ほどに
この世界には 生き物がいるのだろう

今まで 気づかなかっただけで
知らずにいた 誰かの笑顔や涙にふれて

世界が少しだけ 広くなった気がする

悲しいことも 知って
嬉しいことも 知って
傷ついてみたり たまには慰められたりして
人はどんなときも懲りずに生きていくものなのさ

歩いていこう 今日がどんな日でも
明日は 必ず 晴れると頑なに信じて

気球みたいにさ 風に乗って旅に出たい
宛なんかなくていい 行き当たりばったり

手紙も届かない 地球の裏側へ
心を旅させたい

長いこと忘れてた自由を手にいれるため

辛いことから学ぶこと
嫌なことから逃げないこと
でも 泣くことを決して忘れないこと
生きていくことは 学ぶべきことばかりだ

つないだ手から伝わるぬくもり
僕にもあるよ 守るべきものなら

悲しいことも 知って
嬉しいことも 知って
傷ついてみたり たまには慰められたりして
人はどんなときも懲りずに生きていくものなのさ

歩いていこう 今日がどんな日でも
明日は 必ず 晴れると頑なに信じて。

2016/12/08 (Thu)

[8504] 千の夜を越えて
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立ち止まっても 進んでみても
状況は何も さっきと変わらないな
ただ 過ぎ去る時が先を急ぐだけだ

いつまでも 変わらない僕を僕の中の僕が 呆れたように見てる

誰かの思いと思いが交わるところに 愛は生まれるものなのさ
眠れずにいる僕と同じように君も同じ気持ちでいるかな

見上げた空に 流れ星を見つけたら
真っ先に君に 教えてあげるよ

開けた窓から 手を伸ばしても
万が一にも星はつかめないとしても

千の夜を 飛び越えて たったひとつの偶然を 手にいれてやる。

2016/12/08 (Thu)

[8503] ライフ
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今日も始まる一日
夜が明けるけれど何のやる気も なく
ただ あくびして時間が過ぎるのを待つ

煙草を数本 吸ったところで
日の落ちたことを知りあわててしまうんだ

また一日が 無駄に終わっていく
どんなに悔やんでも昨日には 戻れない
そんな当たり前なことに 気づく

カメラをかまえる仕種で
大切な 場面を
カシャリと シャッターを切るように
忘れてしまわないように
網膜に焼きつけて
「幸せ」のその意味を
間違えないように
僕は明日を生きていくよ

ついこの前やってた映画の なんていったっけ
脈絡もない 話の意図を 絡まった糸をほどくみたいにして

手探りで 互いの心を理解しようとして
あわよくば 愛なんてものを そこに求めた
赤く焼けた空の夕日がまぶしくて
錆び付いた歩道橋の真ん中に来たら
優しい 風が 落ち込む僕を慰めた

いつの間にか 生きることに 慣れすぎて
笑うことさえ しなくなっていた
立ち止まった 夜の帰り道の 途中で
見上げた空の きれいなこと
今まで出会ってきた大切な人達の 笑顔をなんとなく思い出しながら
今はまだ見えない幸せを 探すよ

街に雪が降り積もっていく
ケーキの上に メレンゲを 振りかけるみたいに
やがて明日の 朝には
一面の 雪景色

こんな小さな幸せを 僕は今まで
見過ごしていた
大切にすべきは
形のない思いや目には見えない気持ちだろう
そうやっていればいつかはきっと

カメラをかまえる仕種で
大切な 場面を
カシャリと シャッターを切るように
忘れてしまわないように
網膜に焼きつけて
「幸せ」のその意味を
間違えないように
僕は明日を生きていくよ。

2016/12/06 (Tue)
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