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孤 花の部屋  〜 新着順表示 〜


[158] 意に反して
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まるで

君はまるで

大事に

大事に握り締めて

手を開くと

小さく

小さくなっていた氷だ


もう少し時間が経ったら

跡形も無くなってしまうかも知れないんだ


大切にし
いとおしんだ

君は何処へ

何処へ行ってしまうんだろう


僕はしっかり握っていたのに

大切に

大切に
握っていたのに

2008/05/14 (Wed)

[157] 
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痛い
等身大の限界の裸の
私が寝転がって悲鳴をあげていた

もう独りは嫌だよ
これ以上私を醜くしないで
お願いだから

笑顔がいつの間にか飾りでしかなくなる
でも笑っておけば咎められないだろう

心配そうな
誰に私を聞かせられるの
私という人間を聴かせられるの

痛い痛い痛い痛い
寂しい寂しい寂しい寂しい

いったい誰にこんなことが言えるの

だって私を救える人は一人しか居ない

私を要らないと言った貴方です

2005/05/08 (Sun)

[156] おとな
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ひとはおとなになると

ひとりではいきられなくなる
よわくなる

だれかのとなりでねむりたい

ときにはやさしくなぐさめてもらいたい

じぶんのねつだけではさむくてこごえそうで

じぶんのかんがえだけではものたりなくて

あいしているとくちにしたくなる

だれかにあいしているとつたえたくなる

あいするひとなしではいきられない

よわいいきもの

2005/05/05 (Thu)

[155] 瞳を開いて
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思い出そうとすればするほど
薄れていく夢の内容のように

すこし前の頃の私も
私に逆らって薄れていく

強い力が
体と目の前の道にかかって


捕われたのか
期待なのか

軌道に乗った先のことなんか
考えたことがなくて

ここから歩くために
瞳を開いていなきゃ


潰れても
立ち上がらなければいけないなら

潰れるのは面倒だし
やっぱり歩かなければ


飛ぶなんて事は今は考えずに。

2005/04/16 (Sat)

[154] 気づいた日
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ずっとこの街で過ごし

ずっとここがすきだった

でも

もう

恋したあのひとも

いつまでも一緒だと思っていた友人も

遠い街へ去っていった


何の不満もなかった田舎での暮らし


東京に出たいなんて思ったことなど一度もなかった

だけどこのまま
私だけ何も変わらないことに
不安を覚える


当たり前に笑い合った人の中には

もう二度と会わない人が居る

そんな風に

人生は無数の方向に流れ続けているんだ

永遠なんて無い



私も

どのようにも選択出来たんだね

これからでも

出来るんだよね


恋したあの人はもう居ない


澄んだ空は


一体どこに見える?

2008/05/13 (Tue)

[150] 空虚
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流行りの曲の歌詞はどうしてこうも恋愛について語るのか

恋のことばかり考えている人間がどれほど多いかを語ってる

幼い私はそのことを馬鹿らしく思っていた

世の中の大半は異性に対する愛で出来ている


陳腐な世界だ



そして見事にそこへ私はおちた

彼を愛していられる世界に満たされるから

それ以外の世界はいらない

安っぽくも無限の世界だったんだ



彼が居ない世界なんか本当はとっくにいらなかった

仕事をして勉強して遊んで補う心の容量

楽しいと思うことが楽しさに変わる

変えようとする



本当は陳腐な其所へ戻りたいのに


寂しくて寂しくて吐きそうだ

2005/03/21 (Mon)

[149] 片想いきっぷ
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交わる予定の無かった

君と私の時間が偶然交差したのだから

私はそれに感謝している

君の気持ちになんて

何枚のベールを外していけば辿り着けるのかしら


君が時々くれるチャンスの意味すら分からない私だから


一瞬交わりそうな時間を

時々私は捨ててしまう

本当は君を知りたくて

知りたくてたまらないのに


優しい言葉だけを頼りに

遠くの君を思い浮かべる他ないわね

別の列車に乗る君を

ここから追いかけ見つめている様に



夢の中では

何もかもを潔く手放して


君に飛込むために走り出していたのに

2009/01/22 (Thu)

[148] 3・10卒業
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君は卒業した

君が壇上に上がる三歩の音に耳を傾け

卒業証書を受け取る姿を瞳に納めた


もっと

ゆっくり

歩いてよ


全く特別なことは起こらなかった

面白いくらいに淡々とした儀式はつまらなかった

そして君は卒業した


私もまた卒業した


心の準備は十分の二倍くらいにしてたから

寂しさの涙は出さなかった

心残りは笑顔で散らした

写真の中の私はしっかりピースを出している


だから大丈夫



君は知らないけれど




私の想いは




君の机の上に

置いてきた。

2009/01/22 (Thu)

[147] それでいい
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誰を抱いても

一人でいる私を見付けてくれ

暖かい貴方で

包みこんで慰めてくれたら


それでいい


砂浜に転がった

乾いたコップを

その優しい手で

そっと拾い

貴方は捨てずに

水を注ぎ

きっと喉を潤す



それでいい

2009/01/22 (Thu)

[146] 桜色霧
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淡いピンク色の美しさに掻き消されて

小さな生まれかけた気持ちも

いつの間にか忘れ去られるのでしょうか


花の香りに包まれた慌ただしい日々がとめどなく流れ

何気無いメッセージにクスリと嬉し笑いをしたことを

振り返る余裕さえ無くなるのでしょうか


貴方に抱いた暖かいものは
この寒さの中で凍りついて

小さくて硬い石のようになって胸の隅に転がり

置き去りになるのでしょうか


そんなの

 やっぱり

  嫌なんです

2005/02/07 (Mon)
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