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右色の部屋  〜 投稿順表示 〜


[54] バーサーカ:二巡ととと
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昨日までの自分を無駄にしない為に

今日の自分を無駄にする

そんなこと毎日繰り返してる

それが間違っているなんてこと

言われるまでもなく

分かっているんだ

ただ

何かを「諦めたり」

「捨てたり」するのは

続けたり

見つけたりするより

ずっとずっと

勇気がいることなんだよ


残念なことに僕に勇気はなく

全部続けるとか

全部捨てるとか

あるのはそんな極端で

それこそ目的や目標

果ては理由や理屈

そういうものを全部が全部

全て台無しにする蛮勇でしかない



2007/09/04 (Tue)

[55] 枕:グレートアヘン
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つまらない夢を見た

断片に恋をして
全体を喪失してまう夢だ

クジラが空を飛ぶくせに
僕自身は地べたを這いずり回る夢だ

人がたくさん出てくるくせに
みんな顔と声がない

人間嫌いというわけでもなく
かといって
一人が嫌いなわけじゃない

半端で曖昧な立場にいる僕は

理想に近い夢を見ても
ただ立ち竦み
何をすることもなく目を覚ますのだ

本当につまらない夢だ

2007/09/06 (Thu)

[56] 星の恋人達:エルべ&オキシドリ
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『君は星のようだね』

そう言う君はいつも大袈裟だよ

すぐに宇宙とか世界とか使いたがる

私はね

そういう大きな言葉はあまり使いたくないんだ

だってそれ以上に大きなものが出てきたら

どんな風に言っていいか分からないじゃないか



『君はロマンチストだね

でも心配要らないよ

君が世界や宇宙と言ったものより
大きなものを見つけることが出来たということは

君の世界や宇宙が広がったというだけの話で

その大きなものこそが君にとって世界や宇宙になったんだ

僕は思うんだ

そうやってどんどん世界や宇宙を広げていったからこそ

その世界に君がいて

その宇宙に君という星が瞬いているんだとね』

どっちがロマンチストだか分かんないね

でもそういうの

嫌いじゃないよ

だからキスしてあげる

そしたらまた

星だの

世界だの

宇宙だのと言ってくれ

きっと嬉しいから

2008/03/16 (Sun)

[57] モノクロム:ハトリカトリ
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僕の見ている世界は白黒

好きなものは白で

嫌いなものは黒だ

だから僕の人生は簡単で

黒い所を白く塗りつぶすだけ

「嫌いなものを好きなる」

そのことに興味も関心も意味も理屈も

全部使い切る

好きになれば

もうどうでもいい

さっさと次の「嫌いなもの」を「好き」になる





極端で

故に簡単に

延々と繰り返される




果ては視界も世界も真っ白に染まり

黒いトコロはなくなった

何もなくなったと

少しの涙と

最大の安心を以って死にゆくまで

延々と

えんえんと

(泣いているみたいですね)

えんえんと

2007/09/10 (Mon)

[58] 講師:下坂 尋盛(じんせい)
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だからね

成功する人間というのは失敗しないんだよ

言ってしまえば

成功か失敗か

そんな当たり前の前提すら存在していなくて

ひたすら成功しかないんだ


とても不健全な思考だよね

善悪の観念すら

乳幼児みたいに可愛いと思えるくらい不健全だ


人間は不満があるから生きていける

ガソリンであり、血液だ

だから失敗しないというのは

食事を摂らないということと一緒なんだよね

外から失敗という不満が摂取できない以上

内面を向かざるを得ない

そうなれば時間の問題で

果ては

「人間は何故生きているか」

そんな人類最後のリミッターも突破してしまう




成功をしていけない

成功を目指さなくてはいけない



答えというのはそれくらい矛盾して然るべきだ

矛盾の無い答えなんて嘘そのものだしね


2007/09/18 (Tue)

[59] 詐欺私:月灯エートス
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長い間知ってたけど騙されてた



「楽しい」って「楽」じゃないんだよね



同じ漢字を使ってるからとか何とか言い訳してるけど

騙したはワタシ

騙されたのもワタシ



「楽」というのは

「楽しい」の抜け殻なんだ

詰まらない言葉遊びではあるけど

「しい」は「恣意」で「思惟」だ

そこに意志があるから楽しい

そこに思考があるから楽しい

どちらも持ち続けるのは辛いけど

だからこそ楽しい



ワタシはワタシを騙したワタシに罰を与えた

「楽」なときに「辛い」と言って

大変な時には、笑顔で「楽しい」って言うそんな罰

ああでも

結局罰にならなかった

驚く程、違和感がないのだから



2007/09/21 (Fri)

[60] ふらふら歩き:森野 朝顔
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あつくもなく
さむくもない

そんな日

何をすることもなく
街へとフラフラ

目的も目標も
今日は布団と一緒にベランダでお休み

ただの体として
ただの僕として

流されるようにして流される

ゆらりゆらり



こういうどうでもいい日は

くすぐったくなるくらい

どうでもいいが

気持ちいい

2007/09/27 (Thu)

[61] 歌い歩き:林檎塚 ゆうな
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歌は歌う方が好きかな

言葉は違っても

伝えきれなかった想いを

しゃぼん玉みたいに

優しく

中空に

散らせることができるから

そうして

ほんの少し軽くなって

地面と平行に歩くことができるから

歌は歌う方がすき

2007/09/30 (Sun)

[62] 過去視:岡々 らいこ
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毎日だいたい同じ時間に目が覚めて

枕元の目覚ましは
だんまりを更新中


毎日だいたい同じ道を通って
だいたい同じ場所へ

走っても歩いても
同じ時間
ギリギリセーフ


毎日だいたい同じようなことをこなして
毎日だいたい同じ道を帰る


ずっとだいたい同じ感じ



でも毎日少しだけ違う僕がいて
毎日少しだけ違っていた


どんな違いだったのか


楽しいとか

悲しいとか

そういうものを言えるだけ並べれば

少しは正確に言えるかもしれないけど

それは思い出になる前の

とても柔らかい気持ちだから

今はまだ

いえない




2007/10/04 (Thu)

[63] 良質奇人:√3(るーとさん
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ごめんなさい。

特に理由も意味も無いけれど。

週に一度はごめんなさい。

それ位、謙虚に生きたいってこと。



ありがとう。

たまには空や雲に感謝する。

そうすれば、

週に一度くらい

ありがとうが降ってくる

ざーざー、ありがとう

雨の日が少し待ち遠しい。

2007/10/13 (Sat)
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