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カナリアの部屋  〜 投稿順表示 〜


[52] 寝顔
詩人:カナリア [投票][編集]

あんたアホやね
何がって?
そりゃ〜言えないさ…
でも
あんた相当なアホやね
知りたいか?
あんたの寝顔
笑けるわ
これで暗い夜も
もう
淋しくないわ
あんたのアホ寝顔が
愛しいわアホ

2005/11/08 (Tue)

[53] ハリウッドスター
詩人:カナリア [投票][編集]

泣きたいのなら僕の胸へ飛び込んでおいで?
…と、ミスタートム・クルーズ

僕が君を守るよ
…と、ミスターシュワルツ・ネッガー

君に笑顔をプレゼントしよう
…と、ミスターブラット・ピット

今夜僕の部屋に来ないかい?
…と、ミスターキアヌ・リーブス

妄想の夜は深まるばかり…

2005/11/08 (Tue)

[54] 泣き顔
詩人:カナリア [投票][編集]

どうか笑ってください

君が泣いてしまうと僕は
君を抱き締められずにはいられなくなるから

どうか笑ってください

君のその優しくて
太陽の様な笑顔が大好きだから

どうか笑ってください

どうか笑っていてください

君の笑顔を
最後に見ていたいんです

笑ってそっと
後ろを向いてください

そしてもう
振り向かないでください

僕…
きっと泣き顔ですから。

2005/11/12 (Sat)

[55] 憎しみ
詩人:カナリア [投票][編集]

貴女を憎みましょう

愛してくれなかった貴女を

抱き締めてくれなかった貴女を…

憎しむことで楽になれるから
憎しむことで愛はいらないと叫べるから

愛なんていらない(愛ガホシイ)

貴女を憎しむことは
自分を守る
そうね
ちょっとした防御法

2005/11/12 (Sat)

[56] この雨
詩人:カナリア [投票][編集]

この雨
今宵 天使を濡らす
羽に落ちた雫は
煌めきとなり
彼女はダイヤの様に輝きを増す

この雨
今宵 マリアを濡らす
絹のストール
滑る水よ
貴女は聖母 我が子を暖める

この雨
今宵 悪魔を濡らす
体に突き刺さる
針の如く
彼は悶え マントにその身を包む

この雨 天使は涙を隠した

白い彼女の頬は傷に覆われ薄くはかなげな口元には
細めのタバコ
煙を纏い ダイヤを捨てた

この雨 マリアは自我を叫んだ
ふくよかな体は震え帯
泣く我が子を置き去りに
貴方は愛を捨てた

この雨に 悪魔は優しさを求めた
焼ける痛みを酔いで誤魔化す
ジンに雨を注ぎ
彼は命を捨てた

この雨 
今宵 私を濡らす…

2005/11/12 (Sat)

[58] 貴方と君とあの人とあの子へ…
詩人:カナリア [投票][編集]

世界にたった一人の貴方が

世界にたった一人の私と

出会って

言葉を交わす

その確率って…?

すごいよ きっと

だからね

貴方と私
君と私
あの人と私
あの子と私

繋がりを大事にしたいな。こんな私だけど
これからもよろしくね

2005/11/12 (Sat)

[59] 好きかしら?
詩人:カナリア [投票][編集]

いつの間にかね
君とのやりとり
楽しくなっててさ

コレやばいよ

君に中毒入っちゃってる

愛ゆえに…
地球温暖化は終わらない…んなアホな

2005/11/12 (Sat)

[60] 夕暮れの公園
詩人:カナリア [投票][編集]

秋も深まり 赤みを増した葉は 自ら命を断ち
それはまた次の“僕ら”を産み出す為であり
それは
ほんの少し淋しくもあり
ほんの少し優越を帯びる

静かなる その場所に
白髪の髪を結い上げ 少女の様な ほほ笑み零す
老女の姿
彼女の小さな肩を包むは
小豆色のカーディガン

静かなる その場所に
白髪の髪を綺麗にくし通し木枯しに吹かれて 頬を赤く染めるは
藍色に染められし 襟巻の向こう…

静かなる その場所
二人を繋ぐは
小豆色と藍色の細い糸

愛しそうにその糸を指に絡め…その先は…

切ってしまうのは
ほんの少し淋しくもあり
ほんの少し優越を帯びる

「この糸が自然に切れるまで手を繋いで歩きましょう」

二人歩く 落ち葉の絨毯
二人をはやしたて
彼らは 静かに眠りに堕ちていく

2005/11/12 (Sat)

[61] セピア色
詩人:カナリア [投票][編集]

「オムライスが食べたい」

今は亡きあの人の セピア色に包まれた思い出を語る時
彼女はつぶらな瞳から涙を零し その雫は 彼女があの人と共に生きた
長い 長い歳月のシワを
ゆっくり ゆっくりと伝うのです

「オムライスが食べたい」「あなた、ケチャップ嫌いでしょ」

彼女はもう着る宛てのないあの人の上着を 大事そうにたたみながら
もう殆ど 光を映し出さないほどの視力を頼りに
そっとタンスの奥にしまい込んだ

「あぁ…あの時あの人に
オムライス作ってやれば良かった」

そう言って 紅色の座布団の上に膝を折りたたんだ
西日が染める 遠い空を
ただ静かに 見つめる 彼女の瞳にはどんな光が差し込んだのでしょう

「あの人は私の永遠の恋人よ」
しわくちゃな笑顔でそう呟いた彼女からは
優しいオムライスの匂いがした気がしたのです   
今は亡きあの人の セピア色に包まれた思い出を語る時
彼女はつぶらな瞳から涙を零し その雫は 彼女があの人と共に生きた
長い 長い歳月のシワを
ゆっくり ゆっくりと伝うのです

2005/11/13 (Sun)

[62] ロッキー
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重い体が
リアルな程に ベットに沈んで…
ブラウンに色付いたアルコールが
俺を蒸発させてゆく

一体今何時なんだ?

開こうとしない目蓋の
わずかな隙間に
眩しすぎるほどの陽が差し込む

畜生 前がみえねぇ

ロッキーよ
どうか俺の目蓋もやっちゃってくれ…       
ふっと手を伸ばした先には赤いタバコ

「口が悪い女は町中の噂さ」
ロッキーの名ゼリフに
火種を潰した

2005/11/13 (Sun)
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