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夢姫の部屋  〜 新着順表示 〜


[123] 歌姫
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いつもの場所に君が居ないと
不安になる

いつものように
君の歌声を聴かせてくれないか

君の歌声はとても優しい気持ちになれるんだ

悲しい歌など歌わないで

君は一人じゃないんだから
僕がいつでも傍にいるよ

いつでも笑っていてくれないか

君の美しい歌声を
僕は誇りに思うよ



2004/04/17 (Sat)

[122] ROOM
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散らかった部屋が
居心地悪くて
窓のカーテンも閉めきったまま
窓の外にはどんな世界があるの?

一人でいるのに慣れてきたから
この部屋に誰かを入れることもない
カーテンを開けてみたいけれど
それもできなくて
外の世界の音だけを聞いているのさ

空が泣いているから
その顔を見ることができない
どんな顔して泣いているの?
ただその偉大さに憧れるだけで
手の届かない君
今 どんな色してる?


モノを踏み付けながら
歩いて
黄ばんだカーテンも気持ち悪い
本当の色はどんな色だった?

この部屋に来るのは
小さな子供
「外に行こう」と誘うけど
それはできないよ
君は外の世界を知っているんだね

空が鳴いているから
その顔を見上げることができない
下を向いて歩くしかない
僕は君に想いを寄せているだけで
近付けない君
今 何を思っている?


ほの暗い部屋で
窓に背中を向けて
カーテン越しに君の声を聞いている
この部屋に光が射すのを
心待ちにしながら


空が泣いているから
僕は顔を上げることができない
僕はどんな顔しているの?
ただそれを君に教えてほしいだけ
遠い 遠い君
僕の方を見てくれないか



2004/04/16 (Fri)

[120] 恋する林檎
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貴方に恋い焦がれて

わたしは赤い果実になりました

貴方がわたしの名前を呼んで下さるのを夢見ていたのです

どうか呼び捨てになさって


貴方にもぎ取られた

あの日からわたしは貴方のものなのです

貴方がわたしの服を脱がしてくれるのを心待ちにしていました

どうぞ優しくお口に含んで


貴方に頂いてほしくて

はしたないとお思いになるでしょうか

わたしは自分から貴方のお口を求めて赤いドレスを脱ぎました

どうぞわたしの果汁を召し上がれ


できるのであれば
毎晩貴方と戯れていたい
できるのであれば
毎朝わたしを食卓に


貴方に恋い焦がれて

わたしは赤い果実になりました

貴方のお口でわたしから滴り落ちる甘酸っぱい果汁を

どうぞおいしく召し上がれ



2004/04/13 (Tue)

[108] 不眠症
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眠れないまま早朝を迎えるのは

もうこれで何度目なのか

薬はもはや体を苦しめるものでしかなくなった


疲れきった体は

眠りに就こうとはしない

頭の中は靄で充たされている


その靄に隠れる君は誰だい?


その姿を見ることができたなら

この体は眠りに就ける

そんな気がしてならないから

君の姿を探して

今日も眠れない夜に

足掻き苦しんでいる



2004/04/07 (Wed)

[99] 罪と罰
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この罪の代償は

私の永遠の愛で償いましょう

愛おしい貴方と共に歩んで行くこの道が

茨であったとしても

それが罰とて私には幸福


この罪の代償を

貴方の永遠の愛で返して

償うための愛なんていらないわ

誰かのためじゃなく

私のために

貴方のために

私たち二人のために

幸福を築いていきたい


二人の歩む道が茨であったとしても

それが罰とて

貴方と二人なら

それも幸福




2004/04/01 (Thu)

[84] 歩み
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夢を現実へと

歩む足取りが

一歩づつ

確実に


先が全く見えなかった

私たちの未来は

今でも見通すことなどできないけれど

繋いだ手と手は

離れることなく

きっとどこまでも歩いていけると



一度は脱ぎ捨てた

白い靴は

今でも白いまま

きっと何年たっても

私たちにとっては

色あせない思い出


今の気持ちをずっと忘れないで

貴方と手を取り合って

どこまでも どこまでも

ゆっくりでいいから

歩んでいきたい




2004/03/11 (Thu)

[82] 空模様
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いつも 雲ってばかりの空

たまに雲の隙間から光が射したり

でも晴れることがない空に
苛立ちを感じたりして


貴方が嵐を起こしたのは
昨日のことで

止む見通しもない

ただ 二人
手を繋いで助け合いながら
この嵐を乗り切るの

この嵐が止んだら

雲一つない晴天が訪れるから

風にも

雨にも

雪にも

貴方と二人なら
決して負けない


明日 天気になぁれ



2004/03/08 (Mon)

[78] 僕の君
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いつからだろう

いつの間にか

こんなにも君のことが頭から離れない

時には悲しいほどに
君に冷たく接して

時には傲慢なほど
君を求めて

君の心を掻き乱してばかり

君の大きな暖かい想いに

僕は不安すら覚え

嬉しくなるほどに
君を疑ってしまう

どうしようもない僕を

受け入れてくれる君に
夢中なんだ

僕をこれ以上我儘にさせないで

どうか 僕を裏切らないで



2004/02/27 (Fri)

[76] 蝶々と花
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大きく咲き開いた

花弁に優しく口付けをして

零れる吐息を奪い尽くして

溢れる蜜で充たされる


貴方はまるで蝶々ね

背中の羽を広げて

手の届かない所へ行かないで

私はここで

貴方がはばたいて来るのを

花開かせて待つばかり



2004/02/27 (Fri)

[68] ヒロシ
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全部 愛して

足の指の先から

髪の毛の一本一本までも

唇も目も

足も腕も

この小さな胸も

私は全部ヒロシのモノだもの


ヒロシの体温が

私の体温を上昇させる

たった一人の人のことが頭から離れなくなる

他には何も考えられないの


足の指の先から

全部 愛して

この瞳も唇も

小さな胸も

髪の毛の一本一本までも

全部ヒロシのモノなんだもの


2004/02/20 (Fri)
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