ホーム > 詩人の部屋 > 夢姫の部屋 > 新着順表示

夢姫の部屋  〜 新着順表示 〜


[66] 暖かな冬
詩人:夢姫 [投票][編集]

白い息を吐きながら

髪の毛は強風に煽られぼさぼさ

君はしっかり僕の腕につかまって

「寒いね」ってしかめっ面

歩きずらいけど

君が僕にくっついてきてくれるから

寒いのも万更悪くはないかな


細い体を縮こまらせて

下向き下限でちょこちょこ歩きながら

僕に擦り寄って来る君

「寒いね」って言いながら

パーカーのポケットで暖めていた僕の手の中に

冷たい手を滑り込ませてくる

僕だって寒いのに

だけど冷たい手を握り返して暖めてあげる

「暖かい」って微笑む君

その笑顔が見れるだけで

寒いってのも万更悪くない



2004/02/19 (Thu)

[53] to die
詩人:夢姫 [投票][編集]

「死ね!」

「今すぐやれ!」


痛い…

痛いよ…


結局は自分を救えるのは自分だけ


「早くやってみせろよ」

「できもしねぇくせに」


ずっと胸に刺さってる

言葉の刄

たまに痛み出して眠れない


「早く死んでみせて」


死ぬことを躊躇わすのは

お前じゃない

自分が死ぬならお前の女も殺す

当然だろ?

どうやって殺してくれようか

どうせなら楽しくやりたいね

あいつの存在が気に入らなかったんだ

最期くらい楽しませてよ
お姉さん


本当の望みはこんなことじゃない

生きていたいし

人を殺したくもない

めんどくせぇよ

死ぬのも殺すのも


生きる意味?

言葉にしないとわかんないか?

存在理由?

そんなもん他人に聞いて与えられりゃ満足なの?

知ったこっちゃないね

生きていたいから今も息してんだろ

くだらないこと考えてないで早く寝ろ

「その考え方を今すぐ殺せ!」



2004/02/17 (Tue)

[52] 林檎〜ラブリー〜
詩人:夢姫 [投票][編集]

わたしの胸に

顔をうずめて

赤ちゃんみたい

とても愛らしい


わたしの茂みに

顔をうずめて

まるで乾いた喉を潤すように

息を荒げて

果実から溢れるジュースを舌ですくって舐める


とても愛らしい

とても愛しい


今も罪の果実を求める貴方が

たまらなく愛らしい


いつでも赤く熟した果実から

甘い果汁を貴方にあげる

たんと召し上がれ

可愛い私の貴方



2004/02/16 (Mon)

[43] ねぇ
詩人:夢姫 [投票][編集]

ねぇ

今日は仕事終わってから何してた?

いつもよりメールの回数が少なかったね・・・

あなたからおやすみメールが届いてから

すぐ返信したんだよ?

ねぇ

気づかなかった?


貴方が何しているのか

いつでもわかっていたい

ねぇ

今 何してるの?

ねぇ

返事してよ

ねぇ・・・




寂しいよ・・・







2004/02/10 (Tue)

[41] おこちゃま
詩人:夢姫 [投票][編集]

あたしは段々 大人になって行く

ううん

もう立派な大人だわ

小さい時は食べられなかった
苦い野菜もおいしく食べれるようになったし

少しだけどお酒も飲めるようになったわ

結婚適齢期もすぎちゃいそうな勢いよ

あたしは大人…なはずだけど…

何故かしら?

この恋心は子供のまんま

わがままで

甘えんぼで

嫌 嫌 好き 好き

寂しがりやさん



2004/02/07 (Sat)

[38] 我儘×わがまま
詩人:夢姫 [投票][編集]

わがままばかり言うなよ

応えてやれないんだからさ


そんな俺はいらないかい?

君の望むように動けない

こんな俺はいらないかい?

…いらないって言えよ

君の気持ちに応えてやれないことが辛くてしょうがないんだ

淋しい時には傍にいてあげたいし

不安な時には頭を撫でてあげたいよ…

だからそんなにわがまま言わないで

俺は我儘でしか応えることができないのだから

君が悲しむのも

我慢させなくちゃならないのも

すごく辛いんだ

だからって無理して平気なふりすんなよ


なんて 俺もとんだ我儘だ


君はこんな我儘な俺のどこが好きなんだ?

俺はそんなにわがままな君の…



全部が好き



2004/02/04 (Wed)

[35] 24時間
詩人:夢姫 [投票][編集]

ただ ただ

貴方の声が聞きたいと

それだけを考えている時間があったりします

ただ ただ

今 貴方は何をしているのかなって

それだけを考えてる時間もあったりします


仕事してても

食事してても

もはやトイレに入ってたって

あたしは貴方のことを考えてたりします


一日 どれくらいの時間

貴方のこと考えてるのかな?

考えてない時なんてないくらいなんだよ



2004/02/04 (Wed)

[30] 死の扉
詩人:夢姫 [投票][編集]

私がもしも

死の扉を叩く時が来たなら

その時は傍にいてね


誰の目も恐れず

その時くらいは

他の何も気にしないで

私のことだけ考えて

死にゆく私を

その目に焼き付けて


もしも

私が天に召されても

楽しかった時間を

私と愛し合った時を

決して忘れないでいてね


2004/02/02 (Mon)

[27] ピンキー
詩人:夢姫 [投票][編集]

貴方に求められて

貴方を求めて

滴る雫を 舐め合いましょう


貴方に貪られて

貴方を貪って

淫らな吐息を 奏でましょう


ああ 素敵なひととき

あたしたちが一つになれる

甘美な世界


もっとあたしの奥まで入ってきて

もっともっと貴方を感じさせて

貴方の動きにあたしは白い肌を桜色に染めて応えるわ

あたしのピンクを突き上げて

あたしのピンクを奪いつくして


ああ 素敵なひととき

淫らな吐息を奏でて

あたしたちはピンクの世界









2004/01/30 (Fri)

[26] red signal
詩人:夢姫 [投票][編集]

僕の顔を見上げて 微笑む君の

その唇が愛しすぎて

僕は君から目を逸らしてしまうんだ

本当はずっと見つめていたいのに・・・


あの交差点を曲がったら

君の家まで一直線

見上げればこの赤い信号機が

ずっとこのまま僕たちを止めて

行く手を阻んでくれたらいいのにな


このまっすぐな道を走れば

辿り着くのは

寂しさだけで

どこか遠くへ逃げ去ってしまおうか・・・

なんてできもしないくせに


君の家まであと数メートル


僕の顔を見上げて

微笑む君の

その瞳が愛しすぎて

次の約束もできないまま

別れ際にはその瞳を見つめ返すことしかできなくて・・・



どこか遠くへ 逃げ去ってしまおうか?




2004/01/30 (Fri)
74件中 (61-70) [ 1 2 3 4 5 6 7 8
- 詩人の部屋 -