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ナナエの部屋  〜 投稿順表示 〜


[84] 無題1
詩人:ナナエ [投票][編集]

臆病者で小心者のアタシは

ただ君の首にしがみついて
必死にもがくことしかできなかった

こんなにも誰かを
欲しいって思うことはなかったんだ

だけど最後まで
行かないでって言えなかったよ

君は優しいから
触れなくても感じるぐらい
アタシを置いていくこと気にしてる

だけど君がもう戻れないように
アタシだって戻らない

前を向いて
今は自分のやるべきことをやるしかない

君が挑戦するなら
アタシも挑戦しよう


君の行く手を邪魔するよりも
君の行く先で
また笑顔で再会できるアタシでいよう

そう決意した今日を忘れないでいよう

2013/01/06 (Sun)

[85] クリスマス2011
詩人:ナナエ [投票][編集]

100円ショップで買った小さい鍋に

小さめに切ったニンジンと
ジャガイモと
多めの玉ねぎと少なめの豚バラ

グツグツ煮える鍋の横で
ポカポカぬくい二人の心

今年のクリスマスは
暖かくてちょっと薄味の
肉じゃががご馳走で

お椀に盛った湯気の中で
美味しそうな肉じゃがを囲んで

なんとも質素で暖かい
純和風な12月のその日

2013/01/05 (Sat)

[87] 無題2
詩人:ナナエ [投票][編集]

なんだか今日は
やけに機嫌が良いみたい
最近沈んでたもんね

どんより空気を纏いながら
どんより空気を吸って吐いて

たまに止めて大きなため息

ホントはさ
しっかりしてよって
闘魂入れてあげようかと

そしたらなんだか
ニコニコニヤニヤ

拍子抜けってこの事か

どんより暗幕の向こうで
視界に入ってなさそうだった
この間のあたしに見せてあげたいよ

あー
ちくしょうめ

2013/01/06 (Sun)

[88] 至福の絶対零度
詩人:ナナエ [投票][編集]

春はまだ遠い

コンクリートもまだまだ遠い

土は
サラサラの粉雪が重なる厚い氷の層の下で
いまも冬眠中

下を向いて歩かなきゃ
道は前を通った人が創るから

上を向いて歩いちゃダメだよ
朝も昼も夕方も変わらない雪雲が覆う
灰色の空だから

ただひとつ教えてあげる

冬の夜は
上を向いて歩かないといけないよ

こんな手が届きそうなオリオン座も
宇宙を肌で感じられるこの空気も

一生に一度のこの瞬間
最高の贅沢が私だけのものになる

だから私は冬が好き
どんなに厳しくても
この地で生きていけるのだ

2013/01/05 (Sat)

[89] じぶん改革計画(案)
詩人:ナナエ [投票][編集]

今日の良かった自分
明日したいこと

昨日の良くなかった自分
これから直したいこと

せっかくだから
真っ赤なレッドの手帳にでも

赤は誰かの闘う魂の色か
そして自分の大好きな色でもある

きっとこの世で一番
見つめたくないこと
振り返りたくないもの

そんな自分と向き合う為

だってさ
まさか自分で自分の頬に
闘魂注入なんて
できないできない

毎日記録
毎日振り返る自分
毎日見返す昨日の私

きっと明日は
なりたいじぶんに近づいてる

三日坊主とかありえないから
だって赤は私の大好きな色

見落とすはずがないじゃないか

2013/01/05 (Sat)

[90] さて・そろそろか
詩人:ナナエ [投票][編集]

未だに見えぬ
新芽を宿した枝の間から

氷のように冷えた風を通す枯木のように

これから新たに始まるこの1年を
耐え忍んで生きていきたい

むしろ
そう生きていかなければ
生きることさえできず

選択肢さえ存在しないのだ

2013/01/05 (Sat)

[91] 悩めるぼーイ&がールへ
詩人:ナナエ [投票][編集]

会話をしましょう

さみしんぼーイ

隣にいても孤独なら
言葉を交えて息を交わして

体中の感覚で
彼女を知ろうとしてみましょう


見つめてみましょう

かまいたがール

彼の心の中が知りたいなら
口を閉じて耳を澄まして

魅力的なその瞳が
彼の瞳に映る時を待ちましょう



うん

上出来ね

2013/01/05 (Sat)

[92] 自分らしく・そのために
詩人:ナナエ [投票][編集]

物語で例えるなら

北風と太陽なら
私は北風派だ

太陽にはかなわないとわかっていても

今できる精一杯の全力を
自分の誇りにしたいから


アリとキリギリスなら
私はキリギリス派だ

冬に餓死するとわかっていても

誰よりも今を
一生懸命楽しんでいたいから


私の行き先に見えるものは

この地点から
私が確認できるだけの
景色とにおいと光と

私が触れられるだけの
空気と人の暖かさと
恵まれた環境と

知ってることと覚えてることから
想像できるだけの

夢と未来だけだから

欲張りにも卑屈にも成り得ない

私はいつだって私派で
私のものさしを探してる

2013/01/05 (Sat)

[93] だけどまだ私の後ろで冬が威張っている
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四月になった

四月になって
最初に一緒に笑ったのは彼さんだった

もう四月なのに
冷たい雨に打たれて止まったり
吹雪きにまみれて走ったり

そんな矛盾のおかげかどうか

昔会ったあの人は今頃幸せなのだろうか
昔遊んだあの人は今頃誰と楽しんでいるのか

そんな事が頭に溢れて
そして立ち止まってそれから振り返った

まるで「秋」だ

なんてセンチメンタルな今日の私

いかんいかん

バイバイ思い出
泥だらけの道端の残雪に別れを告げて
私も春へ歩き出す

2013/01/05 (Sat)

[94] 一瞬を懸命に
詩人:ナナエ [投票][編集]

きっと私がこの先
50年100年と生きるなら

これからの2ヶ月なんて
ほんの一瞬
瞬きのような出来事なのだろう

しかしながらそんな瞬間が
これから先50年間の私の基礎となる

今も絶え間なく訪れる
無意識の中の瞬きが

刻一刻と
私を未来へ導いている

ほら
今も


2013/01/05 (Sat)
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