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ジャガーの部屋  〜 新着順表示 〜


[374] 短気は損気
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防衛本能だもの

無力だもの

低学歴だもの

我が儘だもの

理不尽だもの

ムシャクシャムシャクシャ

イライライライライライラ




僕だってそうです




では落ち着いて


深呼吸をしましょう



息を吸います


スーッ…











ップハー!




なんて事無いよ!



損なんかしてたまるか!



 

2011/07/07 (Thu)

[373] 舞う羽
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触れる事さえ叶わない

ただ散るばかりの夢


飛べない空を見上げるような

空から僕らを見送るような感覚さ




夜風に包まれた夏も

優しく熱い手首も

幼過ぎた日々も

愛し過ぎた我が儘も

儚いものさ





何度すれ違おうが

わかり合う事捨てても

何度だってやり直した


きっと愛なんか

わからないでいた


ただ強く

抱き締めていたかっただけで


子供の頃の

夢みたいで

空を飛ぶように

不安定だったね





あの頃実は


永遠を信じて始めていた


ねえきっと



君となら


…って

夢を信じ始めていた



 

2011/07/07 (Thu)

[372] ショパンの旋律
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雨音が語りかける

言葉より曖昧に

そのくせリアルに



まるで悲鳴だね

心臓をえぐられるようさ


いくら無言を押し通したって

かえってその方が

この様を表したりする




ショパンの旋律みたいに

激しくて

痛々しいさ




 

2011/06/26 (Sun)

[371] 引き込む手
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眠りにつくように

ゆっくりと




ゆっくりと…




暗闇に引きずり込まれる





身体は石のように重く



動かせないというより

動く気になれない




あの人って今は…


そういえば僕の記憶は



























地面の穴から

僕の足首を引っ張る手

何も聞こえないよ




こんな世の中に誰がした



脳裏をよぎる恐怖は



いったい何処を

向いているんだろう



 

2011/06/22 (Wed)

[370] サイン
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安心してみたいんだよ

「好きだよ」って

合言葉みたいに

同じ気持ちを確かめ合って



それでも

これだけじゃあ

わからないんだ

「じゃあどれくらい?」って

問い掛けたりして

例えば言葉だけじゃなく

表情なんかも求めたりしてさ



煮え切らない想い

君には僕がどう見えてる?

どれだけ確認を続けていても

子供みたいな感情が

殖えてくだけ




どれだけ愛し合っても

君の全てが僕の物じゃない

それくらい解っているよ

だから素敵なんだろうね


だけどもどかしくて

いくら抱き締めても

息が苦しくなるだけ


君に溶けたいくらいの

強い気持ちを

どう計るだろう





溺れないように

見失わぬように

君のサインを

ちゃんと見ていよう


ねえ

好きだよ



 

2011/06/10 (Fri)

[369] 愛がなんだ
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いくら時が経っても

消えない重い恋の夢


薄く掛かった暗めのトーンで

そのまま深く

沈んでしまいそうだよ



夏の暑さは眩し過ぎる

記憶の破片が乱反射して

目眩を起こしそうな隙間に

時々何処に生きているのか

わからなくなる










愛がなんだというのさ



過剰な想いは人を壊す

出会いも痛みもごめんねも

期待も裏切りも全部


瓶に詰めて海に投げてやる



青く黒く深く遠く

消えてくれたなら

トラウマなんか知らずに

笑い事頬に詰め込んで

全てを馬鹿に出来たのに

2011/06/08 (Wed)

[368] 嘘つきである
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わたしとは

妬みであり

哀しみであり

欲望であり

怒りである。



ロックンロールなんぞ

知ったこっちゃ無いが

私とはたいてい怒りであり

反逆心である。










嘘である。



わたしは

嘘つきである。






わたしは愛でもある。


慈悲深き者であり

優しさである。








嘘である。






我が輩は





猫である。


嘘である。





ワタシはー

中国人アル。

嘘である。




わたしは正直者である。





 

2011/06/05 (Sun)

[367] よく思い出せない
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君のいない僕は

僕では無い



僕のいない君は

君では無い




笑ってしまうし

頭にくる







僕はあの時

君と死んだ



絶望しか感じなかったからさ



この世に君と僕は

もう存在しない










在るのは

変な記憶


 

2011/06/04 (Sat)

[366] 
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滴のように

拳を下ろして

ゆっくりと開けば

五本の指を伝って

いくつもの気持ちが

こぼれてきたよ



"優しい記憶が明日の邪魔をする"

なんて思っていたから

つまずいた足下

痛む傷口さえ

見ないようにして

走り出していた




薄く文字を書くように

曖昧で冴えない

日々を歩いている



僕らは残してきたよね

キャンバスに色濃く

ぶつけていた





もしも まだ今でも

君の心の奥深くで

幼い僕が泣いているなら

「さよなら」でもいい

一言だけでもいい


聞いたなら

泣きやんで

空へ帰って行くから




 

2011/06/04 (Sat)

[365] 唖然としている
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僕は

ここに立っている

ただ立ち尽くしている


雨が止み

虹を潜った先に

夏はまた訪れる



デジャヴのように

同じような青空の下で

暑さに慣れながら



段々と

年を重ねながら


そうだ

一生の途中なんだ




君と出会った瞬間から

別れのカウントダウンは

既に始まってしまっている




時間を止める事は

もう不可能に近い





「愛してる」って

どんなに強く叫んでも

僕らは

例えれば線香花火のように

ただほんの少し


煌めいて

落ちてくさ





それが

もどかしくて

美しい





それなのに





それなのに僕は




ここに立っている

ただ立ち尽くしている



そう これは

もう


言葉には出来っこない

膨大な量の矛盾に埋もれて


脳はただ

感じる事だけを

命じてるみたいだ





 

2011/06/03 (Fri)
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