詩人:ジャガー | [投票][編集] |
プライドも信念も
ストレスも邪心も
嫉妬も冗談も
思想も主義も
涙も夢も愛も
血も肉も脂も
全部ごっちゃにして
交ざった色が今の俺
濁り濁った矛盾の色
鏡を覗くたび
無様で醜い模様
うつろな視線が
向かった先は
あそこ
俺の脳が
降ろした決断は
無茶苦茶に掻き混ぜた
白黒の過去
空白の時間
嫉妬の悪夢
友情と偽善
偶然と必然
真実と虚像
あなたとわたし
酔った感覚と捕らえた
的確過ぎて笑った
夢中になって嫌った
夢中になって愛した
はがれ落ちた皮膚
こぼれ落ちた内蔵
呪われた天気
音楽とビジネス
大人の甘い罠
手を引き合い群がる
横断歩道で見えた
退屈と誘惑と
孤独との死闘
逃走と自虐
繰り返し聴いた
あの曲をまた聴く
だんだん濁ってきてるが
やはり渦巻いてる
鏡を覗くたび
無様で醜い模様
うつろな視線が
向かった先は
あそこ
俺の脳が
降ろした決断は
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逃れ逃れ逃れ
縄張りはどこだ
自由はどこだ
考えた時から
始まっていた
確かに在った
居場所を放棄して
あの人に捧げるのさ
胸の奥の奥の奥の方
聴き所なんか
それくらいしか無い
愛に囚われた罪深き少年
窒息しそうな程
息苦しい闇が続いた
しかし確かに在ったはず
遠く霞む光
正体も知れぬまま
ぼんやり見ていた
間に合わなかった
究極の選択
残された道を
突っ走るしか無い と
孤独の音 悲鳴みたいに
撒き散らして
それは罪
貴方を苦しめて
歪んだまま目を背けた
埃が舞って
光は閉じて
外は微かに
嵐の唸る声
遠ざけて
諦めて
せめて殺して
望みを断って
二度と会えないように と
三回目の夏
梅雨上がりあたりは緑
空は自由の向こう
遥かに吹く風が
貴方へ届きますように
あの時と変わらぬ胸の内で
愛してもいいですかと
逃れ逃れ逃れ
縄張りはどこだ
自由はどこだ
考えた時から
つまり始まっていた
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時計のベルが鳴った
僕は寝起き
君を待たせてる
永い間寝てたみたいだけど
どうしてか目が覚めない
枕元になにか落ちてる
満たされたいのはわかるのに
どこをどう満たしたらいいのか
自分の事なのにわからない
わからない
わからないふりした
そんな数年でした
今も
はっきりは言わない
はっきりは言えない
胸が苦しくて愛しくて
君と生きて行くのに
僕は強がりのふりをする
満たすべきものが見つかって
今度は君の番
答は全て
あの枕の中
時計のベルが鳴った
僕は寝起き
君を待たせてる
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それを
誰かは本能とも言い
誰かは運命とも叫び
誰かは青春と呼び
誰かは幻と吐き捨てる
このいずれかであり
もしくはどれでもあり
否どれでも無いかもしれない
周りの承諾もいらない
愛の証明書もいらない
これが愛じゃなくてもいい
僕ら二人だけが
感じていればいい
永い間忘れてたふりしてた
トラウマでトレモロ
やっぱり君だったんだね
再び、確かに鼓動が鳴った
矛盾はやはり
また生まれた
僕と君を伝う想い
今はそれを
愛と呼んでいるだけ
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何故君を愛したのか
そんな事もわからない
主義も思想も知らない
知らなくていい
はっきりとした痛みが
この胸の中に在る
それだけでいい
そもそも"愛"を語れない
定義もないものを
自分なりの解釈で
説明もできない
説明できなくていい
はっきりとした輝きが
この胸の中に在る
それだけでいい
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もしも君に出会わなければ
こんなに胸が苦しかったり
こんなに将来に悩んだり
なんて毎日だろう
君が側にいないのが
淋しくてたまらない
もしも君に出会わなければ
しょーもない誰かと恋をして
くだらない歌を歌って
アホ丸出しな別れ方をして
しょーもない人間になってたかも
君と出会えたから
こんなに気持ち良く歌える
ごめん
自分勝手だけど
君は僕の未来だ
僕の我が儘な夢を
一緒に築いて欲しい
わかるかい?
全て
君に出会えたからなんだよ
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あの頃の僕は
どうでもいい周りの雑音に
踊らされ惑わされ
それでも憧れた自分へ
揺れながら走ってました
愛してしまった人がいて
感情は歌となって
弱い私を大きく強く
育んでくれました
花咲いた頃
彼女は側にはいませんでした
想えば想う程僕の歌は
大きくなり次第に雨のように
ザアザアとあたりを
包んでしまいました
雨が止む頃
望んでた虹は違った物でした
あまりにも遠く
憧れる事しかできませんでした
この夏
愛してしまった人がいて
僕は久しぶりに
古びたギターを鳴らして
数年前と同じ気持ちを
少し大人びた言葉で
重ねました
僕の人生で唯一
愛してしまった人がいて
その人は多分
一見違うようで
僕と一緒なんだろうと
そう思うのです
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いっそ感情のまま
隣で甘えてて欲しい
誰の目にも触れないまま
"二人の事"だけを突き詰めていきたい
君に近付きたい
あの月には届くかな
羽は用意したかい?
流れ星が消えないうちに
願いを言えたかい?
いつか死んで終わってしまうのが怖くて
永遠か死か、もしくは愛が終わらないうちに
生まれ変わってお互いを見つける方法を探したりして
まぁなんていうか人間なんかなかなか
知りたい事全然知れないくせに
概念だけ勝手に作ってほったらかして
本気で愛してるロマンチスト達は
どうやって解決すればいい?
いつも迷子のまま
いっそ感情のまま
隣で甘えてて欲しい
誰の目にも触れないまま
"二人の事"だけを突き詰めていきたい
君に近付きたい
なんだろうまるで道化師みたいに
造り物の夢物語案内人
ピーターパンに騙された僕たちは
愛した人をどうすればいい?
連れていけるかな
いっそ感情のまま
隣で甘えてて欲しい
誰の目にも触れないまま
"二人の事"だけを突き詰めていきたい
君に近付きたい
君に触れたい
宇宙と君と僕
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夏は終わったかな
涼しい風に流されて
まぶしくて痛いね
朝は僕らをまた
あっけなく引き剥がしたね
強がりくらい
立派に言えるように
大人になれたはずなのに
こんな感情がやっぱ
頭と胸らへんのどっか
血液みたいに行き交ってる
「愛してる」って
こんな小さな言葉だけじゃなくて
もっと伝えたいのに
悪気無く遊ばれてるみたい
空へ飛びたかった昔みたいに
溢れて滲んでくばかりで
君色に染まっていく
生き場の無い"痛み"はどうしよう?
少なくとも今僕にとって
行き先の選択を迫る
衝動なんだよ
こんなに弱いくせに
会いに行きたい
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まるで勝ち目なんて無い
駆け引きも嘘さえも無い
ただ「囚われてる」ってだけの
無機質な真実の中
狭く重苦しい空気の中
逆転の無実を祈る
君の全てを欲しがって
肩を強く抱き締めたって
どうしたってどうしようも無い
君は君の意思で
君の世界を歩いてる
こんな壮大なドラマの中で
僕はどう映っているかな?
なんという事だろう
始まってしまったんだね
こんなに胸が痛い