詩人:ジャガー | [投票][編集] |
愚痴をこぼしすぎるのは
俺の悪い癖です
悪ノリが過ぎるのも
直したほうが良いかな
悪い奴らが世の中に
溢れてるのも
仕方ないっちゃあまあ仕方ない
悪い連鎖はすぐには直せない
だからあんたそんなに
落ち込むなってばよ
もっと気楽に気長に気ままに
海でも見ながら話そうか
昔ほら俺たちは
少年だったさ
わけもわからずなんとなく
色んなしがらみに巻かれて
大人になっちまって
毎日をこなして
でもまだ実はほら、
ただの大きい子供ですから
俺が言えたもんじゃないけど
みんな結構まだまだ
いい加減なところもあるし
大丈夫さ
とにかく大丈夫
今度また元気になったら
飲みにでも行こうか
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カーテンが揺れたら
優しく素肌を撫でた
全ての音が
そう 無音さえ
今
優しい歌
誰の為の君だろう?
あんなに愛して
注ぎ込むたびにまた
桜色に染まる
春はもうそこ
おかしいね
若さなんて
何度振り返っても
笑ってやれるくせに
あの頃大好きだった
気持ちみたいに
激しく溢れる
いくつでも
巡る旅に
何度も
巡る度に
いつになっても
きっと忘れない
大好きだった
終わらない
マイ スイート…
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「愛してもいいかい」
そっと声になった
少し小さく頼りないけど
決心したように強く
真直ぐ響いた
もう
ただ優しいだけでは
いられないし
甘えばかりでは
いけなくなるんだよね
深く深い
心の奥で
結びつけてゆくんでしょう
悲しみや涙も
ゆっくり包んでみよう
もう二度と離さない
ねえ
聞こえるかい
「愛してもいいかい」
やっと声になった
少し小さく頼りないけど
決心したように強く
真直ぐ響いた
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月がでてきた
真っ暗だった夜は
黒い海をも白く染めた
少し酔っているのか
おぼろげに揺らいで
僕を見下ろしている
人は悲しいくらい
嘘や綺麗事ばかりで
それでも美しく生きたいと
泥まみれになりながら
歯を食いしばって
悔しさと怒りを持って
それでも仲間の前では
ヘラヘラ笑いながら
価値観を確かめ合うのだけれど
今日の空は
いつもよりも何故か
ずっと澄んでいて
きっと僕は綺麗に映らない
今閉じている口の中で
飲み過ぎた酒の味が
情けないけど
気持ちが悪いのさ
ノアの箱船に乗っかった
勝ち組気取ったやつらを
遠くから眺めながら
焦りを隠せないでいる
今夜 空が綺麗だな
僕はどうしてだろう
突っ立ったまま
声に出来ないままで
今閉じている口の中で
飲み過ぎた酒の味が
情けないけど
気持ちが悪いのさ
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僕らは
なあ、僕らは
たどり着く為に
ただ 走った
無限の思いを胸に
ただひたすらに
あの暑さを
走っていた
空と地球を分けるには
何処を指せば良かった?
屋上から見下ろす光と
風が強かった
深く 深く
眠った夢のように
遠く 遠く
長く 無我夢中だった
僕らは
なあ、僕らは
目指す場所なんか
見えないほど
無限の思いを胸に
ただひたすらに
あの暑さを 僕らは
なあ、僕らは
たどり着く為に
ただ 走った
無限の思いを胸に
ただひたすらに
あの暑さを
走っていたさ
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まだ舞う
残りカスみたいな気持ちが
声になれないまま
息を吐いて熱になる
知らない
そう
もう見えない
痛みなんか
とっくに慣れたはずだろう
こんな時にさえ
ろくに男を
演じきれないで
…くだらねえ
今ほら月が
曇に飲まれて
わずかな明かりさえ
消してしまって
また今日が終わる
なあ
新しい明日へ
かきわけてみせるさ
あの人が今夜
誰に抱かれていたって
それが どうした
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何と言うわけじゃなく
ただ繰り返してきた
自問自答にも似た
言葉の羅列を
光は本当に届くだろうか
こんなに汚れた壁を突破って
探し物はやっきになる程
上手く隠れてなかなか
見つけられない
疲れてふと立ち尽くした時
窓に映った孤独な男が見えた
また今日もひとりで
楽しんでいるのかい
何者とも名乗らないで
傍観を決め込んで
背負ってきた物投げ捨てて
何にしがみつくわけでも無いのに
この身体は
やけに重い
この場所はこんなに高く見下ろせるのに
あの空が
やけに遠い
やけに
遠い
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それにしても咳が止まらない
僕は画面の向こう側での出来事が
まるで映画のようで信じられなくて
それでもこの辺りは
あまりにいつも通りだし
今日も空は遠い
ずっと連絡のとれなかった友人が
実は前々から入院しているという知らせがあり
さっき聴いていた曲は
いつの間にか次に進んでる
交錯する情報の伝達に
光の速さで乗れたら…
それにしたって
この咳は止まらない
マスクをしようが
煙草を消そうが
ひとつずつ刻まれる
白過ぎる空は
今日も相変わらず遠い
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白い風は僕を突き抜けた
こんなに体調不良だというのに
遠い島から空に向かって背伸びした
弦を張り替えたばっかりで
良く鳴るようになったギターが
力強く歌っている
嬉しくてたまらなかった
あの夏の空みたいに
僕は澄んでいたさ
ボサボサの髪の毛をかきわけて
生まれ変われたんだと微笑みながら
ひとり布団に飛び付き眠った
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夜景のすごく綺麗な場所を知ってるんだ
今度君を連れてゆこう
僕にとって一番
重要な事はやっぱり
君がいる事だ
愛ってなんだか
よくわからないや
そんなの知らなくても
僕らは触れ合ってる
エゴだエゴだって
いくら言われたって
僕らはきっと
生き続けるものだろう
君を求める事も
多分呼吸をするくらいに
それはまた当然なんだろう
君を失った時僕は
きっとたまらなく苦しくなるんだ
その時にはもう
光だって見えなくなるはずさ
今度君を連れて行こう
君としか見られない
沢山の光を
君としか見られない
沢山の未来を