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ジャガーの部屋  〜 新着順表示 〜


[63] 窓から見えた空
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暗闇を繰り返す

世界の真ん中で

ときに光がさす瞬間を

俺は生きてる



誰かの気まぐれみたいに

訪れるランダムな苦楽

どうにかしたくて

必死に世界を

かきまわそうとする


嫌われたくないとか

失いたくないとか

奇妙な理性なんかに

絡まりながらもがいて



産まれてしまったから

もう考えまいとしても

必然と来る最後の運命を

恐れながら俺ら…



暗闇を繰り返す

世界の真ん中で

ときに光がさす瞬間を

俺は生きてる


暗闇を繰り返す

世界の真ん中で

光を解き放つ瞬間を

俺は探してる



無くしたもの全部は

戻りはしないだろう

また産まれた今日を

無我夢中で彩ろうか



窓から飛び出して

さぁ…あの空へ

2006/08/20 (Sun)

[62] やさしい風
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並ぶ金網の横歩く

街頭がやけに寂しい

以外にもやさしい風が

疲れた僕の髪を撫でる


弱々しく落ちる雨

路面を濡らして光る

曇りの向こうから

星が降っているみたいだ


やけに虚しくって

幸せのすぐそばで

両手で空をあおいだ



それで笑ったら

僕はただ純粋な地球人

涙になったら

宇宙を越えて行ける

どこまでも…



せめて同じ朝は来ないで

せめて夢を見せていて

せめて死ぬ事忘れさせて

いっそ一人でもいいから



以外にもやさしい風が

疲れた僕の髪を撫でる



2006/08/18 (Fri)

[61] 僕が僕じゃなくなった日
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さぐる言葉

つたう愛と

繋ぐこころ


君がいればよかった


まとうプライド

ぶら下げた卑屈

振り撒いた怒り


君がいればよかった



涙さえ出なくなったよ

あの瞬間から

時間が止まった

愛すること忘れた?



太陽より月

笑うより涙

愛しさより悲しさ


卑屈になりすぎた


あの日あの夜

最後の涙流した

僕のすぐ隣に


君がいればよかった


2006/08/16 (Wed)

[60] ココロ
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ほら無理矢理に

ねじ込まれた

押さえ付けの感情なんて

感情じゃなくて知識だ


意味無く何度も

自己暗示を繰り返す

俺から産まれる物

そんなもの無い

なら俺の価値ってなんだ



押さえ付けられ
叩かれカッとする

果てしなく
自分と理想が格闘する

不完全な熱を
振り撒いて葛藤する

我を忘れて太陽を
見失ったまま逆走してた



でも今は

確かに今は聞こえる…

胸のあたりから響いた

心見付けた、心見付けた

嗚呼…泣いてる

今は、今は

確かに痛むんだ



バラバラに刻んだ

赤い糸が

今なら

見えるから

会いに行くよ

引かれ合っているよ

確かに感じるよ


さらば悩める日々よ

さらば脳味噌よ

僕は行くよ

心を抱き抱えて…



2006/08/15 (Tue)

[59] 月の光
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記憶の君と

僕の時間を

繋ぎ合わせて

結んでみるのさ

あの時君から僕は

どう映っただろう

それさえも

思いのままだから


誰かの足跡の真相は

僕には見えないから

今は見える月のような

不確かなままの

想像で熱を冷ます


空気を抱くように

空回りしはじめた

すべて同じだと

知っていたから



見つめ合い触れ合う事で

二人の体温が

愛を感じ合えてた

今じゃ

記憶の中の絵本だから

空気を抱いてみる

今はないかもしれない

月の光に照らされて

不確かなすべてを抱く


きっと僕も…


2006/08/13 (Sun)

[58] はね
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まぶた閉じると

微かに見えてくるよ

けど太陽がまぶしくて…


耳を塞げば

微かに聞こえてくるよ

けどもう十分だ…


いったい何を求めてる?

焦れて仕方がないのさ

頭で地ベタを撫で回し

脳味噌をくすぐってみる


命が惜しいとか

この世が悲しいとか

そんなんじゃなくて

もっと単純で

それでも重大な事です



君よ



行け…遠くまで

羽ばたいてみろ

行け…振り向くな

その綺麗な羽で

きっと飛べるから

どこまでも…



朝が迎えにくるまで

少し僕と喋ろうか

春はとっくに過ぎたのに

まだ別れ惜しんでるの?


ただ本当は…

卑屈になってしまって

その先は言えなかった


ただ君に射す光は

僕までは輝かせて

くれないだろう



君よ



行け…遠くまで

羽ばたいてみろ

行け…振り向くな

その綺麗な羽で

きっと飛べるから

どこまでも…



2006/08/03 (Thu)

[57] 眠りと嘘
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バスタオル抱いて
疲れ果てて寝転んだとき
毎日夢を見せられるんだ
裏切りのお前、知らん男


延々と接ぐ唇の奥
喉元引きずり出して
本音をぶちまけろ


今は鵜呑みにできるから
すべて言ってくれ
傷つく事も怒る事も
心の奥にしまえるから


なんか冷めた頭
無理に厚着してるから
ちょっとくらい
脳味噌がかゆいだけさ

でも夢で丸裸になった時
とたんに激痛で
狂っちまうんだよう



ありふれた虚像は

誰かしらの痛みか?

何かに臆病になり

嘘を信じ安心する

そう今の僕のように


でも夢の中じゃ

知っているのさ

感情の裏側の本音を

見せつけてくるんだ

あまりに痛くて

痛すぎて眠りから

逃げ出してきたくらい



今では…


なんか冷めた頭
無理に厚着してるから
ちょっとくらい
脳味噌がかゆいだけさ



微かに残る夢の記憶に

心臓が泣き叫んだ


知っているのは

そう本能だけ


2006/08/01 (Tue)

[56] 人間
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俺もつまりは同じなのか

エゴのカタマリか

動物みたいに

欲にまみれて

欲をみたして

それを繰り返す

ただそれだけなのか


振り回すエゴイズム

光につたうは欲の化身

反射して反射して

たどりつくのは

いったい何処か…

わからないまま

恐怖を抱えたまま

光をたどろう



俺等はサルとも同じだ



太陽にさらされて

踊る踊る踊るサル

歌う歌う歌うサル

闇夜にかくされて

眠る眠る眠るサル

狂う狂う狂うサル

君もやはり同じかい?

共感しよう共感しよう


行かずとも

日は勝手に暮れるから…

疲れた体と

死を待とうかな


人間、これが本当は

いつか覚める

ベッドの上の

悪夢ならいいのに…


2006/07/21 (Fri)

[55] 雨だった
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さっきまで雨だった

目がさめたら止んでた

なんかむなしくなった




いつのまにか眠ってて

楽しい夢を見た


過去に戻ったんだ

夢のタイムマシンに

乗せられて

ちょうど3年くらい

前の時代

すごい楽しかった

笑って笑って

笑いまくっていた





さっきまで雨だった

目がさめたら止んでた

僕はちょっと大人に

なってるようだ

なんかむなしくなった


ベランダにでると

まだ見慣れてはいない

景色があった



何年前に、訪れる

恐怖を予想した通り

今僕が孤独になった



空の湿った青色を

太陽が連れて帰る


残るのは白ではなく黒

そして時間を見逃した時

気付けばひとり


夜に吸い込まれるように

また眠りにつく





さっきまで雨だった

目がさめたら止んでた



2006/07/15 (Sat)

[54] 手を振って欲しい
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新しい日々を歩く

背中合わせの君と僕が

同時に振り替える瞬間が

いつかあればいいな

そしたら笑顔で

手を振って欲しいや



目を開けたそこには

やわらかい朝

眠気を引きずって

ベランダにでるよ


変わらない景色

見下ろす玄関に

君がいる気がしたんだ



遠いようで

近いようで

わりと会えそうで

だけど二度とは

会えないかもしれない



流れる日々の中で

君の事を思い出した時

君が別の誰かに

抱かれてるとしても

僕は記憶を

抱きしめる事しか

できないから…


歩いていいんだよ

離れていいんだよ

ただ僕を思い出した時

二人で笑い合った

思い出をなでて欲しい



夢からさめて

目の前を見たとき

君のいない景色が

君の存在を夢だった

ように思わせて

熱い涙で胸が苦しい



わりと悪くはない

日常にちょっと

トゲが刺さる瞬間にも

時間は流れているから

行くしかないんだね




新しい日々を歩く

背中合わせの君と僕が

同時に振り替える瞬間が

いつかあればいいな

そしたら笑顔で

手を振って欲しいや



2006/07/15 (Sat)
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