詩人:ジャガー | [投票][編集] |
頭悪そうな髪の毛の色して
頭悪そうな格好で
頭悪そうな喋り方で
頭悪そうな内容の無い会話
意気がりながら
勘違いしながら
自分の価値観に
身を任し振り回す
若い女を見て
無償に殴りたくなった
俺はなんて
つまらない大人に
なってしまったんだろう
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きっかけはなんだっていいさ
そこに本当に喜びが
生まれたなら
もともと僕らは
自分勝手な生き物でしょ?
道徳や教育で整えても
仕方ないものは
仕方がないのであって
自己犠牲の美学も悪くない
確かに美しいけど
それだけだとやっぱ
なんか違うよ
偽物と言われてもいい
きっかけはなんだっていいんだ
あの頃
隣にはいつも君がいて
僕は確かに
愛を歌ってた
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落書きだらけで
バグったこの思考
故障かな?と思ったら
マニュアルを開けて
飛び込む詩の羅列
脳を開けて
中身を見せろ
どの辺がどう変なんだ
そのうち体に潜む
何人もの自分が
お互いを殺し合ってしまうぜ
心の奥 静かに
眠るように
膝を抱えてる
少年みたいな純粋さが
泣きながら
絶望してる
まあそれは置いといて
人を馬鹿にしたジョークで
腹を抱えて笑ってしまおう
「悪魔」と指を刺されても
「偽善者」と指を二本
刺し返せばいい
そのうち体に潜む
何人もの自分が
お互いを殺し合ってしまうまで
隠れた本音が
いずれ塗り替えられるまで
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今までなんて
まるで無かったみたいに
何も語らなければいい
何も思い出さなければいい
形にならないものは
存在などしないし
心だって
未来を望んでるはずだけど
そっと胸が震えた
きっと"愛"なんだね
言葉にできない程
泣いて 笑って
痛みと苦しんで
ねえ?愛なのかな
また夢を見たんだ
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歌う詩と
語る言葉の矛盾
むしろそこが面白い
僕らは演じる生き物で
いくつもの顔を
持って生きる
その中で
一貫性を持つ所が
やけに輝いたり
そして矛盾と共鳴する
だからもう恐れない
犬は死んだ
口達者が今日も語る
嫌われる事も
恥をかく事も
決して恐れてはいけない
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目を閉じるな臆病者
開き直るな卑怯者
常に走っていたかったんじゃない
常に独りぼっちを望んでなどいない
多分
見せ付けたかったのだろう
人生という
大きいスケールの表現で
歌いたかったのは
自己満足ではすましたくない程の
素晴らしい曲
社会に絶望してる
こんな世の中を悲観してる
現代も過去も未来も
鬱陶しくて仕方ない
誰かに聞かせたくてたまらない曲なんか
もうずっと書けてないのにさ
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孤独くらいが
調度いいんだ
ひっそり呼吸をしながら
ぼんやりと
小さな夢に
惑わされて
躍らされて
包まれた 優しい日々
ぬかるんだ地面に
足がとられて
上手く歩けない
この先もきっと
多分もっと
困難が続くだろう
痛みにもがきながら
そして
求め続けてはいけない
満たされてはいけない
また次の欲望が
顔を覗かせて
こちらを伺ってるから
怒り 怒り 嫌悪して
感触を忘れないで
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どうせミテクレばかりに惑わされる
あっちこっち行き交う
思考の馬鹿馬鹿しさ
本能や本性は隠せないのに
知らないふりして交わす
下らない会話
平和 理想 愛
勿論卓上だけの
全然解ってないって
そりゃ僕自身そうだけど
企みや駆け引きの世の中で
どの情報が正しいなんて
考えるのも怠いし
そうだな
だいたい朝が眠たい
そうだろ
やり取りが面倒臭い
約束なんてどうせ
守れないなら
それまでの経緯も
全部チャラだ
建前の空論では
到底敵わない現実を前に
言葉はなんて無力なんだろう
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朝が生まれた
そうだ
目覚めたんだね
夢は身体を
優しく
包んだままで
あの青空
白い雲達
今までを
覆い隠しているみたいだね
まわるこの星の中で
また逢えるから
数えきれない
明日の中でまた
巡り逢えるから
そうさ
何度でも
生まれ変われるから