詩人:ジャガー | [投票][編集] |
追い掛けられる夢を見た
売り言葉に買い言葉
彼等は怒った時
僕を騙して誘い込んでくる
手には先の尖った物を
殺す気でいたに違いない
周りも見えないまま
必死に逃げた
天罰は下らない
僕にも彼等にも
ただ死ぬか生きるか
それしか無かった
恐怖の連続
一番「怖い!」と思った瞬間
僕は空を泳いでた
空の人達を押しのけて
海を渡ろうとした
ただ僕は大海原が怖くなったので
浜辺に降りてしまった
砂に足を取られた僕は
凶器を持った何人かに囲まれた
知らないうちに恨みを買ったのだろう
見ない顔も混ざってた
吐く息は荒く
目はあちらこちら
まだまだ戦う覚悟は無い
彼等の隙を伺ってる
悲劇
ささいな事から始まる
恐怖の逃走劇
あんな時僕の足はいつも
軽すぎて抜けていて
全く上手く走れないでいる
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とりあえず生きてるし
幸せな事に特に病気も無く
眠い時に眠るんだからさ
ならば
良い夢を見よう
持ち前の薄情さと
社会適応能力の低さと
あと気迫と開き直りと
炭水化物とその他で
今日この寝袋に
たどり着いた
なんだか
疲れてしまったみたい
今日は安心して眠ろう
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はっきり見えた
不確かに
それでも確かに
見えた
音の世界
鼓動
信じられないだろう
目じゃなく
頭でもなく
身体で見えた
衝動の世界
そうだ精神で
生きているんだ
確かな五感と鼓動と熱と
そう月の夜
それはまだ
輝いているんだ
行かなきゃ
あそこへ
今こそ
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嗚呼
飛び回る
嗚呼
跳ね上がる
嗚呼
鳴く鳴く鳴く
頭上に鉄槌が
睨んでるのも知らず
是
激しいぜ
是
痛すぎるぜ
是
睨む睨む睨む
影も無い者を
恐れてた事は
何より俺が消える事
悲しい過去は
死ぬまで否定して
続けてやるんだ
なあまた雨だぜ
この季節感
お前にはわかるだろう
なあまた雨だぜ
なあ 雨だぜ
千の粒が俺を
叩きつけてくる
「なんて酷い奴だ」と
罪
と
罰
愛
と
命
人
と
ま
た
人
壊
れ
たあ
の音
楽
みた
いに
叫
び
続 け
よ
う
なあまた雨だぜ
この苦しみ
お前にはわかるだろう
なあまた雨だぜ
なあ 雨だぜ
千の粒が俺を
叩きつけてくる
「なんて酷い奴だ」と
触れられたくない過去を
身体いっぱいに纏って
やはりまた
ひ
と
り
き
り
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なんだか
"生きる"って事に少し
近づいているみたい
本当に必要な事こそを
残していけるか
どうか
とか
必要無いものは
淘汰されるとか
進化論にも繋がりそうな話
肩書きや言葉なんて
目の前のリアルには
遠く及ばないし
思考回路をどんなに
急かすよりも
結局動きと運命で
決まっていったり
そして
どんなに辛い時も
時間は止まっては
くれないから
今までみたいに
笑顔でこなして
いかなきゃ
明日
新しい部屋に
入る事になったんだ
いくつもの選択を
くぐり抜けて
辿り着いた結論
ねえ君は
まだ運命なんてものを信じるかい?
僕はその事よりも
この頭痛と明日の食事を
どうするかを必死に考えている
ねえ明日
新しい部屋に
入る事になったんだ
いくつかの未来を捨てて
いくつかを捨て切れないまま
辿り着いた結論
次の太陽が
この空を照らしてくれたら
やっと人目につかない場所で
思いっ切り泣ける
こらえてた気持ちを
全部絞り出したら
今度はどんなリアルに
出会うだろう?
きっと金や孤独や
別れに苦しみながら
それでも日常を
こなして行くんだろう
音が聞こえる
遠くで響いている
聴いた事も無い
不思議な音色で
連れて行くんだろう
彼は子供達を楽しげな音で
連れて行くんだろう
夢の国へ
ごめんね
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どんなに並び替えても
結局薄っぺらい綺麗事
それよりもずっと
リアルで恐ろしい
現実の"迫力"
むしろ夢のように
おぼろげにあらわる
良心 偽善 罪人
死刑台に上ろう
もう僕には
誰も愛する資格など無い
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二匹の猫に覆われた
青いハートの
箱の中身はなんじゃろな
愛してる
愛してる
愛してる
愛してる
愛してた
死ぬほど熱すぎた
十代のハートと
夏バテもあって
くたばった恋
雨の日は丁度良い湿度
楽器の音なんか篭ってしまえ
ひとりの世界奏でよう
自己満足でしょ?
その通り
外の車の通る音も
またいい感じ
過去と今を
絶妙に絡めてくれる
結局思い出にすがるのは
いつも悲しい時
それも良い事ばかりを抜粋
だから過去はいつも
綺麗だと思ってしまう
死ぬほど退屈で
眩しかった太陽も
思い出してもみろ
辛い記憶も
詰まってる
そう
二匹の猫が隠してる
青いハートの玉手箱
捨て切れなかったのは
愛してる
愛してる
愛してる
愛してる
愛してた
愛してる