詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
少しだけ手を伸ばしてみた
届くとか届かないとか
そんな事はどうでもよかった
僕は
誰もが馬鹿らしくてやらないような事を
平然とやってのける
そんな奴になりたかった
恥ずかしくておもいっきり伸ばす事はできないけれど
少しだけ
手を伸ばしてみた
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俺が書くときって大概欲求不満
イライラして消化不良
大体死んだ奴はなんにも望まねぇ
どうすれば喜ぶかなんて考えるだけ無駄
生きてるときに
とかずっと後悔し続けた方がまだ楽
そうそう
何にもみたくなくて眼鏡かけなかったら包丁で指きったよ
痛いからかわかんねぇけど大声で泣いてやった
普段はナンデモワカッタ面してる癖に
こういう時に不自然に元気出さそうとするやつ
まじでうざい
君は人生で何を学んできたの?
疲れるからイチイチ教える事もないけど
慣れネェモンだ
ほんとうぜぇ
どっから引っ張り出したかわかんねぇくらい涙がでる
もうわかったから
もういいじゃん
胃薬代と点滴代
稼ぎに行ってるわけじゃねぇぞ
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壊し方を知っている
無秩序に積み上げられた幸せの
恐ろしくあっけなく
実に簡単に崩れ去る
でも人って面白いもので
その瓦礫の上にまた似たような無秩序な幸せを積み上げる
今度は倒されまいと沢山の支柱を立ててはみるけれど
無秩序故に
自分で撒いた水で腐らせたりなんかしてまたあっけなく崩れ去る
良いことなのか悪いことなのか
そんな誰かが勝手に決めた善悪の境目に支配されて
それでも毎日せっせと幸せを積み上げる
壊し方を知っている
それでも毎日せっせと幸せを積み上げる
良いことなのか悪いことなのか
そんなことは
もうどうでもいい
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ありのままの自分を受け入れてくれるものを探して
優しさだけを探して
シンプルな平和だけを望んで
この複雑な社会に恐怖して
目を背けてはみたけれど
意外とあっさり
僕も人を愛した
それはそれほど簡単な事じゃなくて
それほど単純でもなくて
ましてや正しいなんて全然違うし
合理性も理性も
ふっとんじまう
でも守りたい
守りたいんだ
うん
そこにある歪な懐かしさや
傲慢な優しさを守ろう
もちろん
孔だらけの正義だけど
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終りの色した隙間風
猿芝居より滑稽な
捻れた川面のパラドックス
右も左も左も右も
敵も味方も味方も敵も
恥を偲んだフリをする
黒い桜が夢を吐き
熱き血潮に水を打つ
敵も味方も味方も敵も
違口同音を区別する
wryらlielie
lielieらwry
lieらwrywry
wrywryら雷
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ハロウィンは終り
クリスマスまでにはもう少し間が空く
そんな季節
カケガエのナイ
とか
ウンメイの
とかイロイロ言い方はあるけど
モスコミュールが好きな僕と
梅酒しか飲まない君が
少し解り合えた季節
最近はほら
おんなじもん食って飲んで
謎なんて欠片もない二人だけど
まぁあれだ
これからもヨロシク
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バカ高いゼリーを
大根役者がたいらげた
歌舞伎町の原理でつり上がる付加価値に
before-afterの魔法が追い討ちを掛ける
良いこと教えてあげようか?
イツカできるやつは
今すぐでもできる
何かのせいにする余裕があるうちは
俺はずぅっと俺のまま
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槍が降るこの大地
酒池肉林の最前線で
誰かが植えた露地栽培のすいかを
ただ一人
涙を堪えて守るあなたの肩を
僕はそっと守りたかった
でもきっと
どんなに辛くても
どんなに傷ついても
諦めないあなたは
僕の幻想でしかない
もう大人になった君は
すいかを抱えて笑う事もない
それは少し寂しいけれど
君がいつかまた思い出した時は
遠い月を見ながらすいかの話をしよう
あの日の笑顔と共に
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あなたは何故生まれたのですか?
こんな問い自体意味がないと思う人もいるでしょう。
出生率減少、超高齢化、扶養ピラミッド崩壊。
人が産まれると言う事の温度が、数値化されてしまった現代において、もっとも危険なのは、
人が産まれると言う事の意味を、人が、忘れてしまう事。
だから僕は聞いてみました。産まれて間もない甥っ子に。
彼はちゃんと、答えを持って生まれてきていたんです。
だから、誰かに聞いてみてください。
もしも答えがでないなら、それはきっと忘れているだけだから。