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やるべき事はやっています
人並みには
自分の限界なんかしりません
そこまでやってないから
もちろん
人間は産まれながらに平等ではないと思うし
死ぬまでにそれを埋められるもんでもないと決めてます
勝手に
試した事はありません
だって怖いから
なにが?
負けるのが
うん
すげぇ怖い
たぶん
誰かには勝ってると思っているから余計
負けるのが怖いです
情けないです
全力のつもりでやり終えた後に
言い訳できる分のブレーキをかけてた自分に気づいた時が
どうしようもなく情けないです
カッコ悪い自分をまず認めようと思います
うん
だから
ここが僕のスタートライン
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正しいと思うことだけやったら
隣のあの子が泣いていた
間違っていると思うことをやったら
目の前のあの子が笑った
錆び付いて軋む正義に
泥だらけのぬくもりを
仕方なく笑う悪意に
最上級の優しさを
世界が平和にならないのは
あなたが笑顔にならないからだと
どうか気付いて欲しい
思った事をうち明けたら
泣いてたあの子は笑ってくれた
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ストイックな妄想と
スタートレックな価値観が
二次元の可能性を解き放つ
前人未到の皮算用に
解読不能の独り言
寝言は寝て言えてやんでぇ
そろそろ夏もさようなら
銀週の始まりは血の味がした
少年よ
野望を抱け
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日常にやさしさなんかいらん
それでも
どうせ時間は過ぎてくから
日常に救いなんていらん
だって
結局自力で這い上がるしかない
意地張って歯食いしばって
細い糸が切れないように
ねぇ
こんなよわっちい俺だから
こんなくそつまんねぇ俺だから
ひとりでこそこそ涙ながして
強いふりして
それでも明日に行くために
あなたの強さを
ちょっとだけ貸してください
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青空に輝く太陽が一つ
透かした左手には
薬指に日焼けの跡
まだ夏の面影を残す一陣の風が
黄色くなり始めた木の葉を揺らした
さぁ前を向こう
滲んだ景色を
空っぽの右手で綺麗に拭き取って
もう一度
真っ青な空におはようを告げた
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あなたが
少し口角を上げただけで
セピア色の世界が終わりを告げる
傘の中で
水色に光るその瞳は
幾何学的な線形を辿って何かを捉える
その導線から零れる滴を受益する虫のように
僕はそれを辿り
あなたと同じ感動を得ようとする
そうして雨空の無機質な情事が成立した時
無言のまま僕らは
気の抜けた笑顔を交わしあう
「雨の日もいいもんだね」
あなたがそう最後に呟くことで
僕たちの「いつも」が完成するのだ
そんな秋が
僕はいつも待ち遠しい
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もう少し
気温が高ければ
少しはましな答えが出たのかもしれない
口から出たのはNO
群から追い出された元リーダー猫のような
そんな年寄りに突き付けた僕の答え
子飼いの手下にクーデターを起こされた
そんな表情を平気で晒すほど弱り果てた老猫
だけど
もう君の意のままに人が動くほど
君には力なんてないんだよ
今日から群のボスは僕
だから
ただ去ればいい
惨めに
消えゆくように
花など持たせるものか
すべてを奪い去ってやろう
君のプライドすべて
それが
僕が君に手向ける
最後の優しさ
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この長い真っ直ぐな路地に
街頭が一つしかないのはおかしい
道沿いの家は雨戸を締め切って
暗闇を演出する
何時も僕をつけてくる足音や
街頭の手前で吹く生ぬるい風も
確かに気味は悪いけど
それでも今目の前を歩く人よりはずっとましだ
今日は一日中晴れで
雨なんか海外まで行かないと降ってない筈なのに
ずぶ濡れのスーツを引きずりながら歩いてる
それだけならまだしも
首をずぅと不自然に傾けて
真後ろにいる僕から
その鼻先が見え隠れしてる
まぁだいたい検討はつくけど
いつものことだ
そうだね
もうすぐ彼岸だから
お帰りなさい
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ゲシュタルト崩壊を繰り返し
真実という言葉の意味すら解らなくなった僕たちが
次に見つける拠り所は何だろう
口にした瞬間に意味を失う言葉が
この世には確かにあって
それでもどうして
ジョン・レノンは愛を叫んだのだろう
何が起こっても揺るがない心を持つという事は
死んでしまうと言う事?
不確かなものばかりな事が悪いことだと決めつけたのはどこのどいつだろう
変わらないものが在るなどとほざいたのはどこのどいつだろう
耐え難いノスタルジーに別れを告げて
今を必死に生きようじゃないか
根刮ぎ全部
変えてやるさ
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荒野の真ん中で
ズドンと胸に大穴を空けられた
そんな感覚を探して
だけど見つけられなくて
結局舞い戻る
世界で一番高い場所で
落ちる恐怖と闘いながら大声で叫んだ
そんな感覚を探して
だけど見つけられなくて
結局舞い戻る
自分で生み出すのは難しいから
結局舞い戻る
だれか僕を連れ去ってよ
まだ見たことのない
僕の中の
楽園へ