詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
煙草をポイ捨てすると
機嫌を取るのに半日かかるあの子は
好きな人ができたとかで涙も見せずに電話で終わった
呪われろ
あんたといると楽しいと
いつも酒を飲ましてくれたおねぇさんは
ホテルを出ながら今度結婚するけど気にしないでと笑った
離婚しろ
いつも行くコンビニの
毎朝話しかけてくれるかわいい子は
たまたま客が俺しかいない時を見計らって
俺の友達の事を沢山聴いてくる
クビになれ
だいたいそう
俺の余命は
40年くらいだろう
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鮮やかなみどりの斑点が
造りの良い皮貼の椅子に塗りつけられている
一畳程もあるキャンパスに殴りつけられた過去や
ポストカードに託された世界への愛に囲まれながら
まだそれがただの仕立ての良い椅子だった頃誰もがしたように
勢いよく体を預ける
一度捨てられたものばかりを集めた場所
谷から吹き上げる風が窓を揺らすと
彼らの記憶の音が聞こえる
棄てる事はとても勇気のいることだ
拾う事だって簡単なことではない
誰かが棄て誰かが拾う
そんな繋がりで俺は生かされている
廃材を組み上げた主役のいないステージを見ながら
ぼんやりと
感謝って事がわかった気がした
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ヒーローとか
ヘドが出るほど嫌い
俺は戦争なんて知らないし
飢えて人を恨んだ事もない
だから
ありがとう
安らかに
俺
子供が生まれたらあの歌を歌うよ
恐れないで
いきる喜び
同じ山を見て
違う時を経て
やっと
あなたが伝えたかった言葉の意味が
わかったよ
ありがとう
優しい君は
やすらかに
ありがとう
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雨が降りそうな今日の午後
思いつきで 始まる 録音のようなメモがき
哲学やべーすや ブリックヤード
ie お前のよ
耳もめも 藤本空いてるバカだなお前
こんなもんなんだって
りょうかには何もなく 上間にも何もない
俺の滑舌が悪いのか機械が馬鹿 7日
触らない 触らない つたわらない 何にも
そんなもん なんだって 言葉なんて
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ヤワハダノ
アツキチシオニフレモミデ
サミシカラズヤ
ミチヲトクキミ
俺のじいさんは
台湾帰りだ
俺の友達は
中国人だ
被差別部落のやつもいる
キレイゴトとタダシサ
セイギとギゼン
リエキとムジュン
タンジュンとツイキュウ
ただしくもまちがってもいない
だけどもおれは
人を殺したくない
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女房が浮気している
そんなことはどうでもいいんだ
例えば俺が浮気して
その報復の浮気だとしても
いやその前に
俺は浮気なんかしていないし
浮気ごときでガタガタ言う気はない
若干の寂しさはあるが今となってはどうでもいい
修復や再生なんていらない
問題は
俺がその事実を知っている事だ
正確には
俺がその事実を知っている事を他人が知っている事だ
女房が浮気している
それは問題じゃない
問題は今目の前に転がる2つの死体だ