詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
酒のんで
知らない人とセックスして
いや知ってる人かもしれないけど
お母さんに言われたのに
知らない人についていっちゃダメだって
でも好き嫌いもダメだって
友達だったはずなのに
猫をかってるなんてみえすいた誘いなのに
結婚指輪だってはずさないのに
あー
もういやだ
後悔しか残らないなんて
知ってたはずなのに
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この町にかつて映画館が五軒と風呂屋が八軒、銀行の出張所が三軒あったと父は言った。
私の幼なじみたちはみなここを離れ、都会に出て働くのが当たり前だと思っていた。
半分はその通りに生きているようだ。
残りの半分は帰ってくる。
今はこの町に映画館も風呂屋もない。銀行の出張所も一軒あるだけ。
誰もが想像するような自然と共に歩み続けた源風景などない。
そこにあるのは文明に憧れ、文明に忘れ去られた傲慢。
未練や哀愁や敗北感。
金に変えたプライドを擦り付ける老人。
無関心を装うよりも、正義感とプライバシーを棄てる方が簡単なのであればここは住みやすいのだろう。
ただどうしてもという方には、都会に住み、土地の歴史になど一部の興味ももたず、風景に勝手に感化される事を是非ともお勧めする。
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ぽつりぽつり
雨がふる
とつりとつり
君が吐く
ぼそりぼそり
苛立ちが募る
かつりかつり
明日の足音
こつりこつり
扉は独りでには開かないから
そろりそろり
臆病な反芻を繰り返す
ふらりふらり
ふらふら
ひらりひらり
ひらひら
きらりきらり
きらきら
あのね
君がいてくれるから
とろりとろり
とろりとろり
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道徳や倫理や理
法や規則や律
飯くって糞して寝るのを繰り返す
たまにセックス
イルミナって
ロスチャイルディーな世界の真ん中
ああ
ゲシュタルトって知り合い?
選択肢は自分に都合よく常に捏造
電卓っつうのはスマートな想像
多元宇宙論が好きなんだ
だから中二のガキ…
あ。
かんだ。
小児性愛のクソヤロウやレイプ犯と
同性愛を同一視するのは違うだろ
だけど
詩を書いてるのは同僚には秘密だ
合言葉は秘密は誰にだってある
ああ
イカれてるね
こんちくしょう
灰皿片さないと火事になんよ?
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二日前指を切った
厚さ0.5ミリのステンレスの板の
優しさを忘れてしまったソリッドな角で
それでも
皮一枚切れた程度なのはきっと
無神論者の俺への超常的な当て付けに違いない
何かにつけて走る痛みと驚きに苛立っていただけなのか
長雨のせいで鬱々とした気分だっただけなのか
夕刻から泣きわめく牛蛙どもがファックファックといっているようにしか聞こえない
こんな日は心のそこから感謝するよ
日本が銃社会じゃなかったことに
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女房が浮気している
そんなことはどうでもいいんだ
例えば俺が浮気して
その報復の浮気だとしても
いやその前に
俺は浮気なんかしていないし
浮気ごときでガタガタ言う気はない
若干の寂しさはあるが今となってはどうでもいい
修復や再生なんていらない
問題は
俺がその事実を知っている事だ
正確には
俺がその事実を知っている事を他人が知っている事だ
女房が浮気している
それは問題じゃない
問題は今目の前に転がる2つの死体だ
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ヤワハダノ
アツキチシオニフレモミデ
サミシカラズヤ
ミチヲトクキミ
俺のじいさんは
台湾帰りだ
俺の友達は
中国人だ
被差別部落のやつもいる
キレイゴトとタダシサ
セイギとギゼン
リエキとムジュン
タンジュンとツイキュウ
ただしくもまちがってもいない
だけどもおれは
人を殺したくない