詩人:ヨミ | [投票][編集] |
土の下の悲しい塊
それは皮肉にも
決して目覚める事なく
眠り続ける
終幕の香りは
そこからさ迷う
不幸の知らせ
生きるより易い
■を想う
それもまた
永久に目覚めない
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静かな夜の細路
何処か遠くへ吸い込まれる
そこは隠された場所
何も与えられない
それが安らぐ
固い殻から抜け出せる
そんな感覚に溺れる
そして目覚めた瞬間
全てを忘れる
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淡く霞む宙を見ている
空回りの心重なった
少しだけ考えてた
彩りの理由も忘れてた
罅割れる鼓動の声
伝わるなら意味はなくていい
閉じた手には掴めない
睨む先は明か意味を成した
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噎び泣くのは
頬を這うのは
苛立ち煽る雨と
嘲るあの空
縺れては笑う
感傷に溺れ
寄り添いながら
また忘れて……
求める
求める
求める
不浄に充ちた愛憎
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木洩れ日描いた
光と影は夢見に浮世絵
斑な心在り処
未完成なコントラスト
壊れた街灯
虚ろな僕に視界を与える
わずかな光粒が
この身を明日へと誘う
踏み付けたあの日の影
今の僕みたいで
怖くて辛くて
嫌になってたよ
心から笑えたら
色彩を纏えたら
暗影満たす家路を
転ばず帰れるだろうか
混ざらなくていい
疑心を招こう
強く白い光を
この心奥刻むために
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歪む望蜀乞う
震う四肢
ぴたり付く
上は滴り
弓なる眼瞼
結わく口元
暁闇曝し
口吟ぶ
呵呵
崩潰 足 曲げ
踵枕
孤影
呵
呵
慚愧
閑
閑
閑
閑
眼
窩
触
れ
沈
む
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the narrow path on too quiet night.
i am inhaled into the distance somewhere.
here is a secret place hidden alone.
it settles down though nothing is given.
it seems to be able to slip out a tight husk.
And,,, it goes to erase you when awaking.
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寒空重ねて杞憂を冷ました
わずかな気休めと
実のない話を上手く繋げば
まだ少し冷めていく
苛立ちを数えて失う心地に
また苛立つのだろう
街上の傍から見上げる
白に染まった空は
不満だらけの小さな僕に
優しく理解させる
下らない欺瞞で囲った
「怯え」隠したいだけの息も
明日を狭めるための弱さも
等しく優しい
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肌触れる冷気
首を逆撫で
心ないあいつ
胸えぐる
うろたえる影
心曖昧
先立つ念い
萎む言葉
何故に揺らぐ声
震えも優しい
辿る道縋る
くだらないね
悲しみの姿を
無理に綴る
湿った文字の螺旋
狂ってほしい
風が止んだよう
ひとりだった
手元は空回り
それもいい
空気が乾くと
すっと思い出す
逆さま幸せ
絵空事みたい
穏やかな刻
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錆びたフェンス
凭れて眠った
夢など見なくていい
かざした虚勢に
身を溶かしながら
宙の華眺める
溜め息に身を
委ねて想う
飾らず生きる強さ
混ざらないで
黒に浮かんだ
眩い弧の華
闇が織りなした
色彩の雨
指折り見てた
空の輝き
あといくつ
数えよう
飾った空へ
留まることなく
また闇を造り
落ちていく
優しさの灰
飾らなくても
美しい