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ヨミの部屋  〜 新着順表示 〜


[15] 糸屑
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絡まった糸

屑になって

埖になって

絶望の日び

横にいる?

誰かの影を

踏んだまま


ある真夜中

やつの幸せ

祈ってみた

荒んだ鼓動

ひいていく

砕けた心骸

拾い集め…

2006/05/23 (Tue)

[14] 
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ぼくがまだ

おさなきころ

あそんだ いえ

そこにいたあのひと。
ぼくのてをひき

あるいた せんろ

なきむしの ぼくを

なだめてくれた

いつも いつも。。。


月日がながれ

ひさしき

アナタ

あの家で

むなしく物謂わぬ

‘抜け殻’

なにもいわない

よみがえる

あのひび

とまったままの

アナタ


もう泣いても

なだめては

くれなかったね…


さよなら

2006/05/15 (Mon)

[13] 
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目がかすむ
夜ノ街 過ぎる景色
終電に揺らぐ
濁った景色

窓にうつった自分
睡魔に殺サレ
孤独そうな他人
みんな似ているね

降りたつホームは
耳障りな警笛渦
手をつなぐ人びと
横目に 僕
家路をただ辿る

こんな血のナイ夜
あと どれだけ
過ごすのか
子供の頃 の僕
馬鹿にして
笑ってる

僕に笑われ
僕に嫌われ
僕に怨まれ
僕は眠った

2006/05/15 (Mon)

[12] 再壊
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他人の影
高架下から
みてる
殻の僕がいる
空の僕がいる


鮮明に思う
あの頃の破片
忘れかたを
知れないから


笑ったキミ

やってきました
懐かしい風
僕を襲う

こわしたキミと
治せない僕

もどれぬ時間
造りました

うつむく君の
涼しい顔

少しは吐き気
おさまります

いまでは何でも
ないふたり

いまの誰かを
大切に 大切に


他人のキミ
高架下から
てを,,,

2006/05/13 (Sat)

[11] 死鬼
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明日

死鬼ガ

キテ

今スグ死ヌ



二日後死ヌ



選バサレタラ

後者ヲ 選ブデショウ

後悔 
シナイヨウ

生キテ

キタ

ハズ
ナノニ…

2006/05/11 (Thu)

[10] 洗面台
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鏡 の 前
立ちま した

汚い 手 を
洗 いま  す

醜 い顔 を
眺め ます

濁  った両眼

心の見 え ない
使 えぬ両眼
 
蛇口を 捻れど
流れな い
過去 



無様ナ 笑顔

今日ヲ
生キル

2006/05/11 (Thu)

[9] 独房
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心臓 おし殺した。

『あい』なんて

気休めの 戯れ言だろう
そう 思いながらも
どこか

心の 奥 で縋っていた

ひとり で 居るとき

不安 が 胸の巣 喰った

失う 痛み
何度も 何度も

疲れが 消える

なにか が ほしい

2006/05/10 (Wed)

[8] 知らない僕が知る苦痛
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幼い頃 の ちいさな僕
知らない事 を

知るたのしさ

知らな い街を

歩いて はしゃぐ

オトナの 嘘 を

はげしく嫌う。

そんな僕 でした

大人になった 今のボク
知らない事 を

知る 苦しみ

知らない 街で

知る むなしさ

多くの 嘘 を

上手に 使う。

他人の 苦痛 を

知らない フ リ

あの頃 の

何もしらない幼き僕 は

ボク の 嘘 で

死んでしまった。


大人に なった ちいさな
ボ ク

2006/05/09 (Tue)

[7] 
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落と死た    ら
コワレタ

道端の花  を
踏み潰し 笑ウ

そんな楽しい

毎日です


死んでくレ

哀しい顔した

愉快なLSD


『お薬を出しておきます』

『いいえ,結構です』
『どうしてですか』

『間に合ってますから』

明日にさよなら

地面にこんにちは

タノシイナ

タノシイナ

2006/05/05 (Fri)

[6] 疼く手,歪む手紙
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いまどこにいますか?
この頃は
少しずつ暖かい風に
なりましたが
夜になると
肌寒かった あの頃を
思い 眠れないので
この手紙を
書きます。

あれから だいぶ経ちましたが
新しい生活に 慣れましたか?
あの夢を 一歩ずつ
叶えている事と思います。
僕は 口だけで
まだ なにも変われず
砂を噛んでいます…
前へ進むと あの日から, 君から
離れてしまう気がして
怖くて 動けません。
あの日と 同じ場所 同じ服 同じ香水 同じ時計 写真 リングetc…
全て抱えたまま
僕は 此処に います。
でももう 行かないと
そう気付きました。
ありがとう。

最後に 寒さのせいに
して この手紙を 書いた 僕を嘲笑って下さい。

2006/04/15 (Sat)
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