詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
僕は
世界中の誰よりも
あなたのことが
大好きです
あなたに会えて
本当に幸せです
ずっと一緒にいようね
たったこれだけの
事を言うために
なーに言葉いじくりまわしてんだろ
バカらしくなった
そして
ふと気がつくと
当たり前の言葉が
言えなくなっているんだ
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明日になったって
僕は僕のままだから
君が悲しまないように
君を思いながらオナニーした
でも僕が好きなのは
「君じゃない君」じゃなくて
「君」だから
いつまでも「君」だから
誰かが不潔と蔑んでも
この透明色した気持ちを
白濁の欲望で汚してしまわないように
僕は生きています
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神様
僕は愚かで無力な
人間です
存在さえも不確かな
無力な人間です
救ってくれとは
言いません
人は誰もが
救いの手を伸ばし
その手が誰かを救い
そうして生きていくものだと
思うからです
だから
救ってくれとは
言いませんが
僕に言葉をください
死にたがってる
贅沢な野郎に
言葉をください
今日を
精一杯生きてる人に
言葉をください
誰かを救いたくて
詩を書いてなんかいない
必死なんだ
生きていくって
難しいことなんだ
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ゆっくり行こうか
急いで行くか
いずれにしても先には行ける
のんびり行こうか
慌てて行くか
いずれにしても後ろにゃ行けぬ
辿り着くのは
みんな同じ
ただし着くのはいつぞや知れず
ゆっくり行こうか
急いで行くか
いずれにしてもいつか逝く
孤独の中で見つけた光
宇宙の闇に寄り添い漂う
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俺は死神じゃないから
「死んだらどこに行くか」
なんて知らないし
神様でもないから
「生まれる前にどこにいたのか」
なんてのも知らない
さらに昨日
人間も辞めちゃったし
しかたないので
今日からゾンビやります
不死身です
強く生きなきゃ
たとえ死んでも
生き返って強く生きなきゃ
お前のためにじゃない
お前を見ていたいから、だ
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恋しさは
寂しさと似ている
愛しさは
空腹感と似ている
性欲は
愛情と似ている
君は
僕と似ている
僕が愛していたのは
もうひとりの自分で
君はただの人形だったのかもしれない
僕はカーテンを閉じた
でも愛していた
君だけを愛していた
そう呟いて
ベッドの上で
膝を抱えて泣いた
朝が来るまで泣いた
さようならは
夢の終わりと似ている
永遠は
不変と似ている
ありがとうは
ごめんねと似ている
君は
僕と似ている
僕は
君と似ていない
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「人はみんな孤独なんだ」
宇宙になった空の下
星達に見下ろされて
だったら進むしかないと
乾いた声で呟いた
寂しくて寂しくて
君を抱きしめて眠る
温もりは伝わるけれど
心臓の音は聞こえるけれど
君のシャンプーの匂いが香るけれど
僕らはきっと
わかりあえない
伝えて伝わって
伝わって伝えて
その繰り返し
「人はみんな孤独なんだ」
だから君が僕に見せる
たくさんの表情が
うれしい
君がいることが
こんなにも温かい
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僕の心を焦らせる
この暗闇は何だろう
この世から消えるまで
僕は僕なんだろうけれど
不安は消えない
上からどんな色をぬっても
不安は消えない
だから君のそばにいるんだ
社会に向けた
理由なき銃口を
自分に向けて撃てたらなぁ
過去に宛てた
後悔の手紙を
未来に解き放てたらなぁ
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僕は時間に逆らって
歩き始めた
別に過去へと
向かうわけじゃない
未来に進んでいく
でも僕は
時間に逆らうんだ
僕が踏み出す一歩が
時間を歪ませ
僕の小さな世界の
小さな明日を
小さく変えていく
何もしなければ
予想通りの未来と
退屈とそして後悔を
頬張るだけなのだから
僕は君に
想いを伝えにいきます
今、いきます