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ゆなぎの部屋  〜 新着順表示 〜


[72] マイナス
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曖昧な感情持て余して
ひとり ぽつり 呟く
最大限の負の塊
声枯らすほど 叫ぶ『 』

灰になって消えたら
きっと 誰も 気付かない
行き場のない思い
きっと 誰も 気付かない

夜にまぎれて泣いた
雫を月が照らした
キラリ、ぽたり。
見ないで 苦しい

雨にまぎれて泣いた
雫が雨と混ざる
ひたり、ひとり。
見つけて 悲しい

消えた残響
ふわり、ぽつり
気付かぬまま
ひたり、ひとり


見ないで、汚い。

見つけて、寂しい。


2010/10/09 (Sat)

[71] スーパーヒーロー
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溶けたアイス 指差して
「とけちゃうよ」、笑うきみ
ほわほわして ふにゃふにゃして
君の笑顔に 溶けそう。とか、ね

夏バテ気味の 体力さえ
大幅回復しそうな程
「大好き」なんだよ
照れ臭くて 言えないけどさ

不可能も可能になりそうだ
大丈夫と背中押すきみに
そんな気さえ、してきた
笑って、もっと そしたら

ぼくはヒーローにも なれる気がする


2010/09/04 (Sat)

[70] 永い夜、来ない朝
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押し潰されそうな 夜
人の温もりを 知った
狂い死にそうな 朝
自分の居場所を 知った

枯れた声で 叫んだ
愛して 愛して 呪いのよう
澄んだ声が 囁いた
愛すよ 愛すよ 魔法のよう

あぁ ほら、きみが…

目をあけて 朝が 来るよ
白と黒の世界は 終わり
音が 色が 満ちるよ
朝は必ず来ると きみが笑う

永い夜は 怖くて
ひとりの夜は 辛くて
朝は来たけど きみが
見えないのは 何故だろう

目をとじて 夜が 来るよ
幸せな時間は 終わり
音が きみが 色褪せるよ
朝はもう来ないと ぼくは泣いた

目をとじて 夜が 来たよ
カラフルな世界は 終わり
色が きみが キエテイクヨ
朝はいつか来ると ぼくは、泣いた

2010/08/30 (Mon)

[69] きみがスキだから
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『好きだよ』は 要らないから
『そばに居て』が 欲しいよ


『好き』だけじゃ
きみの隣に ずっと居れないでしょ?


…なんて、欲張り かなぁ。

2010/08/18 (Wed)

[68] そのまま二人、歩んで一人
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ゆるり解けた きみの赤い糸
くるり解けた ぼくの赤い糸
小指(ここ)にはもう 戻れない
さよなら きみへ さよなら ぼくへ

くしゃり崩れた きみの笑顔
へしゃり崩れた ぼくの笑顔
想い出(ここ)にはもう 何もない
ありがと きみへ ありがと ぼくへ

いつからか 繋いでた手を
解いて二人 バラバラに歩き始めた
互いの距離を 互いのせいにし合って
真っ暗な溝さえ 気づかぬフリ

だから

さよなら きみへ もう泣かないで
ぼくには涙 拭うことしか出来ないけど
いつか何処かで きみを 笑顔にする人が
今以上の幸せを 与えてくれるから

ごめんね 泣かすことしか出来ない
不器用なぼくで…
ごめんね 笑顔を見たかったのに
いつも空回り…

さよなら きみへ もう泣かないで
ぼくには涙 拭うことしか出来ないけど
いつか何処かで きみを 笑顔にする人が
今以上の幸せを 与えてくれるから

さよなら きみへ ほら笑っていて
ぼくには涙 堪えることしか出来ないから
いつか何処かで きみが 笑ってるなら
それ以上の幸せ(もの) 望みはしないよ


ごめんね 泣かすことしか出来ない
不器用なぼくで…

ごめんね それでも、きみが好きでした。



2010/08/15 (Sun)

[67] 『さよならラブレター』
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真っ白のキャンバスを
綺麗に きみの色に 染め上げた
セカイが 溢れる音が した
キラキラと 眩しく輝いて

愛されてる 気がした
ふわり ゆるり 笑うきみに
愛してる つもりだった
ふわり ゆるり 笑うきみを

過去が優しいと いうなら
あと何秒で 君を 思い出にできますか

触れた温もりが 嘘だと気付いた
溺れた ことに 後悔した

キャンバスは 白紙に戻そう
白で全て 塗り潰して
たった一言 最後のラブレター
セカイが 割れる音が した

さよなら きみへ
大好きでした。



『さよなら』のラブレターを 送るよ


2010/08/15 (Sun)

[66] 8/8
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一つの円のはずなんだけど
分断された 僕らのセカイ

きみと一つのはずなんだけど
どこかで一本 線引きされて

はちぶんのはち。
ヒトツになれない 僕ら

はちぶんのはち。
線引きが僕らの セカイを 分ける

はちぶんのはち。
『いち』になれないまま
境界線のギリギリで

今日もきみと お茶会だ。

2010/08/14 (Sat)

[65] ハローハロー、応答願います。
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『寂しい』を 伝えれば
誰か ぼくを 抱きしめてくれますか

『苦しい』を 伝えたら
誰か ぼくを 楽にしてくれますか

『愛してる』を 伝えれば
誰か ぼくと 一緒にいてくれますか


言葉にしなければ 伝わらない
なんて 不器用な 生き物なんだろう



『寂しい』です
独りぼっちな気がして

『苦しい』です
生きてることが無意味な気がして

『愛して』誰か
聞こえますか ぼくの声が

ハローハロー

ぼくは 此処に居ます
ハローハロー

ハローハロー、




応答願います。

2010/08/13 (Fri)

[64] 傷痕
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空ばかり見上げた
消えていった灯は
この灰色の空に
還るのだろう

銃声がやんだ
消えていった灯に泣く
ぼくらはどこへ
還るのだろう

全てを奪われた 心
全てを奪った 罪
繰り返す連鎖は 解けないまま
呪いのような 叫び

誰のための正義か
誰のための争いか
わからないまま
わかれないまま
過ちと気づかず

引き金に手をかけた

誰かを殺した手で
誰かを護ろうとした
全てを壊した手で
全てを創ろうとした

消えていった灯は
この灰色の空に
引き金を引いたぼくは
この赤色の空に

確かな傷痕を遺して
それぞれの空に還る

2010/08/13 (Fri)

[63] 未来
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あてのない未来(さき)を
こわがった
ぼくは結局弱虫のままさ
明日がどーなるかなんて
わからない
流されるままに生きてきた

やりたいことを見つけた
上手く行く確率は0(わずか)
それでも立ち止まる時間(ひま)はない

信じてやってもいいじゃないか
少しだけぼくも羽ばたけるんだと
地に堕ちたって何度でも
はい上がってみせるんだ

弱虫な僕の首を絞めてみた
上手くいかない焦りが苛立ちが
ぼくを殺そうとするんだ

少しだけ

信じてやってもいいじゃないか
伸ばした手に星は届くんだと
地に堕ちたって何度でも
空に届く歌声を

思い描いたイメージ通りの
明日じゃないこと分かってるさ
それでもほんの少し
今日と違う明日を掴んで
歩いて生きていたいのさ

2010/08/13 (Fri)
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