詩人:ゆなぎ | [投票][編集] |
原色に浮かぶ
君の色ひとつ
パステルカラーの
やさしい色は
塗り潰されてく
真っ暗闇色
飲み込まれてゆき
泣いていた 君
手を伸ばせば届く距離なのに
拒絶怖くて助けられなかった
今更、声張り上げて
何度も何度も響く音
塗り潰され消えた君の色
届くことなどないのにね
諦めずに紡ぐ音
空に届きますように
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空間 空虚 快挙 正義。
何かを叫べば
何かが消える。
誰かが喜び
周りが讃える。
それらは
正義となる
慈愛 悲哀 歓喜 絶望
君らの為に?
僕らの為に?
僕らは喜び
君らは悲しむ
それらは
矛盾となる。
君らの為に戦争?
僕らの為に戦争?
平和の為に戦争?
…利益の為の戦争?
正義は時として悪になり
悪は時として正義になる
決めるのは誰?
政治家?
大統領?
総理大臣?
王様?
神様?
民間人?
誰も知らない
誰も知らない。
何が正義で何が悪か
誰も知らない
誰も知らない
慈愛 悲哀 歓喜 絶望
空間 空虚 快挙 正義。
正義は誰?
正義は誰?
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それでも、
君は笑ってくれるから
僕も笑おう。
君が心休まるところを
求めるなら
僕がなろう。
泣きたいときは一緒に
笑いたいときも一緒に。
一緒に苦しんで、
一緒に悩んで、
一緒に喜んで
一緒に、生きていこう。
それが僕にとっての幸いだから。
それが君にとっての
幸いになりますように。
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時を
多くの時を
たくさんの人が築き
作り上げた
人は多くの感情を知り
多くのものに想いを寄せ
やがて言葉を作り上げた
想いを告げるために
想いを届けるために
言葉はやがて唄となり
人々の心に響く鐘となった
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夜が包む。
冷えた体を。
朝が照らす。
下手な演技の僕を。
「愛してる」 「ごめんね」を
笑って言えない
下手な演技。
雫、頬伝い
動かぬ頬に落ちた。
「泣いてるの…?」
動かぬ君に問い掛ける。
動かぬ君に。
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何度も何度も
切なげに
悲しげに
どうか僕の名前を呼ばないで。
何度も何度も
切なげに
悲しげに
どうか着信ならさないで
名前を呼ばれれば
振り返ってしまう。
君との過去。
幸せすぎた昨日
着信音聴くと
願ってしまう。
君との未来。
幸せ願った明日
何度も何度も
僕を呼ぶ
君の声が愛しくて
何度も何度も
呼ばないで
僕じゃ君を愛せないから。
僕じゃ君を幸せにできないから。
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目を閉じて開いたら
隣にいた筈の君は居なくて
繋いでいた筈の手が
君に届かなくなってた。
『会いたいよ』
叫ぶ声は君のもとへ
響かない。
会いたいよ。
会いたい。