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安曇の部屋  〜 投稿順表示 〜


[328] 片想い
詩人:安曇 [投票][編集]

  私は知っている。


すぐに強がって、
淋しいのに笑っちゃうくせ


  私は知っている。


口では乱暴な事を言っても
誰よりも一番相手を想っている事


不器用だから、

素直に謝れなくて変に誤解されちゃう事


実は甘いものと可愛いのが好きな事も


あの子には、
キツイ言い方をしてしまうのも


それは
あの子が好きだからっていう事も


あの子に貰った消しゴムを大切にしている事も


あの子に彼氏がいる事も




   知っているよ




今、すごく泣きたいって事も




どれだけ、貴方のこと見てきたと思ってるの?




だから、私と二人の時くらい



  素直に泣きやがれ!



 頑張らなくていいから



今は、仲良しの友達の一人で良いから



  素直に泣きやがれ!

2006/09/29 (Fri)

[329] 生きる意味などわかるはずないさ
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生温い涙が流れて、薄れた夜空


僕はきっと、心が苦しいだろう


煌めく嘘と、溢れる熱に

誰しも何かを探してる


人が多い孤独に沈み、

愛想を悲しく手の中に


チクリと刺さる優しさと

落ちていた夢


まるごとはちみつかけて

全てを甘くしてしまおう


何が良いのか、悪いのか

わかるなんて嘘だから


はちみつかけて甘くしてしまおう




生きる意味などわかるはずないさ


深く考えても、

なるようにしかならないんだから。


2006/10/01 (Sun)

[330] 世界は涙に濡らされる
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 蜜は甘く、秘密を隠す


 人は脆く、涙は枯れず




流れた涙の粒は、

きっと、世界を埋め尽くしても足りないほどで




左の薬指には、

誰にも見えない糸が結ばれている




嘘も、迷信も

僕にとっては一つの道で


愛も、恋も

僕にとっては一つの証




偽りでも良いと、口に出しては傷が増え

涙が重なり雨になる。




世界は涙に濡らされて

傷はいつしか隠される。




 蜜は甘く、秘密を隠す


 人は脆く、涙は枯れず




   いつしか人は、


 何かの為に涙を流す。


2006/10/04 (Wed)

[331] 確認
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人は皆、確認したいんだ。


自分が必要とされているのか、

愛されているのか


わかっていても、口にしてもらいたい。


あなたが必要なんだよ、と

言葉にして渡してもらいたい




誰だって誰かに必要とされたいから




2006/10/16 (Mon)

[332] カゴの中
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『もっと早くに、出逢いたかった』


あの日、言葉が刺さるって意味を

私はきちんと理解した。




いつも、あなたは俯きながら

優しい声で私を刺すの。


体は何一つ傷ついていないけれど

心に深く刺さったあなたの言葉が


今も私を逃がさない。




きっと、

あなたの言う『早く』に出逢っていても

何も変わらないと思う。




だって、

あなたは今の私を好きになって


私は、今のあなたを好きになったから




あなたは、
言葉の痛みを知らないのね


だから、平気で私を刺しているの


そう、いつも


いつも…

2006/11/09 (Thu)

[333] 月が僕を見ている夜に
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月が僕を見ている夜に、

君は僕を見失う




無くしたノートはきっと、今頃気ままな一人旅


笑って見せてと言う友に、見えた笑顔は悲しくて

笑って見せてと言う友も、静かに涙を流すだろう


雨にうたれたあの人も、何かを探す旅人で

雨に打たれたこの僕も、何かを探し彷徨っている。




月が僕を見ている夜に、

僕はただ願うんだ




また、君に逢えますようにと・・・。


2006/12/01 (Fri)

[334] べし
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すいも甘いもこれからの


君を支える君につぐ


勝手に終わりにするべからず


2007/01/24 (Wed)

[335] 授業
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きっと、私達の前には


幸せのヒカリが広がっている




悲しみや悩みは


幸せを作り出すために


必要な授業なんだ。




2007/01/25 (Thu)

[336] 僕が嘘をつく理由
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 今日も、嘘をついた。


白い空の中にいる
僕は昨日よりも黒い点


君と僕は繋がっている

僕の嘘が接着剤だから

手放せない、

黒い点にでもなんでもいい


君と繋がっていたいんだ




視線の先にいるあいつは

僕の友達で

君の気持ち、

随分前から気付いていた


僕はズルイから、それを利用したんだ


でも、その嘘が僕を刺す




君に嘘をついて、

自分の気持ちを偽って


今日も僕は嘘をつく。




『友達だろ、協力するよ』



2007/01/25 (Thu)

[337] 願いの先に
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ノドに刺さった小さな骨

チクチク私を責ていく


靴擦れしてできた、足のマメ

ズキズキ私を離さない


優しく囁くあなたの嘘

ゆっくり私を閉じ込める




見ないふりをしてる私は

きっと誰も見えてない




 両手で隠した二つの目


手を外した時、目の前が

優しいヒカリに包まれてますように


細やかな願いが今日も

私を穏やかな眠りに誘う


2007/04/23 (Mon)
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