詩人:安曇 | [投票][編集] |
これが愛だ、と誰かが言った
それを聞いていた人が、そうだねってうなずき
それを聞いていた人が、違うよと首を横に振る
答えがひとつだって誰が決めたの?
答えが何個もある場合もある
私にとっての愛は、コーヒーとタバコのにおいのする
暖かい部屋
白いソファーの上のキミ
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涙をひとつ隠し持っている
笑顔を武器に、私は守る
進めなくていい、後ろに戻りたくない
進まなくていい、ここを守りたい
傷だらけで何が悪い
傷だらけを誇りに思う
よく頑張ったね、って
明日もがんばろうね、って
朝はまたやってくる
長く感じたとしても、夜はいつかあけてまた日が沈むのをそっと待っているだけ
涙をひとつ隠し持っている
いつか自然に流れ落ちるまで
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雨が雪に変わったあの時
あなたが遠くなってしまった
たくさんの傘が通りすぎていったけど
私はただそこに立っていた
悲しいくらい冷たく冷えたカラダに
止まってしまったココロ
そんな時でも雪は周りを白くしていく
きれいだな、って思えた時
涙が溢れてきた
冷え切っていたのに、涙があったかかった
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心の水たまりは
誰かのせいで
心のひだまりは
誰かのおかげで
良くも悪くも
ひとりじゃわからない
経験できるのは
誰かと関わるから
経験するからこそ強くなれる
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雲が一つもない快晴でした
あまりに爽やかな青空なので
泣けませんでした
今は笑うことも出来ないので
ただ、ただ
爽やかな空を眺めて
明日はきっと良い日だろうと
ただ眺めていました
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静かな幸せが
崩れ落ちた、いま
空虚感漂う部屋に
私、ひとり
思い出すは
あの人ばかり
流れ落ちる涙があの人へ募る想い
愛しいというよりは、狂おしい
この想いを抱えた心は
いつ割れてもおかしくないほど
パンパンに膨れ上がっている
さよならも言えなかった。
何も言えなかった。
消えないあの人の声
何度も何度も
狂おしいほどに
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押さえ込んだ感情が
溢れ出してしまった
もう会わない、と決めたのに
もう愛さない、と心に誓ったのに
それは本当に
本当に簡単に崩れ去った
すれ違った瞬間に
その瞬間に弾けたんだ
泣かないで
もう覚悟は出来たよ
離れた痛みに比べたら
周りなんてどうでもいい
どうでもいいんだ
すきなんだ