詩人:猫のあし | [投票][編集] |
この苦しみも糧にして
もっと強くなって
優しさも取り戻せたとき
心から素敵だと思える人に
出会えたら良いな
その人の幸せを
ずっと願って
その人の笑顔を
近くで見ていられたら
そんな幸せなことはない
今は
そんな人もいないし
強くもなれないけど
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ぼくという物語は
まだ
続いている
読み返すには
まだ早いから
まだ止まれないよ
いつかは 永遠に眠りにつく
その頃には ぼくは
本当の独りぼっちになってるだろう
それでも
この物語の主人公は
他の誰でもない 『ぼく』だ
その眠りにつくまでは
描いていくよ
ぼくという 物語
後悔しない 物語
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雲が覆って暗い街
もう 心細いとは言わなくなった頃
少し強くなったぼくに
あの日のどうしようもなく寂しいぼくの
涙を堪えたぼくが見えた
孤独に強いんじゃない
孤独がふつうだった
何で気づかなかったのかな
何で自分をいつまでも攻めていたんだろう
こう言って抱きしめれば良かった
『たった独りで、よく頑張ったね』
ぼく自信が
ぼくを認める唯一の存在だったんだ
また少し
ぼくを好きになれたよ
壊れかけていたあの頃のぼくを
ほんの少しでも
好きになれてよかった
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人とあまり親しくすることを避けてきた
面倒という理由で
でも逃げていたんだ
傷つくのが恐いんじゃなかった
傷つけるのが恐いんだ
しまいこんで
忘れた
こんな歳になるまで
しまっていたんだ
弱さを
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空が落っこちたみいだった
ぼくだけ違う生き物みたいだった
ぼくが近づいたら逃げてくみたいで
何かすると
ズレてくみたいで
つついたら笑ってくれるかなって
ごめんね
傷つけて
羨ましかったんだ
ぼくには何か足りなかったんだ
足りないものを埋めるより
ぼくに見えるものを見れば良かった
何か
変わったのかな
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ぼくはここにいる
だから歌える
話せる
見れる
ぼくはここにいる
未来へ向かって
歩いていける
立ち止まらない
後悔もやめた
きっと未来へいかせる
だから
泣いてもまた立てる
この瞬間は
もう戻らないんだ
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一緒に寝て
一緒に起きて
ぼくのそばにいつの間にかいるきみ
悲しくなるとなぜか分かって
怒っていると悲しそうに止める
ぼくよりはるかに早く年をとっていくけど
ずっと変わらず
ぼくの親友
ぼくの家族
そばにいるから
どんなときも
フワフワでまんまるなきみ
いつもありがとう
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ぼくの足は
一歩ずつしか進めないのに
時間はあっというまに過ぎていく
振り替えると
ちゃんとついてる足跡
一年前の足跡と今のぼくの足元には
ちゃんと距離が開いている
今のぼくのが強い
今だから見えるものがある
明日で一年
新しい一日が始まる
ぼくの為の
新しい一年
たくさんのものがつまった
盛りだくさんの一年になると良いな