詩人:#聖 | [投票][編集] |
このままじゃ消えてしまいそうだと言ったのは
一体誰からだっただろうか
あなたの言葉が遠くなる
遠くなるよ
全部、全部
あなたの中から僕が消えちゃうんだ
消えちゃうんだろ
全部、全部
こないはずの
さようならが
怖くて
犯さずにはいられなかった
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少しだけ
私の話を
聞いては頂けませんか
私に
懺悔の機会を
恵んでは頂けませんか
やっと
過去と呼べる話なのですが
ある人を辱めました
それはそれは愉しくて
つい我を忘れてしまうほどでした
今日も明日も明後日も
あの晩もあの晩もあの晩も
私は私が嫌いな人種になりました
ある日私は気づきました
後悔しました
そしてまた後悔しました
離したくない
と
思ったことに
幾度も
離そうと思いました
しかし
触れられる度
崩れて
泣き崩れて
終わりは唐突でした
喉元に突きつけられた
冷徹と愚かさと愉悦
その全てが私を襲い
その全てが私を捨てました
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正論仕掛けの論理
鋭い音が僕らの笑顔を奪っていく
言葉の鎖で
自由を奪って
正しさにひっぱっていく君
ただ泣くことを我慢していた僕
我慢しろ大人になれ言いすぎだ流すな会話しろ笑え喜べ
僕は君のいうように
間違いだらけなのかもしれない
それでも泣いたよ
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お前が悪いんだ
お前が消えるべきだ
お前が
などとひたすら罵倒する声
まったく
どいつもこいつも
まるで
僕が望んで彼を消したみたいじゃないか
こんなつもりじゃなかった
こんなつもりじゃ
何もわからないなら
泣き崩れているのを
笑うなよ
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強い君の
その鼓動をとめて
弱い僕は
やっとの思いで泣く
さよならすら言ってくれない
その空気がさ
苦しくて苦しくて
足掻くよ足掻くから
それだけでもとめてくれよ
見つめ合うことも
逸らすのさえも
怖くて怖くて
せめて僕にだけでもと
幸せを求めて
君を落とした両手を首に添えた