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#聖の部屋  〜 新着順表示 〜


[94] 月が照らすのは
詩人:#聖 [投票][編集]

ささやかに月射す夜

陽が落ちて
少し肌寒くなる温度
ひねくれた君みたいな
その変わり方に慣れた

手の鳴るほうへ
無意識に歩いて
ひたすら叫ぶ君みたいな
それも悲しくて 悪くない

何を呟いても
相槌すら返らずに
伸ばした手は暗闇を描いて
また会えるかな
会いたい 会いたくない
それだけ照らされて

本当は知ってる
さよなら

今歩いても
どこにも行けずに
凍えた足はいつもより速く
まだ会えるかな
会いたい 会いたくない
それだけ照らされて

月が照らすのは私だけ

ささやかに月射す夜

2011/11/18 (Fri)

[93] 夕闇と、落ちる
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遠くなっていく喧噪の中に
懐かしい景色があったなんて
知らなかったよ

もうすぐ鴉が飛び立つよ
そのころにはもう
ひとつだって思い出せない

落ちていく
夜が笑う
心無しのはずが
涙だけは、ね

嘲笑っているかのようで
星が怖くて
照らされているようで
月が怖くて

落ちていく
夜に泣く
心無しのはずが

涙もね
寂しさもね

何一つ

夕闇に消えてはくれないんだ

2011/11/10 (Thu)

[92] 僕と君との気まずい空気の理由 その六
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君を守ると誓ったこの腕で
僕は君を傷つけてしまう

何故だ?

2011/10/06 (Thu)

[91] 僕と君との気まずい空気の理由 その五
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君のことを煩わしく思い

しかも

それを

「口に出すのが怖い」、だなんて

きっと僕は疲れているんだろう

2011/10/06 (Thu)

[90] 御手紙
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もう何年になるだろう

あの時の
あなたが
陽炎に
そっと揺らいでいる

灯されたその光は
追憶の中に
いつもいて
もしも
迷い 歩めない時は
あなたを思い出すよ

もう何年になるだろう

あの日の
僕が
陽炎で
そっと笑うから

灯されたその光は
追憶の中に
いつもいて
もしも
迷い 歩めない時は
あなたを

灯されたその光が
忘却の中で
いつの日か
もしも
曇り 淀んだ日は
僕を思い出して

2011/09/29 (Thu)

[89] 蔑みのうた
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また、だなんて
傲慢なことに気づいてよ

脳から浸されてく
なんて失望色

笑ってあげる
可愛いくらい
愚かだね

笑ってあげる
可笑しいくらい
愚かだね

消してあげる
泣きたいくらい
愚かだね

消してあげる
悲しいくらい
愚かだね

何も知らないのは
あなたのほうだよ

2011/11/21 (Mon)

[88] 思い出す、忘れられない、何度も、
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時折
耳を塞いでも

何度も
あの日が流れるんだ

遠い帰り道
小雨の跡
眩しい日差し

外したボタン
小さな歩幅
繋いだ手

少し低い声
抱き締めた肩
ぬくい体温
心地よい匂い
見せてくれなかった泣き顔
不器用な笑顔
不器用な笑顔

笑ってた
笑ってた

じゃあね
さよなら
ごめんね

何度
何度

泣いても
泣いても

2011/09/10 (Sat)

[87] 禁言
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そばにいて、



さよなら

2011/08/22 (Mon)

[86] 降り止まぬ雨
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ぽたぽた
ぽたぽた



降り止まぬ雨は

僕の心に
希望じゃなくて
別れを予感させるんだ

あの日も
いまも
明日も

いつだって

2011/08/22 (Mon)

[85] なんでもない
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現実からは逃げられない

何も知らない
深い夜の灯の下で
泣いていた僕

消える
消えちゃうんだ
っていっても

君は
大丈夫
大丈夫だよ


言ってくれるから

僕が
僕がいなかったら

君は大丈夫かな
って怯えるんだ

一言が遠い

怯えることにも
さよならがちらつくことにも
僕は疲れた

けど

2011/08/22 (Mon)
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