詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
めんどくさい
、だから何?
樹海にすら
有り余った理由
もうお腹いっぱいで
訊きたいのは
展望?
覗きたいなら
絶望
願うだけマシよ
ここには、何もない
月が見えないのは
雲のせいじゃ
なくって
濁りすぎた目
美しいものに
耐え切れず
醜い景色が急かすなら、
このちいさな肺
マイセンの灰を
貯めこんで
早歩きしたいの
大人を振り翳し、
自由を闊歩して
嫌になったら
得意な
子供の顔
自己責任だ?
はい、さようなら
ねえ
とかく本音を
聞き出したがるのは
何故なの
巧く云えないけど
死にたい訳じゃない
なんてゆーか...
消えたいって感じ?
うん、そんな感じ
ああ
移ろうは、戯れ言
どうせなら
切り裂きジャック
樹海にすら
有り余ってる理由は、
誰も買っては
くれないし
お腹いっぱいなの
許容いっぱいなの
双子でも困っちゃう
気持ちが足りない
愛してもないひとのDNA
ぶらさげて
彷徨うだけの明日
鏡で笑うパパ
快楽は罪と
神様は言ったよ
もう、うんざりだね
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なんでだろう
あんなに嫌いだったのに...
いま、
あなたのことばかり
考えてます
夢の中に
出てくるなんて
卑怯だよ
そんなの絶対、
好きになっちゃうに
決まってるじゃん
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痛みに耐えた
屈辱も
あの日の侵攻も
何もかもが
報われるなら
その目に滲む
なみだも
震えるよな感覚も
あなたを作る
思い出の
一部
耳が痛い言葉すら
未来への警告さ
何よりもまず
受け入れる心で
忘れないで
いつかきっと
見返してみせるさ
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「きみは狡い。逃げてるだけだ。」
人は皆、そう云った
だけど、
よく考えてみてよ
何かを得る為に、
ぼくらは
何かを犠牲にする
お金や時間や
気持ちを
切り売りする
ねえ、
考えてもみてよ
この世は、
そんな風に出来ている
そうでしょ
そして今、
ぼくも
あらゆるものを
捨てていて
それが
人とはちょっとだけ
質の違う
代償だってこと
ただ、それだけなんだよ
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
後ろの現実
せまってくるの
手前の口実
つい、繋ぎたくなる
空が、
晴れたり止んだりを
繰り返し
痛みを
吸い込んで
あたしを壊すの
何度も壊すの
そんなんで、いいの?
って
哂っているの
考えすぎだよ
とか
やることがある
とか
云うだけなら
簡単よねえ
周りに
まくしたてられて、
カレンダーがめくられて、
心が削られて・・・
さいごは、
"切除"
ねえ、こんなこと
いつまで有効ですか?
傷つくのは、自分だよ。
だなんて
あたしもう
これ以上ないってくらい
傷ついてるのに・・・
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白い息の
凍える夜の真下
千切れそうな、
指先を
くっつけた
本当はネ、
手袋でも帽子でも
何でも良かったの
あなたが喜んで
くれるなら
何だって、
良かったの
ただ、あの夜
あなたが冗談半分に
2人で巻ける
マフラーがいいネって
ホワイト・クリスマス
待ち遠しいネって
笑ったから
あたしは
編み始めたわ
白いマフラー
2人繋ぐ、白い鎖よ
さあ
初雪を待つ
あなたに
プレゼント
春が来なきゃいいのになァ