詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
触れないで居た
過去の傷跡
そっと開いて
ああ
「未だ、癒せないよ...」
思い出したくないこと
ばかりなのに
忘れたくないこと
ばっかりだ
ねえ
恋の苦しみなんて
わかってたはずなのに...
結局、
人はいつも
対極に
惹かれてしまうって
こと
なのかな
だとしたら、
あまりにも
神様は残酷だよね
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珠数の数をかぞえながら、
ズット祈ってた。
明日が来ないことを
キミが死なないことを
『この心が潰れてしまわぬことを・・・』
こんな気持ち、
初めてじゃ
ないよ
だけど苦しくて、
かなしくてね
考えるたび
息がかすれてく
どうしようもないね。
でも、ナミダが止まらないんだ
いまはただ、
歩くしかないって
知ってるのに
その先に、
もしかして
ステキな明日が
待ってるかも、って
ちょっぴり
期待もしてるのに
裏切られることや
現実を見ること、
恐れて
前に進めズにいます・・・。
思ってた程、
世界は狂気じゃないって
分かりかけてきたのに・・・
踏み足す一歩が
あたしを
変えるかもしれないのに・・・
現実音は、そう。
遠くて・・・
ひたすらに
ひたすらに
遠のいてくだけ
虚しさの恐怖が、
また
あたしを襲う・・・
珠数は、
終わりを知らない
悪夢を連れて
あたしの魂ごと
奪ってゆくんだ・・・。
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羨望の先で
怯えていた貴方
雨の中
濡れたまま
身体震わせ
「もう走れない...」
泣きながら倒れこんだ
怖かったよね
辛かったよね
ひとり
正面から向き合えずに
周りに背中を
向け続けることは
決して
楽ではなかったよね
弱音を吐けず
立ち止まることもできず
追随を許しては
ならぬと
そう 教わったのね
そして
それは確かに
強く見えて
格好良かったのかも
しれないけれど...
ねえ
君はただ独りが
寂しかったんだよね
孤独を
背負い続けてたんだよね
本当は並んで
走りたかったよね
ごめんね
気づいてあげられなくて
ごめんね
誰よりも早く
抱きしめてあげれば
よかったね
私がタオルを投げれば
よかったね
そんな気持ちを
見透かせなかったのは
あまりに遠くから
君を見ていたせいかな
だけどね
もういいよ
頑張らなくっていいよ
歩いてもいいの
手を繋いで歩くだけで
いいんだよ
そうでしょう?
歩いてゆけば
いつかは辿り着けるんだ
その先に
そう
君が望んだのは
こんなに些細なことで...
君の寝顔の傍で
思ったんだよ
夢とか希望とか
愛情とか
君だとか
私をとりまく全て
残りのエネルギーを懸けて
愛してゆきたいって
守り続けたいって
思ったんだよ
だからほら
泣かないでいいよ
君を傷つける人は
もうここには
いないから
古いシューズも
明日捨てよう
思い出を二人で
作っていこう
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どうしようもないと
識りながら
そう。
ボクは唄ってた
どうしようもないと
識りながら
そう。
イマを塞いでた
脱線するには
早すぎる
唯
此処に引かれた
レールを
走るだけ
走るだけ
火花散らして
走るだけ
過ぎ去れば
もう二度と
停車なんて出来ない
長い長い道のり
各駅停車の旅よ
望むは
死への直通特急
術がないと
識りながら
そう。
ズット夢見てた
術がないと
識りながら
そう。
空に祈ってた
暴走列車は止まらない
ぐちゃぐちゃの
先の見えないレールを
走るだけ
走るだけ
要らない部品は
捨てちゃおう
いざナイフを見れば
ボクは
立ち竦むのだろう
笑っているあの人が
ボクを
生かしたいのだろう
知らない世界で
奴らは
好き勝手なことを
ぬかしている
お前にボクが理解るのか
お前はボクになれるのか
低俗なノイズは
切り裂いてこう
このままぢゃ
ボクは
『泣きそうだから・・・』
暴走列車は
絶望を乗せて
まだまだ行くよ
黒いレールを
かなしみの汽笛は
同志を
揺さぶり
幸福を轢いて
空へと昇る
でも
行き着く先は
そう。
『誰にも分からない・・・』
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罪悪感で
満たされた今
君の声は
もう
届かない
流れ弾
果敢に
攻め込んで
そうして
死に行けたら
素敵
英雄扱いより
蔑んで
もう二度と
こんな
生命を
誑かさないで
痣は
消えるさ
君の声は
もう
届かない
車窓からの景色
唾を吐いて
くたばれと
中指を突きたて
君のなかに
懺悔を
吐き出せたら
素敵
だけど
私は男に
生まれなかったから
取って付けたよな
理由が
ムカつくんだよ
君の声が
もう
聞こえない
女は
痛みを
受け止めるだけ
なあ
もう二度と
望まない
生命を
誑かさないで
本当は
人より
不器用?
劣勢に
回ったら
きっと
君も
見捨てるんだろう?
本質を
見極める
眼力こそあれば
何処へ行っても
私は
迷わずに
空を殺せるのに
あの空を
撃ち抜けるのに
あるのは
虚実ばかりだ
君の声が
もう
死んでいる
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大半は汚れていて
大半は腐っていて
大半は疲れ切って居る
大半は望まれない
大半は役立たない
大半は、如何でも好い。
挙げてやろう
気の済む迄
理由や言い訳を
囁いてやろう
齧られた御耳が痛いですか
あなたの横顔は
怒れる獅子の様だ
鬣、靡かせ
謝罪ばかり
得意に成りましたね
其の立派な
牙や爪は
上司に
切り落とされましたか
何時ぞやの
眼差しも
床に投げられたまま
さあ
もうそろそろ
カーテンを閉める時刻
厭と言う迄
理由を唱えてやろう
弱きと
君が決め付けた
此の僕が
ぶってあげよう
直々に
カーテンを
閉めてください、早く
光が漏れることの
ない様に
君が涙を見せる瞬間に
シャッターを切ろう
醜いと
君が決め付けた
此の僕に
君は
見下されるのだ
社会とは
なんと惨めなものか
美しさを
其の御自慢の定規で
計ってください
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言葉で
頭が
破裂しそうだ
あいつの
行為で
心の臓は
動けなくなった
どうしようもないのは
現状で
未来に
許しを請うことの
愚かさよ
「馴染めない」
世界で
離脱してゆくのは
可能ですか
この身も
魂も
全部
置いてゆくから
棺に
言葉を
入れてくれれば
それでいいから
溶けてしまえるのなら
氷のように
或いは
雨に打たれる
迷子のように
狼の群れに
囲まれた
子鹿のように
弄ばれ
挫く
愚かさよ
離脱するのは
可能でしょうか
追ってくる
日の出
北へ北へ
賽は投げられて
出くわす
カニバルには
理解ってもらえるはず
いま
柩に
言葉を
入れて置きます
悲しい時に
どうか
抱きしめて下さい
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増えるわかめ
どす黒い
嫌悪が
ふやけて
増殖しちゃうよ
ねえ
頭までスッポリ
なんにも
見えなく
なっちゃうよ
あのとき
君の手が
何かを
掴みかけて
だけど
掴めなくって
もごもご
後悔を
叫びながら
わかめの渦に
消えてっちゃったんだ
これは悲劇
ほら
食べ尽くさないと
ぼくは
わかめ人間に
なっちまう
だけど
それって
見た目が
多少
マシになるくらいで
腹黒いのは
結局
変わんないよね
わかめ人間の大逆襲
きっと
君は笑うだろう
その目に
宇宙を
映して
増えるわかめ
問題は
ぼくは大して
わかめが
好きじゃないってこと
どす黒い
疑惑が
好奇の目を
盗み
ぼくを
隠してくよ
そしたら
君はまた
助けに来て
くれる?
ボブじゃないから
涙は
吸えない
君のお家の
お味噌汁にでも
入れて
味わってくんない?
何だか
久しぶりに
色の付いた景色が
恋しくなって
きちゃったんだ
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需要と供給
サービスと満足
支配したいですか
満たされたいですか
いわば
飴と鞭
そんな感じで
ねえ
でも
どっち?って
聞かれても
困っちゃうな
あたしは多分
支配したいし
満たされも
したいんだよ
それって
欲張りかしら
だけど
自分
調教することほど
むつかしいものは
ないね
ストイックな
あの人に
惹かれてしまう理由