詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
偶然に見えたのは、
嘘だ
本当は、わざとだ
あまりにも愛しすぎた
その
細い首が
ぼくの心を
掻き乱していたので
居ても立っても
いられズに
きみにぶつかった。
やさしい眼をした
青い小鳥
願うのは
いつも
君のことだけでした
唄う日々に
流れ着いた想いは
もう
正当化じゃ
済まされないね
キスをしようか
今すぐ。
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【簡易中毒空間】
いうなれば、
そんな言葉が
相応しい
かも
君は
己の言葉に
酔っているのだよ
誰かの声がした
ため息に混じる
切なさを
また飲み込んで
排出音
ねえ
聴こえるだろう?
いま、
壊れゆくのは
紛れもなく
この身で
心までが
脇目も振らず
死へと
一直線に
下降してゆくのだ
昨日、
殺した
一匹の虫を
解剖してみたけど
心臓があったことに
今更
気づいたりして
なんかもう
自虐
綴ることを
やめられない
ひいては
生きることを
やめられないのは
そんな罪悪感より
ただ
真実を塞いでいたい
それだけのことで
君は笑うだろう
自嘲気味に切った
背中の傷
錯乱しているんだ
すべてが
抵抗をつづけて
あるがまま
行くことに
固執
ただ
真実を塞いでいたいの
そして、あの日
君が見た影は
確かに
か弱い小鹿の
姿をしていた
嘘のない空の
居所を
知っているのは
結局は
死人だけかもしれない
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歪んでいる自分から
抜け出したいのは
真っ直ぐな
あのひとが
格好良すぎるから
そして
歪んでいる自分から
抜け出せないのは
何もない心を
曝け出すのが
こわいから
歪みこそ、凶器である
凶器こそが
己を守るのである
ねえ
手ぶらで行ける
きみの世界は
愉しいかい?
もう懲り懲りだよ
酸素のない日を
待ち侘びつづける
無力感との
攻防
悪循環から
抜け出す方法は
何処に落ちてるかな
歪みこそ、個性と
認めてくれる
大人は
居ないかな...?
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貴方がくれた
鋭さ
彼女が身に着けた
弱さ
私が此処に
極めた
痛みと憂鬱
掻き消してくれないか
見える空は
いつも
歪んでいて
雲ひとつなく
闇を
誇張するから
あの日まで
無かったことに
なりそうなんだ
代わりに
すべてを
嘆いて欲しい
世界の
総てを
憂いて欲しい
ああ
貴方の空は
今も
晴れ渡っているの?
澄ました顔してさあ
卑怯な色
マーブルに
濁す
言い訳が
嫉ましいくらいに
美し過ぎた
それだけで
満たされない夜
投げ出した
身体が
三日月の
明かりの下で
酷く
薄汚れて見えた
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泣いて
強請った
色
あの日は
美しく
光すら反射して
煌いて見えた
けれど永遠は
形に出来ず
今じゃ劣化して
どす黒く
穢れた
剃刀の様...
きみを殺したいきみを殺したい
きみを殺したいきみを殺したい
馬鹿の独り言で
済ましてくれて
構わないよ
何だかもう
酷く疲れて居る
明日を待つより
昨日を
慰めて居る
それが
精一杯で
自己責任論
今更
思い識るんだ
誘惑とか思惑が
頭の上を
漂って
葦にすら成れない
ぺんぺん草みたいな
僕
心無き
兵の行進で
いつも
全てが
忘れ去られてく...
さあ
明日
振り絞り
僕は咲いて見せよう
自由を鳴いて
此処に示そう
そして
そんな小さな
蕾達を
哂って
毟り取って
あの
丘の上に
並べてください
矛盾という文字に
並べてください
投げ捨てた日は
とうに
空の向こう
きっと
ぺんぺん草には
悩める頭が
亡い
そうゆう事にして
置いた
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きみが好きだった
青が欲しい
銜えたままで
飲み込めずに居た
あの
深い青
うん。
多分
逆撫で
だけなら
得意だったんだよ
本当は
求めてなど
いなくて
ただ
如何でも良かった
そんな気がする
(今となっては
もう
言い訳にも
なんないけど)
離れないのは
粘着質な
負けず嫌いの
性分かな
あゝ
きみが嫌いといった
青が
憎い
夕日に溶かされたのは
愛しさに似た
殺人願望
銜えているのに
なんにも
感じないのは
わたしが
駄目だった、
ってことなんだろう?
頭のなかに
蠢く
その公式で
すべてを
四捨五入して頂戴な
削り落としてくれて
かまわない
だって
残り物にも
福があるんだよ
...ねえ、知ってた?
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繊細な音で、
崩れてくよ
緑の城
再生はいつも突然に。
ちいさな
現実味を携えて
どんなに強く
この手で
抱きしめても
きみは
誰にも奪えないものだ
そうだろう?
そして、
僕はまた
思い知るだけだ
それならば、
いっそ
「溶けてシマエヨ」
数えるほども無い
きみの声が
強く、
強く
響いてるね
赤の城
僕はただ、
想い馳せて
こんな日は
もう
今日だけでいいと
唄う
きみが苦しむ必要は無いから
きみが穢れる必要は無いから
其処で
枯れてく僕を
無言の侭
見ているがいいさ
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虚偽の日々を笑って話した
これがさも
当たり前とゆうように
ほつれたスカート
手を伸ばし
もう駄目だわ...
きみは呟く
向こうにいる明日は
決してあたしを
待ってはくれないのに
あたしは
追いつけずに
ヒトリで
生きてゆく
夢を見るの...。
造り笑顔より
素直な涙が見たいと
ぼくは
云ったけれど
余計みじめになるわ。
きみはスカートを
引き千切った
切れ端の
落ちてゆく
アスファルトに
きみの刹那が
溶けてゆく...
ねえ
飛べないなら
飛べるまで
きみの隣に居ても
いいかなあ
サヨナラなんて言わないで
涙が落ちる瞬間は
傍に居させて
このまま
夕日が沈むまで
ずっとずっと
傍に居させてよ
翳る部屋には
もう
誰も居ない
寂しさも
襲ってこないよ
ほら
淡い水色のカーテンに
よく映える
赤と黒
透き通る眼差しは
黙って
ぼくを見つめた
この手を離さないでね。
まだ笑う
きみの
その羽根が
例えば
もげてしまっても
ずっとずっと
傍に居るよ
だから安心して
泣いていいんだ
さあ、おいでよ
このぼくの止まり木に
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溢れ出す言葉に
身を沈め
落ちてくる涙を
掻き集め
ちいさな愛に
火を灯し
暗い闇なら
道案内
自分じゃない
誰かの為に
必死に汗を流すのを
損な生き方だと
あなたは
笑いますか
くだらないと
吐き捨てますか
でも。
きっと悪くないよ
自惚れでさえ
心には
清清しくって
そんな風に
ただ
ひっそりと
生きてゆけたら
ぼくはもう
それだけでいいんだ