詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
言葉が
溢れだして
言葉が
溢れだして
言葉が
溢れだして
仕様がないんだよ
青い海に
浮かべた
本当の孤独
潮騒
ざわめいて
サボテンは
花を
結ばぬまま
在りし日の
面影
だって
唯の
過去へと
ねえ
唯の過去へと
変わりつつあるよ
この部屋は
そんな空気に
させる
そんな
物想いで
満たす
そう
僕は夜を
待ってた
訳じゃない
だけど
時計は
先へと進みたがる
生き物だから
もう
"終わり"に
執着することも
終わりに
したい、けど
言葉が
溢れだして
仕様がなかった
気持ちばかりが
その輪郭を
見つめる
ああ
涙よりも
先に
この手は
痛みで
いっぱいに
なってしまった...!
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不安になっちゃう
色々
色々
毎晩、ベッドの中で
毎朝、鏡の前で
あなたは
あたしを
呼び起こしては
深い
眠りへと
誘う御人
ねえ
信じるより
容易いのは
疑う癖を
やめることよ
けれど
それは
正しく
愛してると
云えるものかしら
あたしには
解らないこと
ばっかりで
何が
善いのか
間違いなのか
大人なのかも
解んない
だけど
この気持ちに
嘘吐くことだけは
しないって
今、
その瞳に
約束するわ
だから
まだ、
不安がっている
未来の背中に
あなたの
名前を
記しておいて
もう、何にも
見失いたくはないから
もう、何にも
何にも
見失いたくはないから
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たまに
マイナス思考を
恨んでるけど
本当は
ネガティヴな自分が
大好き
できれば
前向きに
生きたほうが
楽チンだけど
やっぱり
ネガティヴな自分が
大好き
だから
死ぬことを
考えない
わたしなんて
気持ち悪くって
わたしじゃない
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きみが
あの日
祈りに混めた
やさしさ
どうしようも
なく
願ってしまう
ブランコの
漕ぎかたを
忘れてしまう
"痛みのない國"
と
聞いた
ささやかな夜は
今にも
零れ落ちそうな
たっぷりの
黄金の
月溶けに
泣いたりもして。
ああ
夜空は
美しかった
美しすぎて
記憶は
飛んで
滴は跳ねて
明日を望んだ
もう
"そんな概念"
この深い溜め息が
とうに
吹き消したけれど
月溶けに
祈る
よく似合う
モラル
鈴の音が
聞こえたら
笑って
窓を
開けておいて
オレンジの
CHEEKで
その
かなしみを
食べ尽くして
あげたい
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非現実を
愛してたい
そう
これは
逃避とゆうマントの中で
怯えきった
休息
みたいなもの
クロールで
明日を
泳ぎ切るときの
息継ぎ
みたいなもの
そんな
ご褒美で
そう
多分
あまりに
弱すぎる自分を
奮い立たせる為の
或いは
叱咤する為の
強がりを
纏った
ほんの小さな
言い訳
そんなもので
それでも
現実は
現実でしかなくって
その世界で
私は
空を飛べないし
美しくもない
器用にも
生きられず
時々
後悔したり
泣いてみたりも
するの
朝は
いつも
遠いわ
けれど
健気にも
明るい
場所を
目指して
前に進んでゆきたいが
故の
この後進を
あなたは
愚かだと
笑うかしら
(回り道が
好きな
わたしたちは
必要のない
理由まで
持ちたがって
けれど
身軽に生きたがる
満腹に
なりたがる
無駄を愛する
生き物
そうゆうものよ)
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馬鹿みたいだ
みんな
僕を知らない
僕が
こっそり
泣いていることも
人知れず
本当は
傷ついてることも
知らない
悪を見出しては
悪に
成り切れず
傷んでる
そんな
劣等生である
それが
僕である
ねえ
指切りしよう?
秘密だよ
子宮に詰めた
黒電話と
ミッキー
秘密だよ
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励ましの言葉より
たまに
平凡な体温が
嬉しかったりする
よく
相手の気持ちを考えろ
とか
空気を読め
とか
ニンゲンって
めんどくさいこと
ばっかだよなって
思ったりも
するんだけど
気持ちを
感じ取れる
生き物であって
良かったと
しみじみ
思う
いま、
きみの
平凡な体温が
何より
嬉しくって
たまらない
ああ
こんなことが
幸せだ
裕福じゃないけど
完璧じゃないけど
理想には
程遠いけど
こんなことが
幸せだ
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わたしには
欠落した
感情
なんて
ない
ひとつもない
筈なのに
それなのに
わたしは
動けない
わたしは
動かない
どうやら
螺子が
切れてしまっている
みたい
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君は
いつも
完璧を
強請る
完璧な愛や
完璧な
外見
現実と理想の
綱渡りで
得意気な
背中も
あの日は
かすかに
泣いていたのを
多分
きっと
見逃せなかった
そうだね
つまずいてばかりの
夕暮れに
ほんの少しの
刹那と
旅立ち
堪えたまんまで
まだ
せがむから
今もね
ずっと
掛ける言葉が
見つからないの
大人に成りたい
成りきれない
言いそびれた
後悔が
古びた
ポケットの
隙間を
塞いでいる