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快感じゃがーの部屋  〜 投稿順表示 〜


[43] 水葬
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ひらめき
ゆらめき

きらめき


ざわめき
どよめき

なぞめき



ときめき



ささめき
きみに



トキメキ!

2007/06/04 (Mon)

[45] 僕の長い一日
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何もかも 肩透かし



真っ直ぐに生きようと
すればするほど、

そんな弱い人々ばかりが
傷ついて 倒れてしまう



僕は、麻酔をかけた



脆すぎる ココロ 裏腹




掴んだら
離さないでほしいのに

僕を知る人は、
皆 すぐに去ってゆく




ボロボロになって 
泪することが

生きることだと云うなら


そんな呼吸は
もう 要らないよ



既成事実で、
人目を引いたって

それが倖せでないことくらい
わかってるんだ

引き際だって
わかってるんだ



最後くらい、
僕の好きなようにさせてよ

僕の好きなように
逝かせて



彼は 多分倖せだったと

嘘でもいいから
笑い話にしてくれ




そしたら、僕は
また笑ってさあ

同じ過ち繰り返してくんだ


最期まで
歪んだまんまの

僕の長い一日

2007/06/05 (Tue)

[46] 切り裂きジャック
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切り刻まれたよな

目には見えない
傷跡も


あなたが本当に
したかったことも



あたしには
何一つ

唯の通り過ぎた
思い出に

なっているの




現実の重みと
あたしの想みと

押し潰されるまで
闘った

あなた



限界は無いと
笑った

あなた




空までも
自分の領域に

納めてしまう


素敵



だから
届かない...




デ・ジャヴはきっと
つづくの

何処までも




だから、
思い出すわ

果てしなく




愛しい愛しい
あたしの

ジャック


銀色の
はさみが
よく似合う


黒髪の想い人

2007/06/05 (Tue)

[47] 最期の日の愛し方
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握り返したら、
『ごめんね』の合図なの

やっぱり今日も
答えは同じだった




どうすることも出来ないなら
一緒に生きる意味はない


どうか何も云わずに
あたしの前から去っていって





も一度、あなたは
指を握り返して

傷つきやすいあたしを
庇っているの?



最後の最期で、
中途半端な笑顔は

振り返りたくなるから
優しくしないで





あなたのことを忘れる日に、
愛し方まで一緒に流すから


愛し方まで一緒に流すから

2007/06/16 (Sat)

[48] ハナコトバ
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アタシが最後に
呟くのは、きっと
勿忘草の花言葉


耳を塞げば
何もかも

ノイズに変えてしまえるよ



重い想いを
喧嘩キックで

超えてゆこうよ
遠い空へ






アナタが最期に
呟くのは、きっと
ジタリスの花言葉


耳を塞げば
何もかも

夢の中に堕ちてけるよ



重い想いを
バックドロップで

超えてゆこうよ
高い空へ



仰げば尊し。
アナタは居ないけど

超えてゆこうよ
遠い空へ

2007/06/16 (Sat)

[49] くちびる
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それは雷の夜

咽に貼りついた
気持ちに 火傷

シビレて

心が麻痺しそうに なって

ずっと私を
苦しめている

ずっと



そう 貴方はいなくて
私を求めなくて

誰かは笑っていて...



泣いている親友の 隣で
人事の様にして居られた

あの時の自分
薄情な私


"絆 なんて言葉を
強く 噛み締めたって

最後には

呆気ない結末を
迎えたりするんだ

世界なんてそんなもの"


頷いて
未だ泣いてたね


湿った部屋に浮いた
心無い台詞を

貴女は どんな気持ちで
如何やって


受け止めていたのかな



でも 今なら解る
吐いた言葉の 痛み


自分で自分を
突き落とす

哂える展開



故に

暗闇の中を
何かが 蠢いてる


それは

置き忘れた私自身で


現在、

そんな幻影に
呪われているよ



踠いても
踠いても

這い上がれない



群像

誰かの亡霊



目覚めた日
口の中に広がった

昨夜の後悔は
鮮血の色



砂糖で誤魔化した
苦味が


いま

襲ふ




ねえ
何度目かのキスで

貴方の真実が
此処には亡いこと

見抜いてしまったよ

悲しいけど



見え透いた嘘が 切ない


幻影が 私の前で
ほら見ろと

云わんばかりに
タップを 踊っているの



嗚呼

泣きたいのに 泣けないよ

空が代わりに
泣いているから


"悲しいの?"


返事のない明日



私は確かに生きていて
呼吸をして

泣きそうな気持ちを
堪えているのに


足りないよ



全然 全然
物足りないよ...!





はっと泣き止んだ
小さな空

孤独を吸い込んだけど

もう目一杯...




くちびるに隠した 真実

明日は誰かが
見破ってくれる


頼りない愛でも

思い出に縋って
生きてゆくよりは

マシなんだよ きっと


多分きっと

2007/06/16 (Sat)

[50] 黒と白
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きらきら



美しすぎて
直視できないの


嫌いになれない





ストレートな
言葉が


不似合いな

僕には



うまく

誘えない





たまに夢の中で


君に手を引かれ



真っ青な
空の

入道雲のてっぺんで



やっと
捕まえる

きつく
抱きしめる



感触がある




所詮は夢だけど







あなたの色は
多分





僕の色は
きっと

黒なんだろう




染まらない
あなたが

好き




スカートを

軽やかに
翻す




きらきら


直視できない





でも君は

黒が好きと
いった




星は夜空が暗いから

美しく

目立つのだと






髪の一本一本が

絹のように
するりと


僕の指のあいだを
すり抜けた





透明な


透明な



願わくば
そこでずうっと


笑っていてください


ただ

笑っていてください




君の確かな

透明の愛が


ぼくをいま
生かしているよ



世界の声を
届けているよ






渦巻く痛みを

遠く
遠く

超えて




黒と白が
互いを

引き立てあうよに

2007/06/17 (Sun)

[51] おもちゃの国
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おいでおいで

って


やさしい指先で
手招き


あの人は
だれ




おいでおいで

って


キャンディーを
配ってる


あの人は
だれ





良い匂い


釣られて



ふらふらと




いつまでも
子どもでいたい





甘いお菓子を食べて
夜通し遊んで


早起きなんか
しなくたっていい



愉しいことだらけ



ここはおもちゃの国さ




それなのに
みんな

変わっていってしまう


いつかは
気づく




僕は
悪い子なんだと


妖精も
いうんだ



だけど

ねえ


気持ちは
いつだって

ひとつ



変わらないよ




早く
逢いたいんだ



いちばん逢いたい
あの人に

逢いたいの





苦い薬
渋れば

黒うさぎが
来るよ



良い子にして
黙って飲みます


もう
駄々捏ねたり

しない



これからは




勉強もする







大人になる






心が置き去りでも


体は
大きくなっていく



それは
当たり前のこと

なんだ





コオロギの話
ちゃんと聞けば

よかった






今度こそ


あなたに好かれる

利口な子に
なるよ




だけど

ねえ


大人になっても

あなたの前では



いつまでも子ども





それは
当たり前のこと

なんだって






ああ

早く逢えるといいな



明日は逢えると

いいね




逢えるよね

2007/06/17 (Sun)

[52] 苦い良薬、甘い誘惑
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無害だよ

この愛は



棘も痛みも
憎しみもない



利害じゃなくて

この愛は



ただ
大切にしたい

それだけ





味気ない
現在でも


歯切れ悪い
答えでも



いまはいい

それでいいの



ふたりが
ふたりで

いるということ




いつだって
良薬は苦し


熱を逃がし




遠く 遠くに

流してゆけば



きっと
叶うよ


信じれば
いつだって




あなたはいつも
そこにいる





甘えている
現在でも


上手くゆかない
道程でも



いまはいい

それでいいよ




ふたりがふたりで
あるということ






あさってになれば

また思うよ


考えるよ




未来に賭けて
生きてみようって


終わらない限り
続けようって





一年後も

また思ってる




ずっとずっと

思ってる




麻痺した舌が

そう繕うんだ





毒薬は
いつも甘い

2007/06/19 (Tue)

[53] バスルーム
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頭にゆかない
血液

いま持て余して


次の瞬間

手首から
流れるだけの

汚物に
なる



かなしいけど
これが現実


唾を吐いて

ナイフを
投げた




小窓から
見えるは

隣人の家



黒い壁に
デジャヴュ




輪廻した

パトリックの匂いと



甘い樹液



後悔は

紅海になった




そしてまた
これから

長い航海の旅が

始まるんだね





あゝ

最後の傷が
ひどく痛む



慣れていたはずなのに



わたしはいま
ひとりがいやで


くるしくて
しょうがない





溢れ出す涙

入り混じったバブル




輪廻しよう


鉄の匂いと

甘い束縛





また
裏切られたなら


あの黒い壁が

わたしのまつげを
かすめてく




捨て台詞

繰り返し



呟いてみるけど




妙に大人びて

割り切った
後始末が


浮世の物悲しさを

映し出しているよ

2007/06/19 (Tue)
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