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ほら咲いたよ 咲いた
名もない場所に生まれた花が名もない輝きを放って名もない世界の土から芽を出した
そして花になって咲いたよ 咲いた
なんて素晴らしい
始まりは奇跡
終わりは運命
どこかもの悲しい
それでも奇跡
すべては運命
受け入れたとき
変わらないから
受け入れられる
変えられないから
前向きになれる
だから咲いたよ
そして咲いたよ
僕は鮮やかに染まりながら飛び出したのさ
この世界に
びっくり箱より勢いよく
咲いたよ 咲いた
僕って花が
名もないけれど
僕って花が
咲いたよ 咲いた。
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おとぎ話にあるようなハッピーエンドを期待してたのに
なんだこの未来は
期待はずれだな
このままじゃすべてがぐちゃぐちゃ
絶望に打ちひしがれた期待の消えた未来
まるで明かりが消えたようさ。
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僕も二十歳
自分におめでとう
されど
二十歳らしい
二十歳に見合う
心は ここにあらず
それでも二十歳
自分におめでとう
まあね
二十歳らしい
二十歳に見合う
心なんかいいんだよ
二十歳だからと大人と割り振る世の中などくだらないから
僕は二十歳という境界線に関わらず気にしないでいたい
ただ おめでとう
バースデイだから
一つの区切りに
おめでとうございます
ハッピーバースデイ
過ぎ去った日々
これからの日々
すべてにおめでとう
ハッピーバースデイ
本当はアンハッピーバースデイ
それでも目をつむりハッピーバースデイ
僕は涙を笑顔でかき消した
また一つ大人に…
そんな言い方は好きじゃない
二十歳は二十歳でもこれは単なる時間の経過をあらわす区切りという呼び名だ
気にするな
ハッピーバースデイ
僕はただいつものように通り過ぎた
目印を横目にフンと鼻を鳴らした。
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フラワー 心に咲いた
君に出会ったときから
まるで魔法のように心を埋め尽くした
花園みたいなイメージの中で君はいつでも不思議の国のお姫様だった
幼い微熱 心をにわかに酔わす
千鳥足で踊るダンスはリズム感もなく見事にふられたわけです
残念
それでも恋の国のお姫様よ
君はボクの天使さ
カンタンにあきらめられるくらいならとっくに君など相手になどしないさ
ずっと胸の痛み 胸のドキドキ おさまらない それが本物の恋の証
わかるだろう
うら若き乙女なら
ラララ捧げたい
まっすぐ伝えたいよ
薔薇百万本分の勇気さえあればね
キザにゆくか
どう攻め込むか
そんなことばかり
繰り返して
夕陽とおしゃべり
悲しいひとりごと
君のイメージが瞳の中でいつも笑いかける
枕を君に重ねて抱きしめてみてもむなしいだけだね
一昔前のお古い恋
それでもいいんだ
とにかくひたすら
君が好き 君が好き
その思いさえ捨てなければいつか叶うと信じているんだ
本気で
薔薇百万本分の愛の歌には程遠いけれどボクのこの小さなからだから生まれた小さな煩悩により形になったささやかな作戦に賭けてみよう
はやく バイバイしたい
ひとりのさびしさはもう語り尽くせないほどで本当は本当はね眠れないほどさ
勇気のない意気地なしの自分を蹴り倒してボクは君に花束を渡しにゆくよ
この長い長い夜を飛び越えて
自分ができる精一杯を君に見せたいよ
本当は こんな 夢みたいなロマンスばかり語るけどねつまりは君が好きなんだ
分かってもらえた日こそボクら手を繋げる
だから頑張るよ
捨て身の勇気出して
ない袖も振る覚悟で
ボクは君に言うよ
一生で一度になるかもしれないしその一度の勇気が永遠になるかもしれない言葉を
そんな魔力をもった愛してるを大きな声より大きな気持ちで。
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もっと ぎゅっと愛したいよ キミをキミだけを世界中で一番愛したい
他人は他人で笑わせておいて 僕たちは僕たちの未来に向かって歩いていけばいい
キミのまっすぐなその瞳に見つめられたら吸い込まれそう
キミの真っ白な指先にふれられたら気がおかしくなりそう
キミがキミがキミが好きな理由なんてないけどキミが好きなんだ
それだけじゃ納得いきませんか?
ならば
キミじゃないとなぜか心がゆるさないのさ
わかるかな?
マイ マイ マイ ガール
僕だけの彼女
誰にも渡さない
僕のもの
だから
キミはキミじゃなくちゃいけないのさ。
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花は揺れて
ただ咲き誇る
誰に潰されようが
誰に汚されようが
花はあくまで花のままで花としての美しさもそのままに花の形を守り通す
花はいつでも
ただ揺れて
ただ咲いて
ただ散っていく
命あるもの
すべては同じ運命のもとに生きる
花だから
花たから
花のように
ただ生きて
ただ散っていく
それだけなのに
なぜ美しいのかな
わからないのに
花は僕の目から見ても美しい
嗚呼 美しい
美しい花。
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昔近所に住んでたあのコと日が暮れるまで手を泥だらけにしてつくった泥ダンゴ
遊び終わったら再び土に戻す
僕の過去も泥ダンゴみたいにつぶれた
記憶はプリンみたいにすぐに崩れてしまう
氷が水になるように溶けて消えてしまう
大切だと思う記憶から順に
そんな夢
泥ダンゴをまたつくろう
忘れたこと思い出すために
公園に行こう
スーツが汚れてもかまわない
それよりずっと恥ずかしい子どもたちの真ん中で泥遊び
大の大人が必死で
変な目で見られることも気にしないで泥遊び
今 やっと思い出したよ 大切なこと
周りのいやな静けさはただひとり残されたはぐれ雲みたいな僕だけ夕暮れの下
オレンジ色に染まったほおをあたたかい涙が流れた こぼれた
明日もまた僕は大人なふりして中身はまだぜんぜん子どもで
それがどんなに幸せなことかわかった今日
ネクタイ締めてたって本当に大切なもの姿形じゃない心の幼さ 捨てずにいて良かった
何もかも大人になってしまったらさびしいからせめて中身はめちゃくちゃ幼くても大げさな話いいんだよ
涙が出るくらい
今日 教わった
昔の僕とそして名前を思い出せないかわいいあのコに
台所手を洗いながら微笑んだ。
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笑えない
笑えないぜ
そんな日には
無理に笑うな
無理に笑うとますます切なくなるよ
泣きたい
泣きたいよ
そんな時には
どうぞお泣きなさい
気持ちに素直になることが一番さ
気持ちを偽れ
支障が出るなら
感情さえ捨てちまえ
そんなふざけたことを平気で口走る世の中をうらめ うらめ うらめ 裏目裏目の毎日の中
嗚呼 良い人に見られなくてもいい
ただ素直に生きていたいだけだぜ
昨日涙の種を蒔いたなら明日は笑顔の花が咲くだろうと無理にでも思いなさい
それが自分自信を強くするための種になるから またその種が新しい花を咲かす葉っぱになるから
そしてやがて立派な花になり未来に大きくひらいてゆくから
あきらめないで無理はしないで大変だろうけど 自分はころさないで生きていけばいいのさ
優しい言葉
厳しい言葉
心の中で分別して
要らなけりゃ捨ててもいい
そうしていかなきゃ壊れちまうのさ
そうだよね?
人間なんて脆い生き物だからほんの小さな小石のような出来事でも命などたやすく消え去るから
どうか 笑えない気持ちなら笑わないでいたほうがいい
そうさ 泣きたいならば気がすむまで泣けばいい
それができたら僕は今頃そうしてるだろう
だけれどだけれど涙の種だけじゃ咲く花は悲しみの花だけだ
だからせめてその合間に笑顔の種を蒔いてそっと蒔いて明日にでもちょっと笑える余裕と満てんの笑顔じゃなくても50%の笑顔でもいいから
笑える余力を残して今日は泣きましょう
ちょっと難しいかい?
僕もそう思うよ
ただ 言ってあげたいのさ
涙ばかりの日々を咲かせてる人に
笑顔の種が咲かす明日をちょっとだけ
いまキミを悲しませてる通り雨がやめば
きっと心の中に咲く花がキミを励ますから信じてごらん
あふれる奇跡と自分の力を。
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自信とは自分を信じることのことだ
ただそれを略しただけ
自分を信じることもできないやつに他人のことを信じるなんて無理だ無理だ
だから先ずは自分を信じる心 持ってみよう 少し重いけど
頑張ってごらん
僕から贈れるメッセージはたかがこれだけされどこれだけ
この言葉
どう受け取るか
あなたの自由
ただあなたには信じてほしい
せめて自分くらいは
ずっと自分だけとは付き合っていかなきゃならないから
自分を自分が信じられなかったら孤独なだけだから
せめて自分は自分のことを信じてあげよう
過剰なくらいの愛でもいい
自分はひとりしかいないんだぜ
簡単なことだろう?
ならばそろそろ気づけよ
難しくないはずさ
自分の存在に自分が気づくだけでいい
嗚呼 僕は 私は 俺は 紛れなく間違いなくここにいると思えたらそれは真実になるから
自分で自分の存在を認識できたなら自分ははじめて自分になれるから
自分というものをもう一度よく見つめよう
外側からじゃなく内側から自分を自分として
自信を持って自分自身に光をあててごらん。
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世の中は辛く冷たいヤツらも住まういわば悲しみと隣合わせのため息がまるで霧のように包む場所だ
嘘はいわない
事実だけを伝える
だから
何かを糧というか
杖にしていかないといつ何時倒れても不思議ではない
そんな危険な場所だ
マニュアルなんか役にはたたず安全の保証なんかもちろんあるはずもない
世の中はそれだけ危険の温床だから
つまらない励ましは逆にありがた迷惑
感謝が生むのはもはや憎しみや苛立ちだ
なんの役にも立たないありがとうや愛してるもあるくらいだから外せない事実です
しかしながら
その冷たさの中でも僕らなんとか生きて生まれてから何兆何億万回となく息をしてきた
その勇気やその度胸は見上げたものだからぜひたまにはほめていただきたい
大統領にでもお役人さん総出で
なんて僕は自分の毎日をえらく評価している
それほど辛い場所なんだ
わかってほしい
気づいてほしい
生ぬるく重く深い
ため息に 表情に
例えば大好きな大好きな君よ
わけもわからない鉢の植物や熱帯魚なんかにうつつをぬかしてないで僕を見て
僕を見てほしい
そんな僕らが安全を保証していられるかぎり生きられる生き物より危険地帯に放し飼いの僕を抱きしめたりしてほしい
ヘルプ、助けての声はむなしくわびしいままに響く
自分の心の中だけで
それでも僕は見えない杖や見えない糧があたかもあるように自分に暗示をかけなんとかよちよち歩いてる
でもギリギリです
それでも死にそうです
野に放たれたウサギさながらに僕は毎朝毎晩ふるえてる
ガタガタ歯を鳴らすような寒い日はその時の温度以上の寒さで
さみしいひとりの夜はその時のさみしさ以上のさみしさに僕は襲われてる
いつもただあなたひとりがいれば解決するようなことなのにあなたは僕なんかより小動物をかまうのに忙しいようで。