詩人:どるとる | [投票][編集] |
未来を見通せる 望遠鏡があれば 失敗する夢なんかに全てを賭けたりしない
だけれどそんな望遠鏡があったらきっと僕じゃ絶望して命さえ投げ出してしまうかもね
ずっと考えていた色んなことを
未来を覗ける望遠鏡
過去に塗り替えられていく今の輝きが昨日をまるで違う明日に変えたように
僕も変わるかな
何かを追いかけていくように
何かをつかまえに行くように
僕は夢という逃げる獲物を追う夢見がちな獣さ
イメージしか見えないこの望遠鏡から望む未来は なんて夢とロマンにあふれているんだろうな
叶わないかもしれない夢だけどそうとは限らない夢だから
僕は追いかけて行くんだよ
輝いてしか見えない望遠鏡から望む未来はいつでも都合のいい未来を創り心さえ簡単に騙すから
たどり着いた未来と夢に見た未来を重ね合わせて見た僕は少し悲しいけれど
それでも追いかけたことに意味はあると僕は腐らずに笑うから
未来望遠鏡から望む今ある未来を僕は愛したいな
そして少しずついつか見た未来に近づけたらいいなと思うよ
君も見るのかい?
その望遠鏡は希望ばかりを映すわけじゃないけれど
精一杯きれいな未来を見るんだよ
そのために追いかける足を鍛えろ
スタートのテープ切って走り出す誰かの若い背中を僕は遠く見送るんだ。
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猫の額ほどの
夜が長く伸びて
ひと息ついて
見上げれば
満天の星の夜
さみしさはいつまでも僕につきまとって
離れない切なさも
この瞳に映るもの全てに関わって
僕らを気づかれず試す
歩いていこう この道の行き止まりまで
生きていくよ そう決めたのは僕だから
どんな季節も 果てしない孤独さえも越えて越えて越えて行けたら
また笑える日が来るよ
そして船出の時
僕は風の中に立って
誓いを立てるだろう
もう泣いてばかりもいられない
だから越えた先にある景色を見に行くよ
今、越えるべきものを越えて
この身にちゃんと生きている感覚を取り戻すよ
越えて。
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愛されている 思う以上に君も僕も
頑張っている 見えない傷が所狭し
誰かの瞳に映る僕のイメージとは大きくかけ離れた君の毎日
笑っているようで
笑えていないよ
大丈夫なように見えるのはそう見せかけているだけさ
気づかなければ気づかないのさ
自分の幸せも人の痛みも
瞳に映るものばかりが全てじゃない
瞼の裏にあるようなイメージ広げるんだ
目を凝らしても耳すましても
わからないものもたくさんあるんだ
ここにあるものだけが全てじゃない
頭じゃ解けないものがあることも知れ
幸せはそこにある
そこにあるからさ。
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あなたの心に 咲いている花は きれいな花なんでしょう
あなたの心映したように
記憶を繋いで 悲しみを引きずって
歩くあなたの背中
ずっと見ていたんだ
忘れないで 僕は一人でもちゃんと笑えるから
あなたの優しさがまだこの胸に咲いてる
芽を出して 花を咲かして あなたの瞳に映る僕の笑顔はどんなふうに見えているのかな
とりあえずなるようになれと多少荒っぽく 咲いているけれど あなたみたいにきれいに咲けているのかな
人は誰もが 今に咲く花のようなもの
枯れてく定めを知りながら 誰もが果てなき夢を目指す
僕もあなたみたいに
きれいに咲きたい
きれいな花になりたい そう思うから
遠く見守っていて。
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今日が終わる
誰かの頑張った
泥だらけの笑顔が
夕暮れに映えるね
浮かぶ船の向かう先をずっと見てる
波に漂う白い船が夕日に照らされてる
それぞれの終わり
それぞれの物語
苦労したことや
冷や汗かいたこと
躓いた膝の痛み
失敗した時の涙
悔しい思い
全部あの夕日が
さらっていった
さよならと手を振る君の瞳に映る
あの夕日に 赤く照らされて 遠ざかる君の背中がさみしさを滲ませてる
僕らはエンドロールに見送られて 画面の彼方に消えてく
たくさんの1日が押し寄せてはどこかもわからない昨日に退いてく
僕はただそれを何も言うこともなく
笑うけれど本当はね本当はね 寂しいのさ
今日が終わる
誰かの傷口から
流れる優しさで
何も見えない夜
星の瞬きに
目を奪われて
僕は夜の端っこ
ひとり目を伏せて
夢に沈もう
朝が来るまで
夜が終わるまで
エンドロールに見送られて。
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優しい君に優しい人でありたい
優しくしてくれる君のすべてになりたい
へたくそな落書きのような日々さ
雨も受け流す傘さえない
躓いてばかりだ
転んでばかりだ
それでも生きると思う僕は馬鹿なんだろうか
優しい君に親切にしたいんだ
もらった分以上の愛をあげたい
優しくしたいな
君が好きだから
あたたかい人にあたたかく接したい
あたためてくれる人をあたためたい
画用紙からはみ出したような人さ
笑顔を浮かべても味気ない
ため息ばかりだ
失敗の連続だ
それでも生きることはやめないしやめちゃいけない
愛されているように僕も愛したいんだ
してもらうばかりじゃもういられない
側にいたいな
君を愛してるから
色んなことがある
人生ですがおかわりはないですか?
新しく建ったあの店のことご存知でしょうか
日々変わりゆく人も街もすべてがまるであの頃とは違うね
僕らも少しずつ変わってゆくのかな
だけれど変わらないものがひとつだけある
君を好きと思う心だけはいつまで経っても変わらない
馬鹿のひとつ覚えみたいに言っている
「愛してる」
優しい君に親切にしたいんだ
もらった分以上の愛をあげたい
優しくしたいな
君が好きだから
愛されているように僕も愛したいんだ
してもらうばかりじゃもういられない
側にいたいな
君を愛してるから
いつでも笑顔の君を見ていたいから
僕も笑顔で君と生きていくよ
優しくされるには
賢くならないと
そんな心配いらない
君は君のまま
ありのままでいい
それが一番好きだから。
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僕はいつでも 君の傍にいるよ。
そして 元気を与えているよ。
笑ってごらん、少し前向きになれるよ。
泣いてごらん、少し気がはれるよ。
怒ってごらん、少し強くなれるよ。
休んでごらん、少し楽になれるね。
生きてゆくこと その楽しさ難しさ
身をもって 感じてる 僕はいつでも
君は 生きてはじめて輝く命をこの胸に宿してる ただそこにいるだけでそれは 奇跡のよう
誰も 生きてはじめて輝く時をこの胸に刻んでる ただ君が笑うだけでそれは 夢のよう
だから傍にいて。
僕の傍にいて。
その笑顔見せて。
僕はいつでも 君の傍にいるよ。
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今日は 笑えない
とても 笑えない
涙の雨が降り止まなくて 受け流す傘さえなくて
僕はひとりぼっち
夜の中 星の光に
何か願うけれど
何も変わらないこと知っているから
特別な期待もしないけどなんとなく
何かが救われるような気がして無駄でも祈らずにはいられなかったんだ
誰もが 抱える 悩みや迷いではあるけど
その人にしかわからない痛みがあることも紛れもない本当のこと
みんな一緒という言葉で その人の悲しみを紛らせないで
誰にでも弱さをさらけ出してしまいたい時があるのさ
本日の心の天気はどしゃ降り 明かりひとつ見あたらない涙日和
本当は慰めてほしいんだ
本当は甘えたいんだ
でも それさえ
手の届かない光
僕は夜の中 闇に佇み 空を見上げて思う
どうか明日は晴れますように、と
どうか明日は笑えますように、と。
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楽しいこと 面白いこと 探しにゆこう出かけよう
いつまでも悲しみに泣いていないで
君の涙見ないふりをするよ 今は君の雨が降り止むのを待つ
強くなれない 素直になれない 君のこと知っているけれど
強い君や素直な君も知っているから
また君のまぶしい笑顔が浮かぶのを待っている
生きることは 楽しいばかりじゃない
だから時には悲しくてどうしようもないんだ
だけれどそんなときこそ 笑っている君が傍にいる
だから僕も泣いてばかりはいられない
雨上がりの空に架かる虹のような
悲しみのあとの笑顔浮かべた
あしたの君に会いに行こう 今すぐに会いに行こう
悲しいこと 辛いこと それはみんな一緒なんだよ
どこに生まれようが言い訳してもさ
結局負け惜しみにしかならないんじゃないか だから誰のせいにもできない
うまくいかないよ 躓いてばかりだ いいことなんてないんだよ
だけど生きているからこそ味わえる喜びもある
特別なことは何もないけど心から生きること幸せに思う
生まれたことを嘆く暇があるなら
生まれてこれたからこそ出会える幸せ探しにゆこう
君と同じように僕も悲しくて 僕と同じように君も悲しくて
だから何ひとつ違いはないんだよ
過ぎたことより明日のこと考えよう
後ろ向きな自分にさよならできたら
あしたの君が笑うだろう 悲しみ蹴散らし笑うだろう
何も無理することはないんだ
だめそうなときには休むことも大切だから
そんなときには僕に頼ってね
そんな優しい人が誰の傍にもいればいいな いてほしいな
例えば雨上がりに架かる虹のように
助けになるような支えになるような
あたたかい優しさが君を救うこと 僕は知っている
だから あしたの君に会いに行こう 早くその涙拭えるように
そうさ あしたの君に会いに行こう 今すぐ会いに行こう。
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誰かの帰り道 真っ赤な夕陽がその背中を照らしている
改札を出て僕は 沈む夕日に何か思う
憂いに満ちた1日だった
何もする気が起きなくて会社も休んだ
なんとなく観もしないビデオを回して
ちらちらと映るブラウン管を眺めた
うまくいかないよ
いろんな事が
なにをやっても空回り
するのはなんでだろう
気づけば夕日は沈む頃合い
空が赤く燃えている
誰もがみんなそれぞれの今日の帰り道を抱えながら
切なさややりきれなさをその背中に背負って
悲しいかもしれない帰り道を今歩いてる
泣きながらかな
笑いながらかな
君はどんな
帰り道を歩いてますか?
夜が窓の外を 闇で覆い尽くして 星があたりに散らばってる
部屋の片隅 積み上げられた雑誌の山
僕の日々のよう 片付かない毎日だ
笑顔は無理やり浮かべてみても 心が虚しさでいっぱいになるだけ
うまく歩けないよ
あらゆる事が
面倒くさくて億劫で
誰のために僕は生きてるんだろ
気づけばもういい時間だ
空が遠く見えている
誰もがみんなそれぞれの事情を抱えながら
苛立ちや葛藤をその胸に抱きしめて
死にたいくらいの現実と向き合っている
泣きながらでも
笑いながらでもいい
ただ、自分のペースで終わりをめざして
思えば人は人生という長い帰り道を歩いてる 家路はきっと何もない闇の中
そこに帰るまでの家路だから明るいばかりじゃないのもうなずけるね
気づけば夕日は沈む頃合い
空が赤く燃えている
誰もがみんなそれぞれの今日の帰り道を抱えながら
切なさややりきれなさをその背中に背負って
悲しいかもしれない帰り道を今歩いてる
泣きながらかな
笑いながらかな
君はどんな
帰り道を歩いてますか?
君はどんな
今日を生きたのだろうか
笑顔の多い1日であるといいな。