詩人:どるとる | [投票][編集] |
これは誰かの物語
果てもなく空が広がり
自由に動く手足と
考えるための脳みそが 回路のように巡ってる
踏み出すまもなく
始まる物語だから
選択の余地はない
夜が明けてく
押しつけられるルールに囚われて
泣き笑いの舞台だ
完結は おまかせ
主人公は君だ
オムニバスストーリー。
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春の終わりを告げる雨が
誰かの旅立ちのように 遠ざかる
傘を開いて 受け流した涙は
いつか 大人になって 消えない傷痕になる
簡単に 忘れたふりをするな
いつまでも 色褪せない思い出は
君を 君のままでいさせてくれる
ポケットには 入りきれない 宝物
置き去りにしていくのなら
そのときに 流れた涙も 浮かべた笑顔も
消えないように 記憶に焼きつけて
映画のラストを飾るエンドロール
時間に押し流される だけの 運命なら
風に 聞くさ 明日の行方を
見えないものも ちゃんとここにある
何度でも 交わした手を 忘れないように
大切だと 叫ぶ あの空に
凍えたような 指先がなぞる 冬
言葉を 失う前に 聞かせてよ
嘘偽りのない 君の本当の心の声を
その声だけが 道しるべになる
始まりは 終わりのあとのつまり雨上がりの虹
ポケットには 入りきれない 宝物
置き去りにしていくのなら
そのときに 流れた涙も 浮かべた笑顔も
消えないように 記憶に焼きつけて
なんでもないよと微笑んで。
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君に 伝えたい気持ちが ここにある
だけれど それは
とても言葉じゃ言えない
眠れない 夜には悲しみが ほほを伝い
見上げた空の彼方
星がにじむよ
窓を開けて 見上げた空は 星のステージ
吐き出すため息まで白く染めるんだ
目を閉じれば いつでもそこに君が 笑う
この世界で一番 大切な人よ 幸せでいて
コンビニの 前で 二人は お喋りをして
いつまでも 飽きずに 尽きない 会話をした
こうして 日々はただ過ぎ行くもので
映画のワンシーンのように 移り変わる季節
傷つけた 日もある
慰められた日もある
悪いのはいつも 多くの場合僕だった
今はいない君の面影がちらつく冬の日
なくしたものはあまりに大きすぎるんだ
願っただけで 消えることができたら
きっと こんな命なんて誰かに くれてやるのに
そうはいかないところが 人生の厄介なところだ
目を閉じれば いつでもそこに君が 笑う
この世界で一番 大切な人よ 幸せでいて
今はいない君の面影がちらつく冬の日
なくしたものはあまりに大きすぎるんだ。
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長い夜の始まり 君はソリを引いて
ゆるやかな坂道を 降りてくる
今日は 子供にとって 年に一度の 大切な日なんだろう
子供たちは 夜が来るのを それはそれは
楽しみに 待ちわびてる
駆け出す リズムで恋人の待つ あの場所へ今すぐ行こう
今夜は きっと素敵な夜になるだろう
星降る 夜の秘め事 寒さも忘れてしまうほどに心まであたたかい
クリスマスくらい 浮かれたっていい
映画館は 満員御礼 今話題の ラブストーリー
僕は こんなことしか出来ないけど
僕ができる精一杯を君に届けるよ
サンタクロースがいるとするならそれは 誰だろう
今夜は誰にとっても忘れられないくらい
特別な夜になること
どこかで 願ってる僕もまたサンタクロースの一人なんだろう
後ろ手に 隠した プレゼントは
無理して買った銀の指輪
君は笑ってくれるかな
それだけを期待してるから
電話の向こうではしゃぐ声
今電車に乗ったよ
改札の前で 手をこすりあわせて
待ってる 今一番会いたい人
今夜は きっと素敵な夜になるだろう
星降る 夜の秘め事 寒さも忘れてしまうほどに心まであたたかい
白い雪景色 去年よりも 一昨年よりも
ずっと 素敵な 冬になるだろう。
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今夜は雪の夜 窓の外は白い世界
シチューを つくって食べよう
忙しさから やっと抜け出した
町はきらめく 宝石
とてもきれいだね
遠い昔の 物語
小さな君が抱えてたプレゼント
赤いリボンで 結んで
暑い夏を忘れるために
寒い冬はあるのなら
その寒ささえ ロマンス
ほんの少しの 寂しさなら
手と手を重ねて 温めあえば
いつの間にか 絵に描いたような雪の夜。
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お手を拝借 手と手をうち鳴らして
響かせるのさ 始まりの歌
誰も彼も似たようなつまんない顔をしているな
笑うことさえ忘れた人に 用はない
人生を楽しむコツを 教えてあげよう
それは 自分を幸せにすることに 貪欲になること
笑った顔のまま 泣いてみよう
間違いだらけの エモーション
トップギアに入れて 駆け出す先へ
パントマイムでエボリューション 始まるよ君だけのショータイム。
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笑って泣いて ただそれだけで幸せだ
腹一杯 食べて ただそれだけで幸せだ
レールは 遥か地平線の向こうまで続く
誰も彼も 行きたがる場所まで
旅人を 風がなぶりタイヤは すり減る
「僕は何のために 旅なんかしてるんだろう」
気づいたのさ 生きる意味なんて無い
気づいたのさ 生まれた意味なんて無い
だから 探してる その意味を
ただ過ぎてくだけの毎日が幸せに 満ちているのは
九分九里誰かのおかげだったりするのだろう
ありがとう
たまには素直になってみる
地図を広げ 現在地を確かめる
コンパスも役には立たない
スニーカーは 泥で汚れ 光も影も知った
人を愛したこともある
人を憎んだこともある
目に見えるものばかりがすべてじゃない
答えは 自分で 見いだすものだ
過ぎてくだけの毎日なんて もったない気がして
旅に出たのさ 行き先もわからない 列車に飛び乗って
何処まで行けるか自分を 試すんだ
行こう 行こう
誰も知らない
未来へ
ただ過ぎてくだけの毎日が幸せに 満ちているのは
九分九里誰かのおかげだったりするのだろう
ありがとう
たまには素直になってみる。
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夜明けの街は 静かに 朝を待っている
幸せとはきっと夢を見ている
子供たちの 寝顔をいうのだろう
無数の流れ星が 暗闇を瞬く間に引き裂き
遥か遠く海の向こうから 光の矢を放つ
今日も世界の どこにいても
君が迷わないように 間違っても 悩まないように
君が目覚めるより早く 光は 生まれてる
何も心配することはないと笑ってよ
誰かの 言葉に 左右されてはいけない
大事な 決断は自分で 決めなければ
描いた夢に 貪欲になれない人は
努力することを鼻で笑うだろう
今日も 新しい命が生まれ 産声が上がる
希望は 絶えず生まれ続け 日はまた昇るよ
どうやら泣いてる場合じゃ ないらしい
まだ 開けてもいない箱の中身を
ああだこうだと イメージしても始まらない
何事もやる前から あきらめてては 仕方ない
弱音を 吐く暇があるなら とりあえず 走り出せ ありあまる勇気が空回りしてもいい
今日も世界の どこにいても
君が迷わないように 間違っても 悩まないように
君が目覚めるより早く 光は 生まれてる
ああ今日も 新しい命が生まれ 産声が上がる
希望は 絶えず生まれ続け 日はまた昇るよ
どうやら泣いてる場合じゃ ないらしい
休んでる 暇なんてない
毎日は忙しい。
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何万光年も 離れた場所からでも光は届く
ふわり君の髪の匂いを夜が包んでいる
名前も知らない星の光を追いかけて
追いつける筈もないのに走る
数えきれない星が夜空を埋め尽くして
誰かの願いを運び届けてくれる
銀河を走る 列車の窓から見下ろした
遠くなる 街並みは彼方に消えていく
あれはなんていう星なのかしら
君が指差した先には輝くベガ
ずっと昔に 見た 少年と美女が旅する
物語の中に 出てきたよ 銀河を走る鉄道
君は ページをひとつめくって微笑んだ
大好きな季節の到来を待ち望みながら
いつかたどり着く夢の終わりにある
結末というやつに今もおびえている
銀河を走る列車の窓から投げ捨てた
涙は 星になって夜空に輝いた
宝石みたいに 輝いた 名前もない星よ
まだ知らない明日を まばゆく照らして
引かれた線を なぞるように
歩いてきたけれど
ここからは 道を外れて
少しだけ スリリングな旅だ
数えきれない星が夜空を埋め尽くして
誰かの願いを運び届けてくれる
銀河を走る 列車の窓から見下ろした
遠くなる 街並みは彼方に消えていく
あれはなんていう星なのかしら
君が指差した先には輝くベガ。
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暦の上に 忘れじの春が 降りてきて
あなたは何度でも 振り返ってしまう
桜に埋もれた 町を歩きながら
なくしものを 探すけれど見つからない
足りない 言葉を 集めたら
あなたに届くかな 風に乗せて
会いたくて 会えなくて
ただ季節は流れていく
笑うことも 泣くことも味気ない
あなたが いなければ
幸せなど あり得ない
まぶた閉じても消えない 思い出は
引き出しの中にしまわれた 宝物
春がこの街をあとにするとき
君はまた 僕の中から いなくなってしまう
ねえ 叶うのなら もう一度 笑顔見せて
つなぐ手さえない 春なんていらない
くだらない冗談で 何度でも笑って
探さなくても幸せは ここにあった
僕は何のために 生きているのだろう
あなたのいない世界は
色を失ってしまった
ファインダー 覗きこんで 一枚の写真に閉じ込めた 春を
遠く 行き過ぎて 僕はいつの間にか こんなところまで来てしまった
時間は帰り道を知らない
だから僕は 置いてきぼりさ
会いたくて 会えなくて
ただ季節は流れていく
笑うことも 泣くことも味気ない
あなたが いなければ
幸せなど あり得ない。