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悲しいときにはね 我慢しないで 泣いてしまいなさい
大人になったらいろんなうるさいことを言われてその内感情は檻の中
本当に大切なのはきっといつも心なのに
周りの人たちはわかってくれない
泣くことがカッコ悪いとか 大人はいつでも冷静でいろとか
いつもいつも 世間の風に吹かれて 嫌々なりに頑張ってるのに
大人だって 時には涙流して だだもこねたい時もあるんだ
涙流して何がわるいっていうの?
いつもわるいのは僕らなんだね
黙ったまま 何も言わないのは 言葉にならないくらい 心が傷ついているから
眠れない夜を幾度数えたことだろう
大人にだって
いろんな事情があるんだよ
ルールの中に縛り付けられて 常識という足かせに人間の全てをはかられて
自分自身のことさえも制御できない時があれば 非難するだけ非難して 邪魔者と呼ばれて 隅っこに追いやられる そんな世の中に生まれ落ちた僕らの意思を誰が守ってくれるんだ?
涙流れたら 赤信号
足を止めて 少し深呼吸してみよう
今日じゃなくてもできることは明日すればいいじゃないか
涙休暇さ
心にも休息が必要だ。
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自分の中の自分を見つめ直せば 気づくことは多いはず
自分の中の悪を認め
自分の中の善に気づき 思い描く自分に少しずつ近づいて行ければいい
絵描きのように 筆を握り 明日を描いてゆく 僕は不器用なタッチで 自分を描いてゆく
自分と向き合うことがこれほど難しいとは思いもしなかったよ
自分と向き合うことなんてこれまでしてなかったから
誰かを傷つける自分も
自分を甘やかす自分も
誰かに優しくできる自分も
誰かを気遣える自分も
全ての良き自分を愛すのだ
そして
全ての悪なる自分を憎むのだ
まずはそこから
はじめよう
一筆で描こうとするな
時間をかけて描こう
頭の中で何も見ずに描く 自画像
さてどんな自分になれるかな
目隠しをとりなさい
視界がひらけたら
何が描けたのかな?
不器用なれど
それこそが
僕が描いた真の自分の姿だ
しかと見極めよ。
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水彩絵の具で塗ったような青空に雲が浮かぶ 5月の晴れた土曜日
胸の中に不安がないならば もっと素直に笑ってごらん
扉を開けて 外の世界に一歩踏み出せば 目的なんてなくたってさ きっと頭の中に地図が広がる
宛もなくさまよう 旅人 少し暑いくらいの風に吹かれて
僕は白いシャツと青い半ズボンで 景色の中を颯爽と駆けていく
スマイルサニーデイ
今日は晴れたから
きっと明日も晴れるだろう なんの確証もないけど 都合いいくらい 解き放された気持ち 心はまるで青空に浮かぶ白い雲のように自由なんだ
ブルースカイ 目の前に広がる どこまでも青い空がほらね きれいだから 今日はどこか出かけよう
ブルースカイ 明日のことより今日が晴れているなら 笑えるうちに笑おう 涙は風に流していこう
スマイルサニーデイ
まぶしいくらいの陽射しの中 笑うあなたをシャッターがとらえたよ ハイチーズ
景色を切り取る フラッシュ瞬く ピースサインで笑うあなたは僕の大切な人
いつもの土曜日だけど
どこか特別な土曜日
晴れた空が青くとても素敵な土曜日
愛と夢とときめきあふれるSaturday
言葉はいらない
感じるままに僕らは今を生きるんだ。
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僕が笑っていた時にどこかで誰かが泣いていたかもしれない
人それぞれいろいろな1日を生きて 悲しいこと 嬉しかったことすれ違うけどきっと
嬉しいときは笑ってさ
悲しいときには泣く
それでいい
それでいいんだよ
少しくらい 転んだって 笑ってまた立ち上がれる時もあれば
落ち込んじゃってしばらくは立ち直れない時もあるさ
大切なのはきっと
無理をしないことだけど無理をしなけりゃいけない時も人生には悲しいかなあるのです
だから そんな時は
強がらないでさ
頼れる誰かの優しさや 誰かの励ましに 寄りかかって できるのならば 胸の奥に隠した涙をそっとあずけてごらん
きっと悲しみも喜びも分かち合える
感動も悲劇も半分こにしてしまえば大丈夫
今を生きる全ての人へ
僕から伝えられる事は何もないけど
とりあえず頑張って
とりあえず生きていて
無理はしないでさ
あんまり強がらないでさ 泣いたっていいから 転んだって笑わないから これが自分だって姿で素直に生きてごらん
いつか悲しみをかき消すような陽射しが心の空に 差し込むまで
降り続く雨の中で
今日も あなたは生きる
その姿こそがあなたという人の半分なのだとしたら もう半分は涙に濡れて
立っているのもやっとのはずだから
その強がりが続くところまで あなたががんばるべきだと思ったなら 走りつづけるあなたを僕は止めはしないけど
今を生きる全ての人へ
走りつづけるあなたへ
伝えたい 届けたい
無理だけはしないでね 頑張れない時は弱音も吐いてね 居場所はここにあるよ
悲しいときは泣いてごらん 少しは気が晴れるでしょう
泣かない強さなどろくでもないのさ
せめて人の群れから 抜け出たなら 気がすむまで泣いてごらん
誰がなんて言ったってそれでも生きているあなたは何よりえらいと思うから
僕はそんなあなたを尊敬するよ。
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みょうに眠れない夜は 頭の中に宇宙をイメージしている
名前も知らない惑星に僕はふわっと降り立つ
酸素をたらふく吸い込んで 私利私欲で膨らんだこの地球にもまだ救いはあるよ
今日もまたさよならを悲しくてもするんだね
誰かが笑ってるその人の傍でも
誰かが泣いてるその人の傍でも同時に1日が終わる
同じだけの速さで同じ夜にたどり着くよ
そして
ひとつの地球でみんなちがう夢を見る
不思議だね
我が街に訪れた夜
我が物顔で輝く月に優しい微笑みを
ひとしきり願った
明日もいい日になりますように
特別なことなんか
何ひとつなくていいからみんなが当たり前に笑える そんな1日よ 来たれ 来たれ
素晴らしい我が愛しき街に。
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今 目の前にある時間を追い越すために何かを犠牲にして前に進む
誰もが孤独を抱きしめて苦汁を味わって
眠れない夜の中
人生とは何かを思う
自問自答の日々は続く
いつまでもきっと答えは出ないけど
またそれもひとつの答えだから
べつに悲しいとは思わないよ
何かを手に入れるためには
何かを犠牲にしなきゃならない
その何かは選べない
何を失うかはわからない
そんな言葉を何かの文献で見つけたよ
でも僕は何もいらない
何も失いたくないから
僕の中に咲く花の名前はきっとろくでもない名前なんだ
そんな思い込みで自分を腐らせて
いつしか闇の中
孤独という宇宙を抱きしめた 僕は太陽系 神様にでもなったつもりなのか 全てを悟ったような顔で もう僕はだめだなんて
わずか20代の挫折
世の中が早く いっそのこと 全てがなくなってしまえばいいのになんて ろくでもないことをまた考えてしまう夜に僕はひとりわけのわからない悲しみに涙流してる
さあ ひとりひとりの人生に必ず与えられた問いかけに正直に答えなさい
あなたはこれからどうするの?
これから
これから
これから
尽きない質問は僕を狂わせる
次の質問に簡潔に答えなさい
あなたは生きていることに自信を持てていますか?
補足、その答えに頷けないならばあなたはその思いに正直になって即命を投げ出せますか?
僕はうなずけもせず
否定もできなかった
中途半端
曖昧な
毎日
自分自身を信じることを自信というならば 自分自身さえ信じられなくなった僕にはどんな言葉が光になってくれるのかな?
まだ僕は闇の中
見つからない
答えに遠い目で死を見てる
何色にも染まらず
混ざらない
漆黒の闇に のみこまれてゆく自分を見ていた
時代は流れ答えに戸惑ってるいるうちに
やがて たどり着いてしまう その時僕の答えは ただ見果てぬ夢と笑われたのです。
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足元に咲いている
希望という花を
知らぬ間に
踏みつぶしていた少年時代
チャンスなど何度でも生きてるかぎり訪れる
そんな安易な考えでずっと生きてきたよ
繰り返す日々の中
かげりゆく街の中
僕は電柱の下
かすかな
灯りに照らされ
たたずんでいたよ
そんな青春時代
何をすべきか迷ってるうちにとうに終わってしまった六年間
僕は一体何を学んだのかな?それは
今まで僕が歩いてきた日々を無駄なんて思いたくないから
そのための自己防衛だ。全力で自分を守る
まだ夢はあきらめちゃいないとか
まだ可能性は死んでないとか
そんな見え見えの嘘で強がってる毎日
言い訳が重なるだけ
涙が流れてくだけ
悲しみが残るだけ
明日が曇るだけ
僕の中でまだ生き続ける少年の心よ
もうおやすみ
疲れただろう?
もういいんだよ?
目の前にそびえ立つ
見えない不安の壁
それをこえていくだけの勇気が僕にあるなら 最初からやってるさ 僕には無理なんだ
世の中の世知辛い
冷たい風にいつも吹かれて 射抜くような凍るような誰かの視線から逃れるように
現実から目をそらした
現実に背中を向けた
その内に何もかも
間に合わなくなっただけだよ べつに不思議なことはないんだ
わかってる
わかってるさ
無駄なことはでも
なにもないさ
あの涙も笑顔も
傷跡も少年の日のささやかな思い出も全て全て何らかの意味はあるだろうから
ずっと大切にしてゆくよ ある瞬間思い出して ほくそ笑めたら それは素晴らしいことだよ
さんざん現実から逃げてきたけど
今さら道を戻る気はないからさ
ばかだっていい
分からず屋だっていい
それもひとつの個性
大切なのはきっと今
僕が今をどれだけ愛せるか それが嘘ならば道を戻ればいい
みんな 追い越せ 追い抜けって中で ひとり出遅れたランナー
そうさ僕だよ
朝の光が今日も眩しい それだけでここにいる。
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改札を出たら もう雨はやんでいた かわりによく晴れた夜空にまるい月が浮かんでいたよ
今日もいやなことばかり上司から押しつけられて
イヤミもさんざん言われたけれどあなたを思えば 大丈夫
家に帰る足取りがだんだん かるくなってく
こんな僕だって誰かを愛したり
誰かに愛されたりしたっていいじゃない?
何もできないくせにわがままな僕だけど あなただってわがままじゃないか
ここはお互い様ってことでお互いにゆるしあってバカみたいにそれでもたのしく暮らしていこう
アイラブユー
この世界で誰よりも愛してる
昼間は満員電車地獄
夜はマイホーム天国
そんな感じでいいんじゃない
愛してる
愛してる
何度も繰り返す。
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逃げ水が夏をつれてくる
暑い陽射しに焼かれたアスファルトは沸点をかるくこえる
ひまわりが揺れて
スイカにかじりついて
あなたの焼けた
黒い顔が
優しく笑う
それが僕の夏
ああ 今も思い出すよ
あなたの笑顔
それはまるであったのかがわからないようなとても 幻に近い思い出 かげろうのような記憶
ゆらゆら 揺れて
ギラギラ 太陽に焼かれて
あなたが笑っていたこの縁側であなたと競ったスイカの種飛ばし
どちらが勝ってどちらが負けたかなんて今になったらわからない
わからない
かすかな思い出がこの胸をくすぐる
幻のような記憶
かげろうのようなあなた
今でも元気かい?
焼けた黒い顔で
笑ってるかい?
もうすぐ夏は来るよ
6月 7月 8月
梅雨が来て 梅雨が開けたら ただ暑くて
ああ それでも笑ってる僕らは元気だ
あの幻の夏にまた会いたくなったよ
風鈴が鳴る
ひまわりが揺れる
五月雨の足音
夏よ 早く来い
遠い昔が幻に思えるほど楽しい夏よ早く来い。
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僕がもしも明日死んだら 一体誰が悲しんでくれるだろうか
事故で死ぬにしても
誰かに命を奪われるにしても 自分で命を絶つにしても きっとあなたの命はあなただけのものじゃないから 誰かしらは悲しんでくれるね
残された人たちの心に悲しみの花だけを残して
あなたは死んでゆくのかい?
涙がたくさん流れた
あなたのお葬式であなたが望んでいた最終回が来ましたよ
僕は歌おう 黒い賛美歌を 手向けに彼岸花を添えて 天国のあなたに届けたい この歌声を
さよなら 愛すべき友達よ
僕は悲しいよ
あなたが望んだ
死は悲しすぎて
鎌鼬のように
あなたの周りにいる人たちを容赦なく傷つけたから
夏の暑い日 あなたのお墓参り あなたが好きだった 花を生けましょう
あなたが生きていた頃は楽しかったのに
どうして あなたは
ここにいないのですか?短絡的な質問だね
道端で野垂れ死んでる 獣は腐臭を放ち
アスファルトにシミを残す あなたが残すのは悲しみだけじゃないか? 日記には悲痛な言葉が赤裸々に綴られていたけど
あなたが迎えた最終回は あなたの死を持って閉幕と相成ります
暑苦しい夏の日に照り返す陽射しに あなたの幻が無理に笑っていた
死んでも ぎこちない笑顔をするんだね
でも今はあなたがいないことがとてもさみしくてたまらないよ
できるなら
捧げたかった
この愛を
この身体を
あなただけに
早すぎる最終回が
僕からヒロインを
奪っていった
物語はされど続く
不似合いな主人公だけを残したまま。