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どるとるの部屋


[5001] 春の指先
詩人:どるとる [投票][編集]


春の指先が 見えるとき 小さな爪ほどの
桜の花びらが 舞いながら 踊る 道を行こう

陽射しの中に見つけた光 差し出す手のひらを すり抜けて 落ちた

閉じた瞼に よみがえる光 それはいつか見た記憶の景色

春の囁きが この耳に届いたら もう冬は終わり

きれいな色の 花がこの瞳を染め上げる

涙が頬に やがて 花びらに 変わり
戯れ画用紙に描いたような 春が ざわめき立つ。

2014/02/16 (Sun)

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