詩人:orangest | [投票][編集] |
とても小さなことが煩わしく思えて
夜に逃げ込んだ日もあった
そんなときには君が差し出したその手を
素直になれず振りほどいた
僕は弱い存在だけど
弱いなりに君に伝えたい
こんな世界に残っているものを
こんな世界に残っているものを
それを愛だと呼べるなら
僕はそれを守っていこう
君が笑ってくれるなら
繰り返される悲劇にさえ鈍感になり
見て見ぬフリも忘れ去って
そんなときには君の涙の意味さえも
分からないまま傷つけてた
始まりの後には終わり
必ず来ることを知ってても
こんな世界に残っているものは
こんな世界に残っているものは
それは愛だと言えるなら
僕はそれを信じていこう
僕も笑っていれるなら
こんな世界に残っているものが
こんな世界に残っているものが
それが愛だと見えるなら
僕はそれを守っていこう
二人笑っていれるなら
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潮風に誘われて
辿りついた駅
弾む足取りに
確かに君を感じてる
街はもう遠く見えて
寄せて返す波
二人身を委ね
今を永遠にと願った
あの日来た砂浜が
いつまでもここにある
言葉を失くした僕に
涙を流した君に
いつか訪れる明日に
僕は生きてる
気持ち変わらない僕は
未来へ進んだ君へ
いつか掴む幸せを
そっと祈ってる
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黄昏の帰り道の途中
山と空は重なり合って
何もかも満たされてるのにね
だけどどこか切なさ知った
睫毛に浮かぶ雫に映る影
嘘じゃないと信じたい
逢えないときが訪れて
君がいたあの日はもう遠い昨日
また逢える日までと誓った指切り
同じ空今も見つめてる
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色を消していく木々たち
赤く染まっていく街並み
泡沫の願いは
言の葉に託しましょう
君が残した最期のぬくもりを
君を思い慕うこの心に感じてた
今夜も優しく輝いた月は
二人の影を照らしている
いつかは咲き誇る花も
移ろい散っていく運命(さだめ)
刹那の故にこそ
美しくあるのだろう
君を失くした涙はいつまでも
忘れることなんて嘘でもできないけれど
二人より添い眺めていた空に
君は笑ってると信じている
君が残した最期のぬくもりを
君を思い慕うこの心に感じてた
あの日も優しく輝いた月は
二人の影を照らしていた
君を失くした涙はいつまでも
忘れることなんて嘘でもできないけれど
二人より添い眺めていた空に
君は笑ってると信じている
君が待っていると信じている
歩いていた景色たちが
過去になるそのとき
思い出は天つ風に変わる
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白い雪が街にも舞い降りてくる
今年もまた季節は廻ったんだ
いつもよりも明るく見えている景色は
ただ気のせいの偶然ではないんだって
僕から一体何を伝えればいい?
こんな想いは嘘じゃないって思った
君の声で幸せになれた気がした
もう君を嫌いになんてなれないよ
僕は君のこと好きでいたくて
一人夢見る
君の涙の理由は知っているよ
だけどそれを笑顔に変えられるのは
僕でもなくて他の誰かでもなくて
たった一人だってこともわかっている
僕には一体何ができるのかな?
赤い糸で結ばれていると感じた
君が最愛の存在だと信じた
もう君を嫌いになんてなれないよ
僕は君のこと好きでもいいの?
誰か教えて
君の何気ない言葉も
その優しささえも
今の僕には苦しいよ
全部忘れられたら
楽になれるはずなのに
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恋人たちが肩を寄せ合い
歩いていくそんな季節に
行くところもないまま
彷徨いながら立ちすくした
この姿はどんなに滑稽ですか
寒さが身に染みるのは
君がいないから
今宵の月の灯りは優しすぎて
そっと目を逸らしました
こんな夜はいつも悲しくて
想いは募っていくばかりで
この胸から溢れていく
それは夢だと思っていれば
目覚めた時に夢だったと
諦められたのに
濡れた頬に気付いたのは
もうとっくに遅すぎた頃でした
心が君を求めて
君の名呼んでる
今宵の月の灯りは眩しすぎて
そっと目を逸らしました
分かりながらもあとどのくらい
同じような罪を犯しては
いつになったら許されます
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いつまで子どものようにいられるの?
僕達は大人になること決まってるの?
背が大きくなると見えなくなっていくこと
わからなくなることが多くなってくばかり
どこまで走っていけば辿りつく?
誰もが答えを教えてくれはしない
あの日追いかけた夢だとか恋愛だとか
今では眩しすぎて目を逸らすしかできない
綺麗事ならべたようなそんな道を
進んでいくのはもう疲れたよ
どうか君は君のままでいて
そして僕は僕のままでいて
怖さに震えるその手を隠さないで
この手も震えてるのを感じて
「大丈夫。なんとかなるから。」
嘘でもいいから笑って
もしも姿かたちを変えても
たとえ幾ら時代が経っても
痛みが消えていくなんてことないけど
寧ろ増えてくかもしれないけど
「大丈夫。なんとかなるから。」
嘘でもいいから信じて
君だけはこの世界の犠牲者にならないで
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誰の前でもいい顔して
もっともらしい言葉並べて
その場しのぎの快楽のための
相応しい仮面重ねて
何を求めているのかって
何を期待されたいのかって
頭ん中は空白だらけの
被害者妄想浸って
いつまでそこで分かったようなフリ
続けていくつもり
人間誰しも心の奥に閉ざされた闇を持っている
それは分け合うことなど不可能
一生それと付き合っていくんだ
いくら拒絶しても無駄だってこと
向き合ってかなきゃ始まんない
何のための明日なのかって
何のための過去だったかって
今更こんな時代だからって
言い訳取り繕って
いつまでそこで全て否定してく
心がけのつもり
人間誰しも自分も人も傷つけず付き合っていける
わけなんかないっていうのは事実
本人だって知らない相手だって
何度だって壁にぶち当たっていく
やりやってかなきゃ伝わんない
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どんなに望んでも変わりなんていない
そうそんな単純な存在じゃないってこと
覚えていて
物は溢れていくばかり
だけど欲望は止まらない
飾り立てて隠したつもり
見え透いた好奇の眼差し
エスカレートする興味という名の暴力
こんな時代に失望してるとかじゃなくって
ただ開き直ってるんだって
どんなに望んでも変わりなんていない
そうそんな単純な存在じゃないってこと
言葉通りの理屈や表情通りの感情だけじゃ
測れないってこと覚えていて
本当に必要なもの
実はそんなに多くない
あとの物なんていつだって
崩して捨ててしまうだろう
エスカレートする優しさという名の暴力
そんな誰かに心配されたいんじゃなくて
ただ開き直ってるんだって
どんなに望んでも変わりなんていない
そうそんな単純な存在じゃないってこと
言葉通りの理屈や表情通りの感情だけじゃ
測れないってこと覚えていて
いつも何かをただ求めてるんじゃなくて
すぐぶつかってきて欲しい
どんなに望んでも変わりなんていない
そうそんな単純な存在じゃないってこと
言葉通りの理屈や表情通りの感情だけじゃ
測れないってこと覚えていて
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出会った頃にはこんな結末が
やってくることなんて
きっと誰にもわからなかったね
あの日々がいつまでも
続いていくものだと思ってた
知るには早すぎたかもしれない
時の流れだったかな
そっと重ね合った手のぬくもり
消えることのない夢
過ぎた季節に一人泣いてた
愛すべき君のために出来たこと...
何気なく交わしてた言葉も
ふとした瞬間見せた仕草も
眼に映るものが全て愛しくて
涙さえも笑顔に変えた僕達は
誰よりもきっと輝いていた
一つ一つ確かめあったもの
現実は残酷だね
最期にはあっけなく崩れていく
「さよなら」さえ言えずに
青い空に君は旅立った
運命だけは味方しなかった...
かけがえのない想い出たちも
共に過ごしてきたこの時間も
僕にとっては大事な宝物
忘れることなんかとても出来ないよ
ここにまだ君がいる気がしてるから
愛すべき君のために出来たこと...
何気なく交わしてた言葉も
ふとした瞬間見せた仕草も
眼に映るものが全て愛しくて
涙さえも笑顔に変えた僕達は
誰よりもきっと輝いていた
かけがえのない想い出たちも
共に過ごしてきたこの時間も
僕にとっては大事な宝物
忘れることなんかとても出来ないよ
この胸の中に君は生きてる