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ひどく傷ついたこの心
優しくさするだけじゃもうだめなんだ
手遅れになる前に
早く 一刻も早く手術しないと
麻酔はいらない
麻酔はいらない
一思いに切り開いてよ
痛みならきっと大丈夫
外から見える傷口よりも
奥深くまで侵された症状が深刻だと
自分でも分かるんだ
誰か 誰かメスを入れてください
失敗でもいい
失敗でもいい
思いきって切り取ってよ
今のままではいられない
ねえ そこの君
できるなら君の手にかかりたい
この傷を君は知っている
麻酔はいらない
麻酔はいらない
一思いに切り開いてよ
君のその手で切り取ってよ
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肩を寄せあって
くだらない話をしてた
さっきは君の降りる駅のホーム
気づいたら僕が降りるいつもの…
ねえ、逆の方向に駅九つ
何しに来たの??
電車賃を渋って
ホームでおしゃべり
ねえ、これで三本目
また見送って
話題もそろそろ尽きてきたかな??
ごめんね。うちに行っても
親がうるさいんだ…
クールなふりして
見送る駅のホーム
バイバイ、ってね。
君が想い出になって
もう心の底から"元カノ"…
ねえ、元気にしてますか??
素敵な人と出会ってますか??
今はもう君といても
この心は動かないけど
想い出はいつもきれいで
君を泣かしたことだけ
ちょっとだけ後悔してる
もう心の底から"元カノ"…
ほんと遠くに来たよ
冷たい風が想い出を運んだ
いつもどおりの駅のホーム
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いつも自分のどこかにあるのは
認めてもらいたいということで
"誰か"にじゃなく、でも誰に
認めてもらいたいのか判らない
周りの人たちはだいたい優しくて
何か不自由があるわけでもない
でも何かが足りていない、って
思ってしまう
いつも"もう少し"多く求めてしまう
だから大事なはずの人を苦しめて
自分も苦しくなって、疲れて…
きっと、僕が求めていることは
雲を掴むような形のあり得ないもので
どんなにさがしても見つからない
そんな気がする
自分が解らないのに
他人の事なんて解らないと思う
自分を解ってもらおうなんて無理だ
いや、そうじゃなくて
黙って抱き締めてほしいだけ
まだ小さい頃にされたみたいに
あれから何も変わってない自分は
きっと寂しさに似ている
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君と語り明かした
海が見える公園のベンチ
一人ぼっちで座って
ラヴソングを聴いている
もう間近な別れを歌った
切ない曲が頭一杯に…
こだましている
でも僕の両眼は涙を流さない
君がいないベンチが悲しい
でも泣けない
もう泣けない
今でも大好きな君
これからも
大好きな君
サヨナラを言ったのは君
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時々 目の前の世界が
カメラを引いたみたいに
少し遠くなって見える
自分が参加しているはずの出来事が
テレビの中のことみたいに見える
そんな時 自分の帰る場所がない
ふわふわしてる自分の意識だけ
ああ アイツを抱きしめていたって
所詮虚しい時間が過ぎていくんだ
もしオレがオレでいられるなら
愛なんかいらない
帰る場所が欲しい
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この身体も心も
君を待っている
いつまでだって
僕の全てで待っているよ
空気の振動が音なら
止まった時間の中では
どんな歌も歌えない
君の何気ないしぐさが
輝いて見えたあの瞬間のまま
僕は君を待っているよ
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まっすぐに君の眼を見て話したら
欲しいものはそんなに多くない
大事なことはいくつもありはしない
やっぱりそう思うんだ
姿も見えないほど遠くに行ってみたけど
なんにも変わりはしなかった
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意味もなく早起きした
朝焼けの空になぜか
切なく哀しくなる
ああ そうか…って思う
心の底から願っても届かない
そんなことがこの世にはあるって
あの人はまるで雲とか虹みたいに
手を伸ばすと逃げていく
今度 君に会えたら ただこう言おう
「会えて良かった!すごくうれしいよ」
そして君はまた 意味もなく微笑むのさ
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眼を閉じると
蝉のわめき声に混じって
まだ君の声が残っている
ああ!!本当にキレイな響きだ!!
なんとなく君の名前を呟いて思う
なんていい響きなんだろう!!
この世界にこんなにステキな人がいる
ああ!!生きてるって素晴らしい!!