詩人:カィ | [投票][編集] |
こんなに好きになって
こんなに苦しいなら
こんな恋いっそやめてしまえればいいのに
近づけば近づく程遠く
あなたの肩ごしに見てたあたしの夢は
砂になって消えた
こんなに愛しくて
こんなに切ないなら
こんな恋いっそやめてしまおう
離れれば離れる程近く
あなたの背中ごしに見てた明日は
モンスターみたいな今日に変わる
どうか一人にしないで
あの子が泣いてた
素直でいい子だね
あたしが笑うの
ずっと側にいて…?
あの子が微笑む
天使みたいね
あたしは悪魔で
砂になった夢を拾い集めて
モンスターにだって立ち向かう
“泣いたりしないから
そう言ってあたしは
肩ごしに涙
“一人で平気だよ
そう言ってあたしは
振り向かない
呟いて
背中合わせで恋をした
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電話越しに、抱きしめられてる感覚になる
あなたの声
喋り方
タイミング
電話切った後に残るのが
寂しい
じゃなくて
暖かい
煙草の匂いも
感じそうで怖い
あたしは
飛びたかった
あなたの所へ
翼をなくした天使は
何処へ行くんだろう
あたしは
唇噛み締めて
睨み付けた
あなたのいる所を
あの人と
あの子を
あなたは
これから
全力で守るの
その人達を憎しみに近い眼差しで見たくない
そうだね
知らなくていいこといっぱいあった
あなたは、一生教えてくれないんだろう
あたしも、知らなくていいや
それが優しさと言うなら
きっと
あなたのこと嫌いにはなれそうもないし
次会う約束はするけど
日にちも
時間も
何も決めない
だだ
行きつけの飲み屋と
絶対行こうねの言葉だけ。
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あなたが
大丈夫って言ったら
大丈夫って思えた
頑張れって言うから
頑張れた
おやすみって言ったら
一日が終わって
おはようって言うから
一日が始まった
あなたが
幸せそうに笑うから
あたし
幸せだった
あなたの言葉は
魔法の言葉
頑張らなくていいって言うから
あたし
あたしでいられた
楽勝ッて
笑えた
きっとこんなのが
“幸せ”なんだって
あなた気付かせてくれた
ありがとう。あなたに言うよ
あたしの言葉にも
魔法をかけて
あなたに幸せ届きますようにと
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彼女は
いつも音楽を聞いていた
寂しいを言わない彼女は
ハッピーな唄を唄う
あの映画みたいな空を見るまで帰らないと
どこまでもドライブしたり
よつ葉のクローバーを探して
走り回ったりした
シャンプーで髪の毛を立てるのが好きで
リンスしながら1時間は喋る
Mailは面倒臭がるのに
電話は恥ずかしがって出ない
髪を自分で乾かすのが嫌いで
乾かしてもらうのが好きみたいだ
カラオケに行くと最初は、元気ないのに
帰り際に、あれ唄ってない!
と言って帰ろうとしない
帰りの道で
好きな唄を一緒に唄うとご機嫌になる
次の約束をすると
愛しそうに見つめて
『うん』
だけ言う
日にちも時間も場所も
何も決めないけど
約束することに意味があるんだと
僕は知ってる
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彼女が少し人と違うと感じたのは
珈琲に砂糖を3つ入れて苦いって言った時だ
二人の時はよく喋るのに三人以上で、大人しくなる
僕はよく笑う子だと思うのに、友人に聞くとそうでもないみたいだ
夜中に変な夢を見たと電話があったり
仕事中に今すぐ逢いたいとMailしてみたり
本気で、今は無理だと返すと『あたしも無理』、と言って笑っていた
彼女はいつも音楽を聴いていた
iPodを忘れるとあの歌のあの歌詞が思い出せないと、いつも頭を抱えていた
星がキレイと涙を流したり
朝日に染まる空がステキだと僕を起こしたりした
彼女は何故かいつも肩が痛いと言っていた
ベランダから、見える景色が変わってしまったと悲しんだり
洗濯機の音が好きだと言った
僕は
彼女のいる空気が好きだった
今すぐ逢いたい
例の病的なMailに僕は
『オレも』
とだけ返した
彼女は、会える会えないを聞いてるのではないと知っていたから
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下手なラブソングより
真実の愛を
残酷な真実より
適当な嘘を
中途半端な優しさは、結局傷つけるだけ。
抱きしめる勇気がないなら、突き放す。
突き放す勇気がないなら、抱きしめる。
結局あなたは、勇気がなかっただけ
残酷な言葉に聞こえてもしょうがないね
ナニモシラナイクセニ
エラソウナコトイッテゴメン
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『あなたの幸せを願ったら
神様が、隣にいちゃだめだ』
っと言ったの
泣きたいくらい切なくて
離れたくなかったけど
あなたの幸せ願ったら
あたしの居場所ここじゃなかった
手を繋いで歩いた
あの夜は二人だけの秘密
目を見つめて
KISSをして
名前を叫んだ
好きだった!
好きだったんだょ?
星の数ほどドキドキして
朝の光がこの胸貫いたとしても
あなたの幸せ願ったら
出てきた言葉は
“さようなら”
心の中で叫んだ、ダイスキだょ!!
過去形にして、そっとしまった
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この気持ちを素直に言葉にするのは
難しい。
だって、どんな小説にも詩にも
こんな気持ちは書いてなかった
三日月が眩しくて
目を閉じた
嘘だと思うなら、
隣に来て
見上げてみてよ?
本当なんだから
いろいろ吐き出して
すっきりしたけど
そんな言葉を探してるんじゃない
書いては消して
消しては書いて
オリジナルと理想はちょっとピンぼけ
よく晴れた夜空に
満月が霞む
嘘だと思うなら、
隣に来て
覗いて見てよ?
本当なんだから
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壊れたメトロノーム
愛しそううに見つめた
誰を思ったのか
あてもなくて
適当な言葉で傷つけてゴメン
心臓が変な音できしむ
これ以上好きにならなきゃ傷つかずにすむ
友達のところを丸で囲む
目が写し出す残像は夏のせい
Mailでいちいちドキドキしないのは、歳のせい
冷房が苦手な僕と
暑いのが苦手なあなたは
一緒にいれなくても
“ショウガナイ”
壊れたメトロノーム
あなたの好きな早さでしか刻めない
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言い訳ばっかの人生じゃこの先きっとつまらないから
耳の痛くなるよな励ましも
素直に受け止める
パワーに変換
そんな顔すんなら、最初から勇気出せよ
後悔しっぱなしじゃ格好つかねえょ
詩人はたいてー嘘つきでナルシスト
現実は目をつぶりたいから
それに嘘を混ぜ混んで
格好良く仕上げる
俺に足りないもの
あなたが持ってると思ってた
適当に努力して
気が付けばいつも星空
ぐだぐだ話しして
気が付けばいつも朝焼け
でも、もう
言い訳ばっかの人生は終わり!
俺に足りないもの
自分の力で手に入れる