詩人:奏 | [投票][編集] |
一人の人間不信者が
人間を信じようとした
しかし人間不信者は
大好きな人に嘘をつかれた
心の狭い人間不信者は
全てが分からなくなった
だから人間不信者は
また人間が恐くなった
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たくさん雨が降っていた
たくさんモノを押し流した
ずっと家の中にこもって
窓から雨を見つめてた
3日目の朝外に出た
夜中までの雨は姿を消し
太陽が大地を照らしていた
大きな水溜まりが光って
青空を映していた
家の中じゃ見れない光景
触れることの出来ない美しさ
「たまには外に出てごらん」
大きな水溜まりは僕に
そう言っていた気がした
たくさん嫌なことがあって
たくさん心を傷つけた
ずっと自分の中にこもって
どこか遠くを見つめてた
何日経ってもこもってた
太陽が大地を照らしてて
大きな水溜まりが光ってる
その景色は遠かった
自分だけじゃ知れない光景
触れなきゃ分からない美しさ
「たまには外に出てごらん」
大きな水溜まりは言った
始めの一歩が怖かった
諦めるのも怖かった
自分を守る殻を破った
傷ついた心はそのままだった
それでも僕は触れてみた
大きな水溜まりが光って
青空を映していた
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僕の命はちっぽけで
特別な事なんて何も無いけど
もしも君が僕を呼ぶなら
全速力で駆け付けるよ
だからほら
一人でなんでも抱えこんで
もう駄目だって嘆かないで
生きる理由が無いなんて
寂しいこと言わないでよ
君が生きる理由は
そこにあるんじゃないんだよ
自分が求めるものは
誰だって簡単には見付からないんだよ
だから君も諦めないで
見えない未来に怯えないで
たった一人が怖いのなら
たった一言僕を読んで
僕の命はちっぽけで
特別な事なんて何も無いけど
もしも君が僕を呼ぶなら
全速力で駆け付けるよ
僕の命はちっぽけだけど
特別な事なんて何も無いけど
もしも道に迷ったなら
君を照らす光になるよ
君の望む未来を
一緒に探す光になるよ
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お腹いっぱい食べたい人が居れば
食事さえも食べたくない人が居て
愛が欲しい人が居れば
愛が要らない人が居て
生きたい人が居れば
死にたい人も居る
何故人間の欲望は
限りなく湧いてくるんだろう
みんながみんな
一つのことで幸せになれれば
何も言うことは無いのに
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我が家での母の愛は
ご飯を炊いてくれるのと
朝起こしてくれること
この二つが中心なのです
ご飯さえ炊けば
僕が適当に食べるから
ご飯だけ炊いてくれます
朝弱い僕が遅刻しないように
僕をしっかり起こしてくれます
たった二つの愛は
他の家に比べれば
ちっぽけなものだと思います
でも僕のために働く母に
無茶なお願いなど出来ません
高校でいきなり剣道部に入って
色々お金がかかったけど
母は文句も言わずに
全て払ってくれました
だから仕事をしなきゃならない
だから二つのことしか出来ない
昔から少ない母の愛は
僕の中じゃ小さいけど
しっかり伝わってます
ありがとうお母さん
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やれるモンなら幾らでもやりたいんだよ!!!
俺の心臓えぐりだして
俺の血液全部抜いて
それでアンタが生き返るなら
幾らでもやりたいんだよ!!!
あったこともない他人
それがどうした
アンタは俺を変えたんだ
良い意味でも悪い意味でも
俺に沢山教えてくれたんだ
人のことであんなに泣くのは
アンタが初めてだったんだ
リア友のことだって泣くことは無かったのに
あったこともないアンタのために
何回も何回も泣いて
挙げ句の果てに思いだし泣きさえするんだ
アンタが生き返って
散々泣いた奴らを幸せにしてくれンなら
俺は何回だって死んでやるよ!
アンタが生き返って
誕生日を迎えてくれて
病気が治って
幸せに暮らしてくれンなら
俺は悪魔にだって
魂を売ってやるさ!!!!
でも いくら覚悟があっても
アンタは生き返っちゃくれないんだ
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世の中は不条理だ
必要とされる人間が死に
俺みたいなカスが生かされる
生きる意味はある
そう分かっている
だが
必要とされる人間たちに比べると
生きる意味は無いに等しいのだ
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届くかなぁ俺の言葉
笑ってくれるかなぁ貴方は
誕生日なんてそうそう覚えられない鳥頭だけど
携帯のメモリーがちゃんと保存してくれている
貴方と出会える確率が出来た日
笑うのは無理だったけど
1日我慢した方でしたよ?
俺が20歳になったら
酒飲んで祝いましょう!
肉体が歳を取らなくなっても
貴方の誕生日は
毎年来るんです
だから俺は
毎年忘れません
貴方は俺の中で
堂々と居座ってます
次の誕生日は一年後
それまでに貴方がやらかした日々がやってきます
一年前を思いだして
俺はまた笑います
貴方が馬鹿やったのも
俺の鳥頭で覚えてます
だから いつか
飲みにいきましょう
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一人で居ると
不安になるの
昼は笑い声が怖くて
夜は暗い闇が恐い
何もしていない
何をすればいいのか分からない
満たされたい
満たされ方が分からない
自分を知りたい
自分が分からない
人の温もりを欲し
人を信じれない
声にならない言葉
言葉にならない感情
なにもかもが
身体中を駆け巡り
少しずつ
精神を引きずり込む
助かる術は分からない
だから ただ
怯えているだけ