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いろんな人を見ているけど
人はなんかわからない…
お互いを殺しあったり
愛というもので縛ってみたり
自分勝手に人を死なせてみたり
何なのかわからない生き物だよね
人には“心”というがあるというけど
動物たちと一緒で
ただ本能だけで生きているだけではないのかな?
最近 僕はそんな風におもうんだ…
だって 人の勝手な言い分で
沢山の人が死んでいっているから
人って結局なんなのかな?
わからないけど
なんだかとても悲しい話−
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『大人になんかなりたくないよ』
僕はなにもかもが醜い今の世が―
人の心が汚くなってるこの社会が―
“大っ嫌い”
汚く汚れた社会を作ってる大人達が腹ただしいよ
どうして今の大人達の社会は夢も希望もない世界なの…?
大人達も昔は子供だったのに
見てきた夢や抱いていた希望を忘れてる
どうして大人達はこんな社会で平気なの?
僕らはこんな夢も希望も潰されてしまう社会に耐えきれないのに―
僕はまだ子供のままでいたいんだ
子供の間は沢山の夢を見ることができるから
いろんな希望がもてるから
許されるかぎり子供のままでいさせてね
僕らも嫌でも大人になるときがやってくる
その時まででも
沢山の夢を見たいから
数々の希望を抱きたいから
僕は夢をあきらめて希望を失う大人になりたくないんだよ
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人は汚くて
醜くて
愚かで…
『嫌い』
子を殺して平気な顔
嘘で塗り固めて自分を守って…
“何故 平気なの…?”
ときいたって どうせ
『わからない』
この世を占領する馬鹿みたいな人間達―
まともな人間もいるというのだが
会ったことなどない―
どんなことが起きたって知らないよ
罪だらけの者には罰が必ずくるし
汚いコトばかりしてると大事なものなくなるよ
地上は天の使いが見ているのだから
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『死んでしまえたらどんなにいいのだろうか…』
ワタシは何の意味のない操り人形
見えない糸の捨てられるこの空間では…
叫んだとしても声すらも
糸に絡まれ消えていく…
ワタシはあいつらに使い物にならない身体にされて捨てられた
約束を破った報いとして
身体を見るも無残に壊された
なのに…
“死ぬことが出来ない―”
あいつらは仲間の誰かが逃げようとしたときはワタシと同じように壊してく
しかも 必ず完全に壊さない
『一人だけ自由になることなど許さない』
と言って壊してく
ワタシは何も出来ないまま
“生きる”という地獄を味合わせるために
ワタシをここに捨てた
助けを待ったとしても誰もこない…
人形達は見えない糸で繋がれているから
ワタシと同じようになりたくないから助けることをしない
ワタシはこのまま朽ちていく
最後の最後まで生きたままでこの身体と共に朽ちていく‥
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『何故 此処に来てしまったの?』
此処は来てはいけない処―
人形達(ワタシタチ)は惑わすよ
此処は寂しい場所だから…此処は牢獄だから…
仲間となる者を引きずり込むためなら
何だって―
私には
仲間になることを止めてあげることすら出来ない…
人形達(ワタシタチ)は見えない糸で繋がれているから
自由に動けるなら動きたいよ…
許されるなら此処から出ていきたいよ
だけど私達は楽になるため人形へとなったから
自由なんかなくて…
見えない糸に繋がれている
此処には絶対に来てはいけない…
人間としていきるほうが辛くないよ
『あぁ… また新たな子が此処に来てしまったんだね…』
何もいえない私でごめん…
こうやって―人形と悲しみが増えていく‥
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心を閉ざしてしまった私には
誰かを信じることなど
もぅ 出来ない
私の辛さも寂しさも
結局は誰もわかってくれやしなかったから…
必死に助けを求めたって無駄だったから
こんな私でも理解してくれる理解者を探していたけど
理解者など
もぅ いらない…
だから
『もぅ立ち入らないで…』
もぅ 私にどんなことをしても無駄だから
私に関わるとあなたが傷つくだけだから
私のことはほっといて―
私は一人で生きれるのだから
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平凡な毎日に飽きたモノ
皆と生活のできなくなってしまったモノ
社会から逃げ出してきたモノ
そんな人たちが辿り着く不思議な館
そこは『人形館』
昼間は
夢を与える人形劇場で―
夜は
生きた人形達の唯一の居場所
夜しか動けない生きた人形達
昔は人間だったモノ―
社会から外れてしまったもの達が
楽しく遊んでいられるこの場所を選んでしまったから
彼らは人形となった
彼らは新たなる仲間を求めて彷徨っている
新しい“人間”―
いや 人形へとなるモノを探してる
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彼は
二人にとって大切な約束の日に彼女の前から消えていった―
彼女は彼をずっと待っている
やさしい彼があの約束の場所にくるのを−
『どうしてあの人は来てくれないの…? 絶対来るといったのに―』
ある日 彼女は静かにつぶやいた
ここは彼女と彼が見つけた秘密の約束の場所
彼女は今でも彼が来るのを待っている
でも…
彼女はあの日に死んでいた
心浮かれた彼女の魂
それは約束のこの場所にずっと縛られたままだった
もぅ 彼らは互いを見ることができない
だから 彼女は
彼があの日に渡すはずだった小さなダイヤの指輪を
泣きながら埋めていったことを
そして 彼には
彼女がここで泪を流しながらまっていることを
“知らない―”
悲しい別れをしてしまった二人
この二人がまた出会え
今度こそ我の根元に埋めた指輪を渡し合えることを
“我は祈る…”
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「あなたの“大切なモノ”は何ですか?」
そんなことを聞かれたよ
“大切なモノ”って一言でいうのは簡単なことだけど
それは‥説明することは難しい
私の“大切なモノ ”
それは『友達』―
いつも支えてくれる人
優しく慰めてくれる人
本当の私を理解してくれる人
この世に何人かしかいない大事な大事な人だから
私の大事な“友人”を
大切なあの人達を
“私はあの人たちを傷つけるモノは絶対に許さない”
大切な人と出会ってから
心の奥で誓った
誰にも言わない私の誓い―
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“神”と祭り上げられる我が種族
我は“神”か―
“鬼”なのか―?
ヒトは我をどちらかに決めたがる
我ですら我がナニ者かも
わからぬというのに
永い年月が我を“ナニ”にしたのか―?
我にも… 誰にも…
“ワカラヌ…”
我が仲間は次々と死んでいったのに
何故、我だけが生きている…?
“我はナニ者なのか?”
我がナニ者なのかの答えをくれる者を探しつつ…
我は行き続けるしかない
誰か我の探している答えをくれる者を
この永遠の年月のなかで出会う日を我は待ち望んでいる